かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

身辺雑記(2)

2017-06-15 10:22:26 | わがうちなるつれづれの記

         〇阿古曾天国

散歩に出かけようとマンションの玄関に立つと、「あのゴーヤは

どうなっているんだろう」と気になります。

一階東の窓下に置かれたリンゴ箱の中でゴーヤの苗はまだ細い蔓を

精一杯のばして、ネットに絡みついている苗もありました。

「なんとか、いけるかな」

と、見ていましたら、東隣のピアノ屋さんの駐車場を歩きながら、

こちらを見ている男の人と目が会いました。

会釈しました。

さあ、散歩に出ようと歩きはじめたら、その男性と並んで歩く格好に

なりました。

50代に近く見え、肥っていました。

「何ですか?」と男性。

「ゴーヤです」

一見すると、強面に感じたけど、声を聞いたら気持ちが緩みました。

「ゴーヤできたら、もっていってください」

ふと、口をついて出ていました。

「ありがとう」と返ってきて、「それはいい」、見たいな気持ちがある

のかな、と感じました。

「ぼくの店、そこなんです。チャイムというカフェです。よかったら

飲みに来てください」

いとも、軽い調子でした。

そのお店は「あごそ天国」と看板が立っている広場にありました。

 

東と北にL字型の長屋があります。そこに、間口2間のお店が7軒が

入っています。

「あそこですよ」男の人は、指差してくれました。

お店の看板がしゃれていました。

 


7年前、この地区に引っ越してきたときからあごそ天国はあって、L字

の長屋に何軒かお店がありましたが、ちょっと暗くて、何か寂れた風情

でありました。

南端は居酒屋風で夜になると、お客さんが寄ってきて、カラオケの

歌がもれて聞こえていました。

広場の南に、道を挟んで、アパートがあります。

壁に「摩天楼」と書かれてあります。

アジア系の住民が15世帯入っています。

住民は個々の世帯には違いないけど、結構住民同士よくしゃべって

いるし、夏などはバーベキューで煙につつまれながら、とても

賑やかです。

 


あごそ天国横丁の風情は嫌いじゃなかったのです。最近お店が長屋に

すべて入ったみたいで、活気が出てきています。

お店の前で、バーベキューしたり、あるときは、男たちでワイワイ、

バイクの分解をやっていたりします。

最近、散歩であごそ天国の前をよく通るようになり、そこの人たち

と、挨拶を交わすわけではないですが、近しい気持ちになって

います。



                   〇花しょうぶまつり

何日か前、妻が「結婚した日、覚えてる」とボソッと聞いてきました。

そういえば、毎年この時期になると、そんな話題がちょっぴり

顔をだしていたなあ。

「うーん、覚えてないなあ。でも、今頃だったかな」


そういえば、最近、妻とちょっとした話のとき、妻の気持ちを

受けとめられなかった、と振り返るときがありました。

(そういうことは、望んではいないですが、ときどきあります)

