エリザベス女王杯予想

何かと話題の多かった牝馬路線。その女王決定戦。３歳馬か古馬か。本当に注目の一戦。

【京都11Ｒ：エリザベス女王杯】
◎③ウオッカ
○⑬ディアデラノビア
▲⑦ダイワスカーレット
△⑧ディアチャンス
×⑨アサヒライジング
×⑫フサイチパンドラ
×④スイープトウショウ

今年の３歳牝馬路線はハイレベル。ここで古馬といよいよ対決という構図。過去の構図では３歳馬も勝利はしてるが、古馬の方が成績はいい。ただ、今年は冒頭にも書いたとおり３歳牝馬は強力。２冠馬のダイワスカーレットか、ダービー馬のウオッカか。どちらかになるが、今回の条件ならウオッカの方が有利と見て本命を打つ。前走の秋華賞は休み明けもあったが、展開が向かなかった。上がり33秒2の脚はダービーと遜色はないが、前が楽をしていた分だけ差しきれなかった。ダービーのレースのように切れる脚はある馬。とはいえ、ある程度前につけても競馬ができるセンスがある。今度は外回りの2200ｍになる。内回りと違い３角の坂がある。それだけに今回の方が展開は向きそう。休み明けを１度使っての上積みは十分見込める。宝塚記念で古馬と対戦しているが、あの時は状態も一息だったし、馬場にも泣かされた。この馬の能力を考えれば古馬の壁は高くない。対ダイワスカーレットということを考えればここは負けられない。
ダイワスカーレットを対抗にしたいが、もう一つ評価を落として▲評価にした。前走は平均ペースだったが、1000ｍ～1200ｍで13秒6とラップがガクッと落ちたことで、この馬にとっては絶好のペースになった。上がり33秒9といつものように上がり33秒台を使ってのものだけに後方からの組では厳しかった。内容は上々も、時計的にはやや不満が残るものだった。２冠馬ということの評価に傷がつくものではない。連勝を狙うが、秋の目標はどうも前走の感じ。2200ｍの距離に関しては微妙。それと今回は同型もいるし、外回りコースに替わることで、前走のような楽なペースは見込めない。厳しい流れが初めてになりそうだけに崩れる可能性もある。力のある馬だけに克服できるかもしれないが、危険だとしたら今回だろう。
対抗にはディアデラノビアを推す。昨年のエリザベス女王杯は僅差の３着。昨年よりは確実に力をつけている。前走は休み明けを考えると内容としては悪くなかった。前に行くと思ったほど伸びないだけに、ここは昨年同様かそれより後ろの位置取りから競馬をするはず。決め手だけならウオッカにもそう引けはとらないはず。今回は久々に武豊Ｊが騎乗。この馬の持ち味は理解しているだけに、不気味な感じがする。
穴馬としてならディアチャンスに魅力を感じる。５月に復帰してからのレース内容が良い。３走前に重賞勝ちを挙げているように力はある馬。２走前のクイーンＳは後方から直線だけの競馬で３着。牡馬相手の札幌記念も展開が向かなかっただけで、追い込んで４着ならば上々。今回は更に１ハロン延長して未経験の2200ｍ。血統的には微妙だが、ここ数戦で見せているように直線だけの追い込む競馬に徹すれば距離は持つか。横山典Ｊはこの馬の良さを引き出せる。前が速くなれば突っ込んできそう。
アサヒライジングはこのメンバーなら行くか。前走は勝った馬に上手く乗られただけ。一時期不調だったがもう立ち直った。ハナを奪えば相当しぶといタイプ。ダイワやウオッカに決め手勝負に持ち込まれては厳しいだけに、ある程度ペースを上げげざるをえないか。あとはどこまで粘れるかだけ。
昨年このレースを勝ったフサイチパンドラ。その後は不振だったが、札幌記念で久々の勝利。ただ、あの時は展開が上手く嵌った感がしなくもない。前走はやっぱりダートが合わなかった感じ。このメンバーなら前につけて競馬をするか。あとは初騎乗になるルメールＪがどこまで力を引き出せるか。今年はスッキリと勝ちたいところ。
昨年の２着馬のスイープトウショウ。前走は休み明けで馬体も太かった。中１週で調教もキッチリ出来ただけに絞れているはず。ただ、往年の切れ味は薄れている感じもあり、ここは押さえまで。

人気blogランキングへ