(株)宮本住建 姫路 木造住宅のあれこれと日々の徒然

姫路市 宮本住建 木造住宅の新築・リフォーム施工事例・現場進捗、日々の日記を綴ります。

大工さんの定規と墨付け②

2017年06月14日 | 匠の技
いつもご覧いただきありがとうございます。


さて、墨付けが順調に進んでいます。



墨付けの際には材の個性を十分に把握したうえで行います。

いくらきちんと製材されていたとしても材は伸縮するので真っ直ぐではありません。


写真にある「135」「1725」の文字は写真中央に写る材の芯から両端までの距離です。


1寸7分2厘5毛とは?

1寸=約3.03センチですから1寸7分2厘5毛は約5.3025センチ

反対側「135」は1寸3部5厘=約4.0905センチ(こちらは加工部分までの距離)


材を上から見て左右どちらに弓なりになっているかをこれで測って墨付けを行う事で完全に隙の無い加工になります。


数ミリなんてハンマーで打ち込めば入ります。

でもたとえ数ミリでも「無理をしている」状態になります。

その無理が何十年のあいだに効いてくるのです。


そしてこちら



尺目が写る棒は「間竿」といって大工さんの定規です。

これには1尺ごとの目盛りとそれからこの建物の階高や土台の位置などすべてが記載されていて、

番板と一緒に作成いたします。

この間竿を使って墨付けを行います。


そして、写真左端に写る一本の墨

これは材の上下方向の基準墨です。


建物は立体ですから左右とともに上下にも材の長さが関係します。

微妙に上下にしなっていることも考慮に入れて墨を打ちますので

隣り合わせの柱でもかたや3m、そのすぐ隣の柱は0.5mmだけ短いなんてことも全て調整していきます。


こんなことはもちろん機械では出来ません。


家は何千万円もする高価なものであると同時に、

なによりご家族の喜怒哀楽の思い出を何十年と守らなければなりません。

すべてはお客さまの安心のため


今日も棟梁を始め大工たちが頑張ってくれています









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