つれづれ気まぐれ由来記

大学生活のどうでもいい事や日々の制作活動を記録した自己満足ブログ。
自己満足なので更新は気まぐれです。

学芸員という仕事

2007-08-26 20:07:45 | 大人の職場体験
博物館実習6日目。

今日はワークショップで万華鏡作りの手伝いをするので、午前中は実習生が万華鏡の作り方を学んだ。
万華鏡といっても、本格的なものではなく子どもでも自宅で出来るものである。

プラスチックの板に包装用のテープで鏡を3面作作る。(アルミテープ)
透明なチューブにビーズを入れて、洗濯のりを入れて完成。

午後、小学生がやってきてワークショップが始まった。
午前中に覚えた万華鏡の作り方を小学生に教えた。

2日前にもワークショップを手伝ったが、美術や古い物を調査研究をするだけが学芸員の仕事ではないと思った。
ワークショップなどの活動をする上で教職の経験や知識も必要だと感じさせられた。



手作り万華鏡。
箱の中に手作りの鏡を入れて完成。


手作り万華鏡の世界。
以外にしっかりとできている。


結構はまる。

博物館実習

2007-08-22 20:42:33 | 大人の職場体験
昨日から博物館実習が始まった。
学芸員の資格を得るには、大学で専門の授業を履修する以外に10日間の実習が義務付けられている。

実習先は浦添美術館。
世界で3つしかない漆器を専門に扱っている美術館の一つである。
(常設は漆器だが、絵画やその他の企画展もやります)

昨日初日はオリエンテーション。
午後は館内を見学した。
その後は、藍染めの実習をした。

藍は「琉球藍」と呼ばれる藍で沖縄本島の北部で栽培されている物である。
染める液はあらかじめ、講師が用意してくれたのですぐに染めることができた。

白い布に、輪ゴムで幾つか縛って液に浸した。
この技法は「絞り染め」という技法で、縛った部分は染まらずに白く残り模様の様になって面白い。
この藍の液は泡盛で醗酵させたらしい。
臭いがくさくて、セメントのような臭いがした。

(作品は後日載せます)


今日は、別の部署に行って人骨を洗浄してきた。
人骨といっても、発掘場所(お墓)から発見された骨壷(ジーシーガーミー)とその骨に付いた土を落とす作業である。

午前中は発掘された陶器や壺などを水に浸して、それを歯ブラシで泥を落とす作業をした。

午後は、泥の付いた人骨を洗浄する作業をした。
洗浄といっても、竹串で土を削り落とす作業である。
フライドチキン並の小さな骨ばかりで、これが幾つもあって根気の入る作業だった。

この後は、近くの浦添城址(城跡)に行って発掘現場を見てきた。
城壁を発掘中で、シルバー人材のおじいさんが発掘作業をしていた。

ここは眺めがいいのでまた来よう。


地道に竹串で泥を落とす。


洗浄し終わった人骨。(実際は、土を削り落とした)
地道で単調な作業なので段々と、人骨に思えなくなってくる。

ローキックは効いていた!

2007-08-11 19:27:57 | つれづれ日記
先月、私の4年ぶりの個展「ローキック」の事が地元の新聞、琉球新報に載っていた。
しかも、写真付きでけっこう大きく。

2日前ぐらいに友人から「美術月評」を見ろとメールが送られてきた。
また別の友人から「新聞見たよ」とメールが届いた。

何の事やらよくわからなかった。

2人の友人の内容は全く接点が無いように思えたが、どうも気になってしょうがない。

「美術月評」と「新聞見たよ」で思い当たるのは、沖縄県内の某美術館の学芸員が私の個展を観に来てくれて写真を撮って行ったことくらいだった。

もしや・・・と思い、その日の新聞を見た。
なんと、私の個展の写真が載っているではないか!!

我が家は沖縄タイムスを読んでいるいるので、まったく知らなかった。
その記事が発表されて3日目の事である。

まさか、こんなに大きく載るとは思わなかった。
一作家としてこんな形で私の作品を注目してくれるのはうれしいです。


同じ月評に載っている作家は沖縄県内で活躍しいる作家さんたち。
隣には、去年大学の集中講義でお世話になった伊江隆人さん。
作家活動をするいい励みになります。

(8月8日(水) 琉球新報【22】 美術月評より)