井の頭線の車両置き換えのために登場した車両である。
昭和39年~平成3年にかけて5両編成×29本=145両が製造された。
車体はオールステンレス製のものを京王で初めて採用した。
正面デザインそのものは、当時の京王電鉄の在来車と同じ2枚窓の湘南フェイスで
あったが、正面窓周りに着色したFRP製のカバーを設置し、7色の顔を持つ車両と
なった。
色は順番に・・・
ブルーグリーン、アイボリー、サーモンピンク、ライトグリーン、
ラベンダー、ベージュ、スカイブルー
・・・で、以降はこれの繰り返しになる。
このため、「ステンプラカー」と呼ばれることもある。
編成は吉祥寺から順にクハ3700形+デハ3000形+デハ3050形+デハ3100形+
クハ3750形である。
当初、デハ3100形を除いた4両編成であったが、第16編成から5両編成で
製造され、それ以前の編成もデハ3100形を挟んで5連化された。
後述するが、第1・2編成は車体の幅が狭く、デハ3100形とは車体の形状が
異なっていたため、異彩を放っていた。
ドアは最初の2編成が在来車の形態を引き継いだ片開き3ドアであったが、
以降は両開き3ドアとなり、車体の幅も広くなり、裾絞りのある車体になった。
車内はロングシートである。
当初、冷房は付いておらず、昭和44年に製造された第14編成から冷房を搭載し、
それ以前の車両も全車冷房化された。
冷房装置については、製造時期や改造などによって形態が異なっている。
行き先表示は正面と側面(初期車にはない)にあり、正面のものは独自の
縦書き式である。
種別表示は、円盤に「急」とかかれた札を掲示していたが、後に字幕を更新した際に
正面の行き先表示に併記されるようになった。
主制御装置は最初の9本が抵抗制御、以降は界磁チョッパ制御である。
第10~15編成については製造時が抵抗制御で後に界磁チョッパに改造されている。
ブレーキは第9編成までが発電制動併用、以降が回生ブレーキ併用の
電磁直通ブレーキである。
運転台はマスコンとブレーキの分かれた2ハンドルで京王で現役の電車としては
唯一の存在となっている。
1000系の登場を控えた平成7年より、第16編成以降を対象に大掛かりな車体更新改造が
行われた。
主な内容は前面窓のパノラミックウィンドウ化、プラカバーの普通鋼鉄化(カラーは
そのまま継承)、内装の全面張り替え、座席のバケット化などである。
第13編成~15編成については、座席と内装のみの張り替え、11・12編成は座席だけの
張り替えを行っている。
それ以前の編成は1000系の増備に合わせて廃車されている。
その後、平成16年に簡易更新車の第11~15編成が廃車になり、平成20年からは
更新車についても廃車が開始された。
これは平成22年までに列車保安装置の交換を行うためと、同年までに井の頭線の
全車両をVVVFインバータ制御のものに統一するためである。
なお、廃車となった車両の凡そ半数は解体を免れ、地方の私鉄に譲渡されている。
譲渡先は北陸鉄道、上毛電気鉄道、岳南鉄道、松本電気鉄道である。
また、解体発生品の一部が高松琴平電鉄に譲渡されている。
今後、廃車となる分については、伊予鉄道に譲渡される予定である。
カラーバリエーション。タイトル写真を含んで、全7色。
本形式にとって春の桜を見られるのは来年が最後、梅雨時のアジサイは
今年最後と思われる。
1000系と並ぶ外観に昔日の面影を残す簡易更新車。
最初に登場したグループは裾絞りの無い車体に片引き戸だった。
写真は北陸鉄道譲渡後の姿。
廃車になり、永福町から旅立つ車両。恐らく、京王重機に搬送されるものと思われる。
井の頭線の電車は、新車もここから搬入される。
なお、永福町駅に隣接している京王バスの車庫は富士見が丘検車場完成まで
