(株)宮本住建 姫路 木造住宅のあれこれと日々の徒然

姫路市 宮本住建 木造住宅の新築・リフォーム施工事例・現場進捗、日々の日記を綴ります。

和室の技術的ポイント

2017年04月20日 | 匠の技
いつもご覧いただきありがとうございます。


さて、新築現場では和室の鴨居や敷居を設置する工事が行われています。

和室は柱や長押、鴨居など木部が見える部分がたくさんありますので

真正面から釘を打つなんてことはしません。


そして、正面から打てないからこそ見えない部分に技術がたくさん隠れています。

例えば鴨居



小さなほぞを作って、こんな感じでジャッキで少し柱間を広げてはめこみます。

そして、これだけだと柱や鴨居が伸縮したときなどに隙ができてくるので

鴨居の上側にある壁の中に隠れる部分に隠しボルトを入れます。



鴨居と柱をボルトでガッチリと固定することでいつまでも隙ができずきれいな仕上がりとなります。


また、天井と壁との境目にある廻縁にも工夫があります。

注目は四隅の部分

廻縁どうしが直角に交わりますが、仕上がってしまえば45度に加工した材同士が単にくっついてるだけのように見えると思います。

ですが、実際には中はこんな感じで組子になっていて釘を使わなくてもピッタリと施工できるようになっています。



これにプラスして写真の小さなでっぱりの部分に天井裏から小さな込み栓を打ち込みます



リフォームの際に撮ったものですが、実際の現場ではこんな感じ



わかりにくいですが中央の小さなでっぱり部に込み栓を打ち込んでいます。



家の中にはこんなことがたくさんありますが、ほとんどが隠れてしまう部分です。

そして、これらは構造に関係のないことなので建築基準法で決まりがあることでもありません。

だから効率を求め、簡易化を追い求める建築ではやっているところは少なくなっているでしょうね、きっと、、、


ちなみに「これをやったらいくらかかるのですか?」と聞かれたとしたらとても困惑いたします。

それは私たちにとっては「”宮本住建さんの技術で”石膏ボード一枚張ったとしたらいくらかかりますか?」と聞かれているような事だからです。

ごくごく普通に一日の作業の中で当たり前にやっている事なので

費用を計上するようなことではありませんし、他社よりも高くなるという事でもありません。


なぜなら、木部にものすごい飾り加工をする場合などとは違って単なる施工手順の話だということと、

これは費用云々の話ではなくて「責任施工」の範疇のことだからです。


先にも書きましたが仕上がってしまえば単に45度で材をくっつけただけに見えますから

内部で加工してもしなくても見た目は同じです。

ですが、数年後にはかたやピッタリとしたまま、かたや材が収縮してパックリと隙が開いているといった差が出ます。


お客さまがいつまでも快適に安心して過ごしていただくために責任をもって施工する。

それは当社が一番大切にしている事のひとつ。

これからも精進してまいります。


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