かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

里山のある暮らし

2011-08-13 17:04:14 | アズワンコミュニテイ暮らし
 なぜか、夏休みの鈴鹿カルチャーステイションに、高崎広、片山弘子、ぼくの三人が
寄りあった。
 鈴鹿市西部、中野4川流域にある徳居(とくすい)町の里山で、向こう1年余、どんな活動を
するか、必要があって、描きあった。楽しかった!

 高崎さんは、山と言えばいいか、里といえばいいか、もりといえばいいか、はやしといえばいいか、
どうもそこに居るのが好きらしい。
 彼は、横浜の郊外綱島に生まれている。ぼくは、その鶴見に生まれている。二人とも、まがりなりにも
シテーボーイなのである。
 二人とも、出身を聞かれて、「ヨコハマ」と答えて、「そうですか」と受けてもらったことが
一度もない。だいたい「まさか・・」と不思議がられる。
 これは、関係ない。里山のことである。

 高崎さんは、10年ほど前から、山仕事を実際にやってきたし、勉強もしてきた。
 「森林の風」というNPO団体で、活動も続けている。
 今年、3月ごろから、徳居町の里山に一部を借りて、ササダケの下刈からはじまった。
 子どもたちの里山体験の受け入れ、ナラの木を伐ってシイタケの植菌、穴を掘って炭焼き、玉ねぎ干しやゴーヤの棚用に竹の伐採など、いろいろやってきた。
 今日は、はやしのなかに、ブランコつくったと言っていた。

 そうそう、描きあったこと。
 10月は、ドングリ拾い。竹のポットでドングリの苗づくり。
 11月は、来年のゴーヤの棚用の竹を伐っておく。来夏、鈴鹿の街に、ゴーヤのカーテンプロジェクトを
  展開したい。(伊与田さん、聞いているかい?)その準備。
 12月は、落ち葉集めやろう。街のはたけ公園で、落ち葉堆肥をつくりたいね。
  そこは、ダンボールコンポストで出来た堆肥を寝かしておく場にもしたい。
  ベジコミ・クラブの畑の土づくり。
 1月、どうする、シイタケや炭焼きの原木を伐りだすのはどうか。
  でも、いまの里山には、それほどナラやクヌギはないね。
 
 里山で一番やりたいこと、子どもたちに里山と暮らしを感じてほしいことやないか。
 それなら、シイタケや炭焼きは、そういうところを考えて、年々の仕事にしたいね。

 それには、今、借りている里山に、掘立小屋でもいいけど、作業小屋兼拠り所みたいのを
つくりたい。
 「炭焼きは、一晩中、火の番をする。休むとこがあったら、最高だな」
 高崎さんは、もう火の番をしている感じである。

 その小屋は、子どもたちの学びの場にもなるね。今度は、高崎さんは、もりやはやしの
恵みを語る講師さんである。

 2月は、3月は、4月、5月と描いていった。
 すべて、三人のあたまのなかのこと、でも愉快。

 高崎さんとは、30余年のつきあい。
 30代は、彼と一緒に、津にある屠冊畜場に行って、豚や牛の解体をしていたことがある。
 彼は、豚や牛の腸をコツコツと開いて、えんえんと洗っていた。
 やり続けている姿がぼくの目に焼きついている。いくらやっても、へこたれそうにない、
なにか一途なものが彼のなかにあるのを感じた。

 その彼と、60歳を越えて、里山で出会った。
 まあ、ぼちぼち、好きなこと、やらせてもらうかな。
 


 

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (masakazu父)
2011-08-14 09:08:14
「シテ―ボーイ」じゃなくて「シティーボーイ」なんだな、これが。そういうところが、シティーボーイからは程遠い・・・何とかシテー

コメントを投稿