レジャー施設にとって計画停電は厳しい営業を強いられるが、東日本大震災後15日ぶりに26日再開した東武動物公園は28日、初めての計画停電の中での営業となったが、遊園地と動物園という両施設を持つ強みを存分に発揮、多くの人で賑わった。
28日は別項のとおり、「入園料は1円からの募金でOK」と開園30周年記念チャリティーイベントを開催したこともあって、月曜日にもかかわらず、多くの人が訪れた。
震災の影響で、利用できる乗り物は限られているほか、計画停電の間は、これらの乗り物の一部も利用できないとあって、遊園地部分は事実上開店休業状態とならざるを得ない。
遊園地と動物園という両施設を持つハイブリッドレジャー施設である東武動物公園は「遊園地がだめなら動物園で」という客や、「震災という怖さを経験した子どもたちの心のケアのためにも動物とふれあって」という人などで、賑わいを見せている。
特に、30周年を記念してリニューアルオープンした「動物ふれあいの森」は、動物たちと至近の距離で交流できるとあって、人気の的。
心和むふれあいが見られている。
また、大勢の客にレッサーパンダや
サルたちも愛嬌を振りまくサービス。
計画停電終了と共に乗り物などで遊べる楽しみも。
一方、大人にとっては、これからは桜の時期。
早くも、枝垂桜は2分程度の開花となり、桜を見ながらの語らいや弁当を広げる客も。
まもなくすると、東武動物公園はソメイヨシノを中心とした桜の花に埋まる。遊園地と動物園に桜が加わることとなり、4月に計画停電が行われたとしても、東武動物公園は楽しめるスポットとなりそう。