めいすいの写真日記

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ルービンシュタイン ショパン「夜想曲全集」・・・ Chopin The Nocturnes

2016-12-27 | クラシック音楽

                         最近発売になった新しいCD

 アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1985 , ポーランド出身 )のこの曲集は、私が就職してからの20代の前半、クラシックの多くのLPレコードを買い、ステレオで聴くようになってから、折に触れ、何度も、何度も聴きました。聴いていてとても優雅な気持ちになり、至福の時間を過ごすことが出来る、優れたLPレコードだったからです。
 ショパンがパリのサロンで活躍していた頃、そしてショパン存命中も、このノクターンがショバンノ曲の中で一番人気があったようです。
 
 先日来、大手通販から、この12月に、このCDが発売されると何回もメールがありました。ジャケットのデザインも以前のLPと同じ、しかも「ブルースペックCD2・・・CD発売から30年、最大の技術革新による高品質CD・・・24bit/192KHz Remastering 」ということなので、購入することにしました。確かに音質は格段にクリアーになっています。昔の至福の時間が蘇った気がしました。そしてルービンシュタインの演奏はショパンのピアノ演奏の”世界遺産”と言われることもあるのが、よく理解できました。

                          若い頃、繰り返し聞いたLPレコード
  
 先日、「題名のない音楽会」で 仲道郁代と五嶋龍が対話している中で、ルービンシュタインの弾くショパンの演奏が話題になり、仲道郁代は「夜寝る前にルービンシュタインのバラードを何度も何度も聞ききました。」と話したら、五嶋龍が「部屋を暗くして、私はルービンシュタインのノクターンをよく聴きました」と話していました。有名音楽家もわたしと同じような聴き方をしているのだと納得できた感じがしました。

【 追記 】
 ところで、この曲集の中には、残念なことに「第20番嬰ハ短調遺作 」が入っていません。作品番号のない曲を録音しなかったようです。また、録音された当時はあまり評価されていなかったのかも知れません。ショバンのノクターンは全21曲で、カップリングされているのは19曲。
 しかし映画「戦場のピアニスト」(2002年公開)で、この曲がオープニングに使用されてから異常ともいえる人気となりました。
 私は「戦場のピアニスト」が公開された時、暗そうな映画だからと見ませんでした。しかし、1.2年経った頃だったと思いますが、すべてのクラシック音楽のリクエストのベストテンとかいう番組で「ノクターン第20番嬰ハ短調遺作 」がなんと1位になりました。
 このリクエスト番組で流れる曲は、すべて知っている曲ばかりなのに、なんと慣れ親しんでいたはずショパンンのノクターンに聴いたこともない曲があり、しかもリクエスト第1位ということは大きな衝撃でした。
 すぐにレンタルビデオ店に駆け込み、映画「戦場のピアニスト」を借りてきて見ました。
幸せな日々を送っていたユダヤ人ピアニストが第2次世界大戦でナチスの迫害を受けて、つらい日々を送るという内容ですが、映画でいくつか流れるピアノ曲が妙に新鮮でした。
 さらに、サントラ盤のCDも買いました。この曲の哀感漂う美しい旋律は、この映画を見事に引き立てています。
 ノクターンといえば、有名なのは昔から「第2番変ホ長調」でしたが、現在人気は「第20番嬰ハ短調遺作 」の方かも知れません。代表的な演奏はアシュケナージということになるでしょう。



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