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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

ヤマゴボウ(洋種山牛蒡)と ヒヨドリ

2013-09-16 10:14:31 | 山野草

  
  庭の一角にその存在感を示しながら、秋を楽しませてくれます。  

 
タイヤのプランターに昨年に続き実を付けたヤマゴボウ

「ヤマゴボウ」(ガーデニング用)が、何時から我が家の庭の住人になったのか思い出せないでいます。ヤマゴボウが今年も庭に大きく育っています。種からも育ちますが、宿根草でもあります。正式名は「ヨウシュヤマゴボウ」と言い、北アメリカが原産の帰化植物です。日本では明治時代初期以降各地に広がりました。

我が家のヤマゴボウは大きく立派に育ちヤマブドウ状の黒い実をたわわに実らせます。「実は食べられるのか?」分かりませんでしたが、ヒヨドリが来て飛びながら、また枝につかまりながら器用に実を食べて行きますので、「この実は食べても害ではないな」と思っておりました。配達員もこの実を食べたそうに話すものですから、「食べてみては」と勧めたこともありました。味はまずいらしくすぐ吐き出していましたが、ヒヨドリが食べるのだから害はなさそうだと確信しておりました。カムイラピットも、ラビ妻も試食してみましたが、どうも食べられそうではありませんでした。
一昨年に、ヒヨドリが連日やってきて実の大半がなくなりました。昨年は味にこりたのか実を食べに来ませんでした。
今年は、早々からヒヨドリがやってきて「ピヨーツ・ピヨーッ」と「餌を見付けたぞ!」と連れを呼んでいました。せっかくきれいに実を付けたのだから、「この野郎ーっ」(ちょつと下品な言い方になりましたね)と言いたい所です。ベランダに植えられたヤマゴボウですのでレースカーテン越しにその動きがつかめます。写真でも撮れたらとカメラを用意して外に出て見ますと、枝に上手につかまって捕食中なのです。今年は三度ほどヤマゴボウの実を食べているヒヨドリの姿を見ました。すぐに私の気配を感じ飛び去りますので、写真には記録できないでいます。

じつはヤマゴボウは毒性で、昨年は食べ荒らされなかったのは一昨年ヒヨドリが食べてこりた事によるものと考えられます。そして今年は一昨年の事はわすれてしまい、良い物を見付けたぞと食べてしまったという事になるらしいのです。

毒性は、根>葉>果実の順。鳥は果実を摂取しても種子を破砕しないかぎり影響は少ないと云いますが、雛は死亡の増加や行動失調などになるといいます。

  
 茎は赤く、無毛。 茎の赤さと黒い実が美しい。お花の飾りにも重宝出来る。

「食用のヤマゴボウとは違う」
味噌漬けなどに加工して売られている「山菜の山ごぼう」とはまったく違います。食べられる「ヤマゴボウ」はアザミの一種モリアザミ、または野菜のゴボウの根で、ここまで説明してきたヤマゴボウはキク科であり、類縁関係は遠いのです。

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