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犬のしっぽを撫でながら/小川洋子 [Book]

2006-08-10 | (review:all)
 小川洋子犬のしっぽを撫でながら
 
犬のしっぽを撫でながら

集英社

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 作家:小川洋子さんのエッセイ集です。
 いろんな媒体に掲載されたものを拾い集めて
 1冊の形にまとめたものですが、
 大まかに5つの章に振り分けられています。

 <数の不思議に魅せられて>の章では、
 『博士の愛した数式』 と、それに関連して
 「数学」の神秘の数々が語られます。
 数学家:藤原正彦さんとの対談集 『世にも美しい数学入門
 を読んだときにも感じた感動を、
 あらためて小川さんのあたたかい視点から
 振り返ることができました。

 <「書く」ということ>の章では、
 小川さんがいかに真摯に物書きに取り組んでいるかに
 あらためて感じ入ります。
 小川さんの小説を翻訳出版しているフランスの出版社を
 訪ねたエピソードでは、双方のあたたかい気持ちが
 伝わってきて、ジーンとなりました。

 <アンネ・フランクへの旅>の章では、
 先日レビュー記事にも書いた 『アンネ・フランクの記憶
 執筆にあたって取材の際に感じたことや、
 アンネが縁となっての素晴らしい出会いについて
 語られています。
 ここで紹介されている、グレツキ「悲歌のシンフォニー」
 聴いてみたくなりました。

 <犬や野球に振り回されて>の章では、
 文字どおり、愛犬(ラブラドール・レトリーバーの「ラブ」)と
 野球(子ども時代からの年季の入った阪神ファン)に
 翻弄される日々が、ほほえましく綴られています。

 <家族と思い出>の章には、
 これまでのいろんなちょっとした思い出なんかが
 こまごま並んでいます。
 ここが一番雑多な章(笑)

 全体に、小川さんのおっとりした人柄や、
 優しい目線がそこここに感じられて、
 こちらもほのぼのと、穏やかな気持ちになれましたよ。


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4 コメント

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はじめまして! (mint)
2006-08-10 23:52:58
はじめまして。

コメント&TB、ありがとうございました。



この本は、小川さんの意外な面も見れて、すごく興味深い内容でした。

あらためて小川さんの小説に対する情熱みたいなものも感じられて、ますます小川さんの作品を読むのが楽しみになりました。



こちらこそ、よろしくお願いしますね~。
はじめまして。 (Duca)
2006-08-11 00:28:41
コメントとTBありがとうございました!



真面目な人柄と、小説にかける思いがひしひしと伝わってくる素敵なエッセイでしたね。

私も『アンネ・フランクの記憶』去年読みましたよ。

みゆきちさんの読んだ『おとぎ話の忘れ物』は未読なので記事を拝見して読んでみたくなりました。



こちらからのTB上手くいきませんでした(ごめんなさい)。

コメントだけしていきます。



こんばんは♪ (miyukichi)
2006-08-11 01:05:13
>mintさん



 こちらこそ、どうもありがとうございます。



 私が意外に思ったのは、

 阪神ファン度合いが思ったよりも深かったことでした(笑)

 息子さんとのやりとりも、ほほえましくてよかったですね



 私も今後作品を読むのが、ますます楽しみになりました。
こんばんは♪ (miyukichi)
2006-08-11 01:11:27
>Ducaさん



 こちらこそ、どうもありがとうございます。



 ほかの記事も読んでくださったんですね。

 ありがとうございます。



 『アンネ・フランクの記憶』、読まれたんですね。

 あの取材は、常に人の気持ちを思いやることのできる

 小川さんだからこそ成功したのだということを、

 随所から感じました。



 『おとぎ話の忘れ物』は、

 樋上さんのイラストもぜひ楽しんで

 読んでみてください

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『犬のしっぽを撫でながら』 (いつか どこかで)
今日読んだ本は、小川洋子さんのエッセイ集『犬のしっぽを撫でながら』です。