ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

一年の終わりに

2013-12-31 16:34:29 | 猫病気

今年もあと数時間で終わりです、汗。

検索、読書が大好きな私は、皆様の記事を毎度拝見しているし、
「ネットがあって本当に良かった!」状態なのですが、なかなか重い腰があがらず慌てて今年一年を振り返っているわけです。

今年の一番良かったことは、やはり自分の庭に来る猫以外も多少の事が出来た事でしょう。
一月の愛護センターから来た小脳形成不全であるキージ君、今ではのびのびと我が物顔です。

017

↑キージと不死男
年取ってきた先住猫も、歩けないからって油断できない、彼は頭を使い、物陰で待ち伏せし、転がりながら襲います。
伝説の幻のツチノコは、もしやこの病気の猫を目撃し、まちがえたのではないのでしょうか?
だから、めったにお目にかかれないわけです。笑。
問題は日に何度もの食餌介助、排泄の失敗は改善されず、お世話に普通の猫さんの数倍の時間がとられ、キージ君はまだ若いので今後も十年は続く覚悟ですが、
とにかく一日中、時間体力、掃除がそちらにとられるので、もうキージ君以前のようには沢山の猫をお世話するのは無理かもしれないと思ってきました。
自分の目の黒いうちは自分の庭は絶体にする、それ以上は私は増やせない、無理かと思っていたころに、やはり記事を拝見して、
めいすぅリーダーの白黒八割れのがびげそ君=黄疸のあった不死男君もご縁あって我が家のメンバーになり、
まためいすぅさんのご縁で公益財団法人どうぶつ基金様を知り、
どうぶつ基金様からのありがたい援助とめいすぅさんの働きで駅前の6匹のバースコントロールが無事に済みました。
2匹は飼えたけど、飼えなかった猫の事も少し協力出来た、今年一年で良かった事です。

捨てた人が一番悪い、けれども自分がそこからさらに野良猫ブリーダーとして二次、三次の不幸を起こさない事、
捨てる人よりは温かいお気持ちがある事、十分わかっています、世の中の人全員が餓えている猫を追い立てている、そんな世は嫌だし。
でも遺棄の呼び水にならない用心深さと、不妊オペは必要です。

来年は消費税も上がるし、これで遺棄が増えたらと懸念します。

043
↑お外の子の苦労がない、てんこ盛りで暖をとる家猫達。冬はタコ足配線がちです。白黒猫ばっかりです。

個人的には母が亡くなり2年目、
ついに遺品整理と家の売却をし、辛く暗い年でした。
上手くいかない親子ではありましたが、ある意味、嫌いであろうと、好きであろうと、生きてきたその人の足跡を消す作業は、葬式よりも辛い上に、父はアルツハイマーなのですべてに裁判所への伺いがあり、すぐに返事は来ないので、一筋縄ではいかない、とても大変な作業でした。
3月8日に空のマンションが売れた時は、がんセンターで悪いものを切って退院した日のように心は清々しかったです。
しかし、思い出の家財のぎっしり詰まった実家を12月26日に売却するまでは、何度も掃除に行っては寝こみで、あの辛さはなかった。
売却の費用は猫に使いたいところですが、すべてを裁判所に提出、ここは法律通りで、父の有料老人ホームの資金に足します。
今でもフラッシュバックで家に持ち込んだ両親のアルバムなど触る気にもなりませんが、
これを乗り越えなくてはと、
汚部屋や遺品整理のブログを見たり、今年お母様を亡くされた猫の大先輩に愚痴ってみたりの一年でした。
物は猫の生活荷物だけが沢山あるのがいい、こう猫の大先輩がおっしゃるのですが、まったく同感です。
引き揚げてきたもので我が家は今混乱しているし、片付けるパワーが湧きませんで、ブログも書かず今日にいたるわけです。

「来年こそは、頑張るぞ。」

と言いたいところですが、じつは掃除よりも頑張らなくてはいけない猫介護が、またまた発生しているわけです。

今年はスズメ育てや塗装などのリフォームもあった大変な夏でしたが、その頃に「みじめ♀」はIBDの疑いで治療を開始しており、私はその時点から、いずれ消化の問題でこの猫は亡くなるのであろうと覚悟していたわけです。

