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付帯決議を付けて議会通過 平成25年度宮代町一般会計補正予算

2014年03月07日 20時22分34秒 | 宮代ニュース
宮代町議会は7日、本会議を開き、一般質問終了後、平成25年度一般会計補正予算(4号)について審議したが、同補正予算に計上された「小学校1年生及び中学校3年生の教室にクーラーを導入する」問題で、議論が白熱、採決の結果、賛成9、反対4で可決されたが、同時に「クーラー予算の執行に当たっては、なお一層の協議と検討を重ねること」との付帯決議を賛成12、反対1で可決した。

中学校3年生の教室へのクーラー導入については、先の町長選挙で当選した榎本新町長が公約に掲げていた懸案の課題。

榎本新町長が就任して実質的な初予算となる、25年度一般会計補正予算で、この公約を具体化、「限られた予算の中で、中学校3年生と小学校1年生の教室にクーラーを導入する」として、予算(小学校4校分3380万円、中学校3校分2685万円余)計上した。

榎本町長は導入に至った経緯として「児童生徒の勉学環境の整備を図り、国・県の平均を上回る学力を持つ宮代町の子どもたちの学力を更に向上させ、子どもを育てる世代の若い人を呼び込み定住人口の増加を図っていきたい」としているもの。

ただ、その思いが強すぎるあまりか、導入決定に当たっての論議が深まっておらず、その効果をはじめ、今後の導入計画、町の施策の案件の中での重要度、保護者や教職員の意見聴取など、不十分・不透明な部分が多く「クーラーを導入して教育環境を整えてあげたい」と思う議員の中からも「このまま進めるのは」とクエスチョンマークが出された。

こうしたことから、審議はほぼ全議員(2議員を除く)が質問を行なうという長時間審議となり、採決された。

採決の結果は賛成9、反対4というものだが「今回の補正には、国の補正予算として実施される、消費税増税に伴う低所得者及び子育て世代への給付金給付事業も含まれており、補正予算をエアコンだけでNOということは出来かねる」として賛成に回った議員も多い。

このため、この採決結果を受けて「平成25年度宮代町一般会計補正予算(第4号)に対する付帯決議」が緊急上程され、採決の結果、賛成12、反対1(そもそもクーラー導入そのもに疑問があるとの意見によるものと見られる)で、付帯決議が可決された。

補正予算に付帯決議がつくのは、宮代町議会では「精査していないので、はっきりしないが、極めて珍しい、初めてでは」(議会事務局)とのこと。

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