井の頭線の車庫であった。
昭和39年~平成3年にかけて5両編成×29本=145両が製造された。
車体はオールステンレス製のものを京王で初めて採用した。
正面デザインそのものは、当時の京王電鉄の在来車と同じ2枚窓の湘南フェイスで
あったが、正面窓周りに着色したFRP製のカバーを設置し、7色の顔を持つ車両と
なった。
色は順番に・・・
ブルーグリーン、アイボリー、サーモンピンク、ライトグリーン、
ラベンダー、ベージュ、スカイブルー
・・・で、以降はこれの繰り返しになる。
このため、「ステンプラカー」と呼ばれることもある。
編成は吉祥寺から順にクハ3700形+デハ3000形+デハ3050形+デハ3100形+
クハ3750形である。
当初、デハ3100形を除いた4両編成であったが、第16編成から5両編成で
製造され、それ以前の編成もデハ3100形を挟んで5連化された。
後述するが、第1・2編成は車体の幅が狭く、デハ3100形とは車体の形状が
異なっていたため、異彩を放っていた。
ドアは最初の2編成が在来車の形態を引き継いだ片開き3ドアであったが、
以降は両開き3ドアとなり、車体の幅も広くなり、裾絞りのある車体になった。
車内はロングシートである。
当初、冷房は付いておらず、昭和44年に製造された第14編成から冷房を搭載し、
それ以前の車両も全車冷房化された。
冷房装置については、製造時期や改造などによって形態が異なっている。
行き先表示は正面と側面(初期車にはない)にあり、正面のものは独自の
縦書き式である。
種別表示は、円盤に「急」とかかれた札を掲示していたが、後に字幕を更新した際に
正面の行き先表示に併記されるようになった。
主制御装置は最初の9本が抵抗制御、以降は界磁チョッパ制御である。
第10~15編成については製造時が抵抗制御で後に界磁チョッパに改造されている。
ブレーキは第9編成までが発電制動併用、以降が回生ブレーキ併用の
電磁直通ブレーキである。
運転台はマスコンとブレーキの分かれた2ハンドルで京王で現役の電車としては
唯一の存在となっている。
1000系の登場を控えた平成7年より、第16編成以降を対象に大掛かりな車体更新改造が
行われた。
主な内容は前面窓のパノラミックウィンドウ化、プラカバーの普通鋼鉄化(カラーは
そのまま継承)、内装の全面張り替え、座席のバケット化などである。
第13編成~15編成については、座席と内装のみの張り替え、11・12編成は座席だけの
張り替えを行っている。
それ以前の編成は1000系の増備に合わせて廃車されている。
その後、平成16年に簡易更新車の第11~15編成が廃車になり、平成20年からは
更新車についても廃車が開始された。
これは平成22年までに列車保安装置の交換を行うためと、同年までに井の頭線の
全車両をVVVFインバータ制御のものに統一するためである。
なお、廃車となった車両の凡そ半数は解体を免れ、地方の私鉄に譲渡されている。
譲渡先は北陸鉄道、上毛電気鉄道、岳南鉄道、松本電気鉄道である。
また、解体発生品の一部が高松琴平電鉄に譲渡されている。
今後、廃車となる分については、伊予鉄道に譲渡される予定である。
カラーバリエーション。タイトル写真を含んで、全7色。
本形式にとって春の桜を見られるのは来年が最後、梅雨時のアジサイは
今年最後と思われる。
1000系と並ぶ外観に昔日の面影を残す簡易更新車。
最初に登場したグループは裾絞りの無い車体に片引き戸だった。
写真は北陸鉄道譲渡後の姿。
廃車になり、永福町から旅立つ車両。恐らく、京王重機に搬送されるものと思われる。
井の頭線の電車は、新車もここから搬入される。
なお、永福町駅に隣接している京王バスの車庫は富士見が丘検車場完成まで
井の頭線の車庫であった。