今日、仕事の移動中に聴いたラジオで、
『ハダカの城 ～西宮冷蔵・水谷洋一』という映画の紹介をしていた。
映画の内容は、５年前に雪印食品・牛肉偽装詐欺事件でその偽装を告発した
倉庫会社“西宮冷蔵”の社長・水谷洋一氏のその後を記録したドキュメンタリーだ。
不正を糾した勇気ある行動は、
賞賛されるどころか取引先から敬遠され、休業に追い込まれる事態になった。
雪印食品・牛肉偽装詐欺事件とは、
狂牛病対策における食用牛肉の買い取り制度を悪用し、
雪印食品が豪州産牛肉を国産牛と偽って箱に詰め替え、
偽装をして国に買い取らせていた詐欺事件だ。
舞台となったのがこの西宮冷蔵の倉庫の中だった。
その偽装の事実を知ってしまった水谷社長が告発して表沙汰になり、
その後、雪印食品は解体された。
報道としての結末はここまでだ。
何故、正義を貫いた善者が、社会から制裁を受けなければいけないのか？
普段、マスメディアからは、
物事の起（き）・承（しょう）・転（てん）については報道されるが、
肝心な、結（けつ）までは伝えられないことが多い。
昨今、食品会社の内部告発が増えている。
それも、雪印食品・牛肉偽装詐欺事件の後に施工された
『公益通報者保護法』が当然に影響している。
モーレツに興味をそそられてしまった。
事件のその後を知ってみたい。
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