宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

スキンケアの間違い

2017年04月21日 19時15分39秒 | 化粧品
あっという間に桜が散ってしまい、大学通りは新緑の鮮やかさに置き換わっています
これから、どんどん緑の葉が厚くなってきて、グリーンのトンネルが出来るのです。
私は、桜の花の大学通りも好きですが、これからの緑の色が目を癒やしてくれるので大好きなんです。

さて。

かねてから私は思うことがあります。

それは。

化粧品は年々発達して、どんどん新商品が開発され、種類ももう数え切れないほど増えていて。
私が若いときに比べて、基礎化粧品だってファンデーションだって、選択肢が格段に増えているのですが。

なのに、敏感肌やアレルギー肌など、トラブル肌は減るどころか、むしろどんどん増加しています

パックだとか、マッサージだとか、毛穴レスだとか、陶器肌だとか、角質ケアだとか・・・エトセトラ、エトセトラ。
とにかく、様々な種類の化粧品がどんどん新しいものが出てきて、もはやどんなものが売られているのか把握しきれません

でも。
必ずしも、新製品がより良いとは思えないものもあり、また、あれこれいじくり回してトラブル肌を悪化させている場合も少なくありません。

私の友人の皮膚科の教授は
「顔は、なるべく、なんにもしない方が良いのよ。」
とさえおっしゃっています。

有名な人気芸能人の中で、洗顔しない方が良いということも流行しているとも聞きます。

つまり。

あれこれやり過ぎて、皮膚が薄くなったり敏感になったりする場合も増えています。
また、あれこれ塗りすぎて、かえって毛穴がつまっている場合もあります。
マッサージやピーリングなど、お金をかけているのに、むしろシミやくすみを悪化させていることもあるのです。

そうなると、もうどうしてよいかわからなくなってしまう方も少なくないようですね

ところで。

ここで、ちょこっと自慢させてください。

実は私は若い頃から乾燥肌でした。
冬の乾燥はひどく、小じわは目立つし、ひどいと粉が吹いたりもして、冬はファンデーションを塗ると乾燥肌がかえって目立っていました。
なので、冬は、こってりしたクリームファンデーションを買って塗っていましたが、厚塗り感があっていやでした。

ところが。

この冬、何人もの患者さんから
「先生は、肌がきれいですね。」
「皮膚科の先生はさすがスキンケアが上手ですね。」
といったお褒めをいただくようになったのです。
今日も、ある患者さんから
「先生の皮膚はすごくきれいですけれど、どうやっているのですか?。」
と質問されたのです。

実は、これを言うと、まるで自分の開発した化粧品の宣伝をしているようで、誤解されそうですが。

1年2ヶ月、しっとり!もちもち!オールインワンジェルしかつけていないのです。
石けん洗顔のあと、このオールインワンジェルをちょこっと塗り伸ばして、本当におしまい。
本当に。
本当に、これしかつけていないのです。

私のスキンケアは、ものすご~~く、短い時間で終わるのです。

ところが、これを続けて1年あまり。
肌がしっとり、きめ細かくなってきて、ファンデーションも、クリームでもパウダーでもBBでも、なんでも綺麗にのるようになったなぁとは思っていました。
そして、患者さんに褒められて、だんだん実感してきました。

つまり。

シンプルだけれど、十分に保湿されており、また、いじくり回してないのでかえって丈夫になっているのです

あれこれ時間かけて塗りたくれば良いというものではないし。
パックだとかマッサージだとかをする必要も全く感じません。

顔の肌をいじくり回せば、その刺激で皮膚は弱くなるし、その結果かぶれやすくなったり、シミやくすみをおこしたりもするのです。
かといって。
何もしない方が良いかというと、そうとも言えません。

必要最小限にして、でも十分なお手入れ。

これが、現代人のスキンケアには重要と感じるのです。

もちろん、年齢や肌質によって、違いはありますので、それぞれの肌にあったスキンケアは必要です。
お気軽にご相談くださいね







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