ハイカーズ・ブログ(徘徊者備録)

「あなたの趣味はなんですか?」
「はい、散歩です」

「こうなる前からですか?」
「いいえ」

土下座して「単独行」主張

2011-08-06 21:28:09 | 雑談
時代を駆ける
栗城史多(くりき・のぶかず)
毎日新聞

自分が打ち込む対象として山を発見した僕は、次に目標を立てることにした。
まずは、海外の山に一人で挑戦しようと。
それが04年6月のアラスカの北米最高峰マッキンリー(6194m)の単独登頂でした。

入山料が安いうえ、ガイドも誰も付けずに一人で山と向き合える。
僕がこだわったのは、どうしても一人で登りたい、ということでした。

実はこの時、世話になった山岳部の先輩から、一緒に行かないかと、声をかけられていたんですが、断りました。

その先輩と一緒に行くと、ただ付いていくだけの山になってしまう。

そうではなく、自分の山を登ってみたい、と先輩に伝えると、では、部をやめて行け、と言われました。

OBからも怒られた。
パスポートのとり方もわからないような人間が、植村さんがなくなったように一人で登れるわけがない、と毎日言われました。

だがここはこらえどころでした。
土下座して行かせて下さいと頑張ったのです。

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