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デッドエンドの思い出/よしもとばなな [Book]

2006-09-02 | (review:all)
 よしもとばなな:著 『デッドエンドの思い出
 
デッドエンドの思い出

文藝春秋

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 「これまで書いた自分の作品の中で、
  いちばん好きです。
  これが書けたので、小説家になって
  よかったと思いました」
 
 著者のよしもとさんがそう語る「デッドエンドの思い出」
 を含む、短編5編が収められた小説集です。

 よしもとさんの作品は、デビュー作「キッチン」と、
 映画化もされた「TUGUMI」を読んだきりで、
 (いったいいつの話だってくらい昔ですが
 その後はまったく読んでいませんでした。
 けっして嫌いな世界ではなかったのですが、
 どこか女性作家特有の「ぬるさ」「ゆるさ」
 みたいなものを感じて、
 そこに浸かる気がしなかったのかもしれません。

 ひさびさにこの人の小説を読んで、
 そのどれもに、「あたたかさ」「優しさ」
 を感じて、とても心地よい空間に浸ることが
 できました。
 「ぬるま湯」的気持ち悪さではなく
 ひなたぼっこのときのような、
 気持ちよいぽかぽか具合なのです。
 いろんな言葉が、心にじんわりと響いて、
 そのあたたかさに、何度も涙があふれました。
 
 心がちょっと疲れてるかな、って人には
 ぜひ読んでみてほしい、素敵な短編集でした。


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しげ)
2006-09-02 14:15:39
こんにちは、この小説は本当によかったです。私も若い頃は、この人の世界観に浸かりきることが出来ませんでしたが、年をとって読んでみて、この柔らかな世界にはまってしまいました。(すいません、使ってみたかったもので、笑)
こんばんは♪ (miyukichi)
2006-09-02 18:19:42
>しげさん



 はじめまして。

 ご訪問&コメント、どうもありがとうございます。



 自分の年齢的なことと、

 よしもとさんの表現力に磨きがかかったのと。

 その両方が、うまく合わさって

 よい時期にまた出合えたのかな、って

 私は思っています。



 絵文字、使いだすと、けっこうハマりますよ(笑)
いいですよね♪ (anearofrice)
2006-09-02 23:36:09
はじめまして。

TBありがとうございます!



デッドエンドの思い出いいですよね。

私も、電車の中で読んでいたらうるうるしてしまい、

隠すのに大変でした。

でも、この作品を10年前に読んでいたら、こうはならなかったような気がします。

読む年齢によって、受け取るものも変わってくるのかなあと
こんばんは♪ (miyukichi)
2006-09-03 00:06:59
>anearofriceさん



 こちらこそ、どうもありがとうございます。



 電車の中で読んでいたら、

 私もたいへんなことになってそうです(笑)



 読む年齢や時期によって、

 感じ方はずいぶん変わりますよね。



 今読んだからこそ感じられたものもあるし、

 よい時期に出合うことができて

 よかったと思います。
こんにちは。 (chibi)
2006-09-03 16:27:03
コメント&トラックバックありがとうございました。

みなさん同様、昔は私もばなな作品がダメでした(笑)。

王国シリーズを読んで評価が変わり、少しずつ足跡をたどっているところです。

この作品はノスタルジックな雰囲気が好きでした。
こんにちは♪ (miyukichi)
2006-09-03 17:58:20
>chibiさん



 こちらこそ、どうもありがとうございます。



 chibiさんも、同じように感じておられたんですね(笑)

 私も、これから少しずつ、

 たどっていきたいな、って思ってます。



 ノスタルジックな雰囲気、よかったですね。

 ちょっとしたところに、

 なにげなく鋭い描写があったりするところも、

 こちらが「ああ、共感できる~」と感じるよりも、

 むしろ「ああ、共感してもらっている」と

 感じてしまうような安心感を、

 とても感じました。
miyukichiさん はじめまして^^ (uri)
2006-09-03 22:17:28
コメント&トラバありがとうございます♪

私もあんまり読んで無くって、いきなりココで読んだ人なんですが

文章の運びが好きかな、と気になってました。

あんまり力んだ理屈でもなく 脱力でもなく 

なんだか みんな、こんな感じで流れてゆくものなんだな って感じがしました。

自然なんですよね。ほんと、陽射しのような。

それを語れる機会頂いてとても嬉しいです
こんばんは♪ (miyukichi)
2006-09-03 23:17:05
>uriさん



 こちらこそ、どうもありがとうございます。



 そうなんですよね。

 力んでないんだけど、

 かといって無気力な脱力ではなくて、

 とても自然体で、その根底に流れている気持ちが

 ものすごくあたたかい。

 心が芯からほっこりしていくのを

 感じました。



 こちらこそ、とてもうれしいです。
遅くなりましたが (groovy)
2006-11-02 14:47:36
TBありがとうございます。
久しぶりにブログを除いたため
だいぶコメントが遅くなりました。。。

私はみなさんとは逆の用で、
昔はよしもとばななの作品は全部好きで
出るものすべて読んでました。

けれどもここ10年くらいは感覚が合わず?
全く読んでおりませんでしたが
ふと『デッドエンドの思い出』を手にして
昔の感覚を思い出してきた次第です。

これを機会に
社会人になってから
すこぉしずつ自分の中で欠けていってしまったものを
これから取り戻していきたいな。
こんばんは♪ (miyukichi)
2006-11-02 23:21:15
>groovyさん

 こちらこそ、送りっぱなしになっていて、
 すみませんでした。
 コメントどうもありがとうございます。

 groovyさんは、初期の頃からの
 ばななさんファンなんですね。

 私が最近読んで感じるところがあったのは、
 作品の内容や技術的な面での変化だけじゃなく、
 自分自身の感じ方の変化なんかも
 大きかったように思っています。
 なので、初期の頃の作品も
 また追っていきたいな、と思ってるんですよ。

 自分の中で欠けていってしまっていたものを
 取り戻すっていう感覚、
 なんだかすごくわかります。
 ばななさんの本を読んでいると
 いろいろ思い出させてくれるように感じます。
Unknown (しんちゃん)
2007-08-19 17:09:18
こんばんは。
「TUGUMI」でコケテから、ずっとサヨナラしていたばななさんですが、結婚後のばななさんに最近はまってます。
雰囲気を読む作家さんなんでしょうね、なんて今更感じてます。

事後承諾になりますが、miyukichiさんのブログを読書アンテナに入れさせて貰いました。いいよね?
こんにちは♪ (miyukichi)
2007-08-19 17:42:33
>しんちゃんさん

 ばななさん、私もいつの頃からか離れてたんですが、
 ひさびさにこれを読んで、いいなぁと思いました。
 昔のものを再読してないので、
 作風の変化なのか、私自身の変化なのかは
 わからないんですけど・・・。
 どの作品も根底に優しさを感じるので、
 そういった雰囲気全体を味わって読んでます。
 ここしばらくまた読んでないので、
 ひさびさに読みたくなってきました^^

 アンテナ入り、どうもありがとうございます。
 大歓迎ですよ♪
 こちらもしんちゃんさんのブログを
 ブックマークさせていただきますね◎

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