指導者の練習日記

瑞穂シニアのスタッフが練習を通じて感じた事をなどを練習毎に更新

軟式と硬式

2018年02月06日 17時14分00秒 | 日記

2月となり体験に来る小学生も増えてきて、中には2回目、3回目の参加となる選手もいてありがたく感じております。

よく中学生となって野球をやるのに硬式と軟式、どちらが良いかと聞かれます。
これは私的な考えですが、どちらでも良いと思います。
よく『硬式を投げると肩、肘を壊す』という方がいますが、アメリカや中南米ではみんな小さい頃から硬式ボールを投げています。
日本でもリトルリーグやボーイズリーグの選手は硬式を投げていますが肩、肘を全員壊している訳ではありません。
問題はボールの重さではなく、やはり投げ方だと思います。
肩や肘に負担のかかる投げ方をすれば軟式でも壊れる。それが硬式だと重たいので負荷は大きい。
同じく投げ過ぎれば負担となり壊れやすい。それが硬式だとより負担となる。
今は投手のイニング制限ができて、酷な登板をさせないようになっており、無茶な投げ込みをさせるチームもなくなってきているのは本当に良いことだと思います。
野球の基本はキャッチボールであると思います。
個人的にはきちんとしたキャッチボールを教えているチームに魅力を感じます。

逆に軟式だとバウンドが硬式に比べて弾むので内野手には早く硬式に慣らした方が良いと思うかと思いますが、高校1年生の夏から活躍するなら影響は少しあるかもしれませんが、硬式のバウンドには軟式上がりの中学生もすぐに慣れます。
バットも700g代の軟式に比べると800g代の中学硬式用のバットは少しだけ重たいですが、これも高校に入ると900gのバットに持ち替えるのは同じ。
ただ軟式の場合はビヨンド系の芯を外しても飛ぶバットがあるのは硬式と差があるようです。
少年野球でもこのバットを使う選手が多いのでバットの芯に当てる能力は低下していると感じます。


結局、チーム選びはボールの違いではなく、自分の理想に近い環境(指導者、指導方針、グランド、練習日、進路など)のチームを選んだ方が間違いがないと私は思います。


瑞穂シニアでは中学生の3年間は高校、大学、社会人、プロと繋がる架け橋、土台作りだと位置付けおります。
スポーツ、武道などではよく心技体という言葉を重んじて使います。
その心技体に良いものを提供できれば、意欲に満ちた全ての選手がその選手なりに伸びると信じております。
例えるなら野菜として
野菜の成長に必要な代表的な3つは太陽、水、栄養(土、肥料)
どれが欠けても大きく成長しませんし、その3つの要素が良ければ野菜は大きくなる。

その3つを瑞穂シニア的に簡単に説明させていただくと…

心、中学生として、野球選手として当たり前の行動(挨拶、グランド整備、準備・片付け、学校生活など)を大切に指導しております。野球選手の前に中学生ですので、一流の中学生に成長してほしいと思っています。

また、メンタルトレーニングや脳科学、心理学も指導の中に導入しております。

技術、基礎基本を身につける為に大学や高校の技術練習も取り入れ、プロ野球選手による指導も導入し、ベストパフォーマンスを引き出す身体の使い方、最先端の技術・戦術を指導者も学び、選手と共有しております。

体、アスレチックトレーナーによるトレーニング指導、身体の使い方の指導を月1回のペースで行なっており、年2回の測定で成長を数字で見える形にしております。理にかなったトレーニングなので筋力が上がるだけでなく、怪我の減少に繋がっています。


これからも野球少年やその父母に選ばれるチームを目指していきます!

コメント
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