何か、いやな感じがあり、その日の夜、寝床でそれが何なのか

こころの内をいろいろ観察していました。

そのとき、ふとお見合いをして、少しだけお付き合いをして、

結婚したころのこと、思い出しました。

「うーん、ぼくは妻に惚れていたかもしれない」

ぽっと、温かというか、やさしい気持ち、そんなものがこころに

灯った感触がありました。

当時の気持ちあまり覚えていないのですが、ボヤッとした記憶に

焦点を当てていると、そんな感じが浮かびあがってきました。


とうわけで、結婚したのは、1986年6月13日。

再婚同士でしたが、もう30年になるのでした。

記念の何かしたいな、と妻と話しました。

どこかで外食しよう程度の案しか出ませんでした。

二人とも、その後、その話題から遠くなって、忘れかけていま

した。

6月13日、午後、昼寝から覚めたら、妻が「竹本さんの写真を

見た」と聞いてきました。

「亀山の花しょうぶまつりに行かないの?」

「おいおい、なんのこと?」

「竹本さんのラインに写真があるでしょ。それ見たら、行きたい

と思わないの?」

「おいおい、ぼくは見ていないんだ」

「なんで見ないの?」

「・・・・?」

見たら、花しょうぶが咲き乱れている写真が載っていました。

そのとき、カラダがだるく、動くのが億劫でした。

そのとき、ふと、「今日は結婚記念日だったけ」と思い出し

ました。

「じゃあ、行こうか」

「うん、帰りに温泉も」

「それはいい」


妻の運転で、亀山の花しょうぶ園を目指しました。

しょうぶ園の駐車場から入り口を探しました。

とても急な階段と坂道が遥か下まで降りていました。

深い谷になっています。

「これはダメだ。平らなところから入れるところがなかったら、

帰り、この坂道は歩けない。やめとくは」

「下までいって、平地の入り口ないか、見てくる!」と妻。

とっとと、降りていきました。

することもないので、階段に坐っていました。

涼しい風が肌を撫でて行きます。

そんなカラダの状態をしみじみ味わいました。


しばらく経って、「こっち来て、平地の入り口があったわよ」

と妻が戻ってきました。

やっと、花しょうぶ園になんとか歩いて入ることができました。

日差しはきついですが、風が涼やかで心地よかったです。

何十種類もの花しょうぶがそれぞれの区画に棲み分けて、

今が盛りの花の群もあれば、蕾が多く、もう少し遅れて花を

咲かせる群れ、1年目の区画、2年目の区画など、とても多彩な

園庭でした。

花に埋まりながら、ゆったりと鑑賞している人たちの様子を

見ていると、気持ちが休まりました。

 

「いっしょに歩きたい」とぼくが言って、しばらく歩きましたが、途中、

妻は足が痛いといって、東屋に坐っていました。

花しょうぶとあやめや杜若(かきつばた)の違いをネットで調べて

いました。

 毎年、生半可に理解して、1年たつとまたもやもやと「どこが違う」

 と問うてきています。

 今回は、妻によると、

 

1、あやめとしょうぶはどちらも漢字で書くと「菖蒲」なんですね。

 2、でも漢字は同じでも菖蒲(アヤメ)と菖蒲(ショウブ)は別物。

 3、菖蒲(ショウブ)と菖蒲園などで見る花菖蒲(ハナショウブ)も別物。

 4、だからアヤメとショウブとハナショウそれに「いずれがあやめ、かきつばた」

   の杜若(カキツバタ)が加わって4つ巴のぐちゃぐちゃ。

 

 らしい。

菖蒲はサトイモ科で、花しょうぶ・アヤメ・カキツバタはアヤメ科

だという。花しょうぶ・カキツバタの違いは花の元の形状が違う

らしい。

らしいが、ここまで来て「それを知って何になるのだろう?」と思った。

 韓国では、草の種類はいろいろあるけど、「草」というコトバで

 すべてを表しているとか。おおらかだな、と今回そのおおらかさで、

もうこれ以上の詮索は止めておこう、っと。


帰り際に、ぼくら夫婦も花を前にして、写真が撮りたいと

思いましたが、周りに撮ってくれる人が見当たらないし、もう

これ以上歩くのは無理があると思って、車に戻りました

この後、温泉に行きました。

今晩 の夕食はすこし張り込もうと、お刺身と牛肉少々買って

来て、ささやかな結婚記念日の晩餐をしました。

夫婦のテーマはこれからも、つづくなんですが。


      

        〇おばあちゃん、逝く

おばあちゃんといっても、30年前別れた妻の母上のことです。

6月14日午前に静かに息を引き取ったということです。90歳半ばの

歳だったのではないでしょうか。

前妻の間には、太郎と桃子の二人がいます。

太郎は今、40歳、桃子は、35歳。

おばあちゃんとしては、孫が二人です。

前妻と離婚したあとも、おばあちゃんは、、孫二人が成長していく

のを見守ってくれていました。


ときに、「おばあちゃん、それは違うでしょ」というときもあり

ましたが、情の深さではいつも有難いと感じてきました。

桃子は、高校1年から短大2年まで、おばあちゃんのところから、

学校へ行かせてもらいました。

太郎は30歳の後半から、おばあちゃんとお母さんが暮らす家に

入って、厄介になってきています。

最近、結婚をして、新居に引越ししているときでした。

桃子は、一回結婚したのですが、6年前に別れ、子ども2人を連れて、

ぼくらが住む鈴鹿に引っ越してきました。


おばあちゃんの死は、桃子が知らせてくれました。

しばらく、これまでのことを、なんとなく、ポツリポツリと二人で

思い出していました。

やっぱり、見守られてきたんだなあ、感慨です。

これからどうなるかは、家族の一人ひとりの生き方が現れてくるの

でしょう。

また、それぞれが満ち足りた気持ちで暮せるよう、見合って

いきたいです。

 


 


 



 

 

       

 

 
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