でも処方がうまくいったのか8月12日に4.15㎏だったのが11月2日には4.6㎏にまで増加、しかしそのころから皮膚がたるみ、毛が薄くなるなどのステロイドの副作用が出てきて、ステロイドの減量を試みました。

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投薬、食餌を待つかしこいみじめ

たるんだ皮膚などよく診ていただいたし、じつは副作用で猫には出ないと言われるようになった腎不全を心配するより、クッシングや糖尿の副作用が出たら、さらにその治療が大変であろうからとの事でした。
28日間ステロイドを半減し、

そして11月30日の受診で、たるんだお腹に11月2日にはなかった乳がんのような腫物ができていました。
猫の乳がんは縦に一列切ってドレーンをだし、そして一月後にもう一列切ってという侵襲をたいへん伴う、猫にも人にも辛いオペです。
しかも、それほど辛い思いをしても猫の癌の予後は良くないのです。

みじめの場合、いきなり両側に岩のような塊があり、切る時期が遅い事、28日でこれほどの成長を思うと予後は良くない事、切るとしたらL字にしても大変、
この子は残された数か月切らないほうが(切っても延命出来ない上、痛く、家族から離れて入院で貴重な最期が過ぎてしまうので、)猫はいいのではないのかなどお話をしてきたわけです。

乳がんはオペで出来るだけ切り取ってそれを病理で判定が確定になるのですが、先生のあつかわれた一例だけ細胞が良性の結果でしたが、結局、やるからには侵襲的なオペをした子がいたそうです。
でも、そんな宝くじのようなお話に当たれるとも思えず、またガン以外のIBDでも今後亡くなる可能性は変わらずで、今回は治療方針で本当に途方に暮れてしまいました。

通常はしないのでしょうが11月の針吸引では癌細胞は見られず、でも12月28日(体重4,7kg)にはもっと大きくなっています。

しこりがわかった頃のミクシィの私のつぶやきです。

みじめIBDで受診。11月2日にはなかったのに胸がいきなりしこりだらけで針吸引ではわからないけど、オペ不可能な程の乳がんの可能性大。この速さでは延命は無理、オペしないほうが猫にはいいだろうと先生。ステロイドは減量する場合、半分を毎日より、一粒を飛び飛びで空きをつくる投薬の方が副腎は持つそうです。(11月30日)

 
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コメント
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みゃー大工

ステロイドの効果は12時間だとしても、毎日量の差があれど、ステロイドが入ってくるより、無い日があると副腎も自分の力を出すのだそう。(11月30日)削除

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みゃー大工

また、みじめの胸もホルモン異常のめったにない希望もあるので、次の受診まで毎日チェックするというと、触ると肉下腫や癌化が早まるのでそっとしておくほうがいいのだそう。インコ同志も求愛でけがしてしまいやれやれです。(続きを見る)(11月30日)削除

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みゃー大工

乳がんの自壊が嫌だという事でオペしたところで一列の術式でなく両股にあるのでL時の切開になる、2列は侵襲が激しくて普通はしない。猫の皮膚は伸びるので寄せ集めて縫う事も全然可能だが、(11月30日)削除

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みゃー大工

乳がんの自壊が嫌だという事でオペしたところでそこまで大きければ内臓に転移もあるだろうし、進行が早すぎるし、今いじってもたいして持たない、無痛のみじめが普通の暮らしが短くなり可哀そうかもしれないと思うとのこと。要は小さい時にワンチャンス。ホルモン異常のまれにない数例を願う事にしている。(11月30日)削除

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みゃー大工

IBDの治療、従来の説、長期のステロイド投与については猫は腎臓をやられないのではないかとのデータが近年あがってきたこと、長期はクッシングと糖尿にはなる事がわかってきたので減量している。(11月30日)削除

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しろりん

え゛?乳癌??なんてこと…。たとえ数例であってもホルモン異常であることを祈ってる。ステロイドの減量については、やはり血中濃度をゼロにする時間が大切なのね。こういう情報ありがたいです。(11月30日)削除

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めいすぅ

えっ?? 11/2って、つい数週間前じゃありませんか、そんなにいきなり…?? なにかの間違いでありますように…(11月30日)削除

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みゃー大工

> しろりんさん いきなりたんこぶのようなしこりが。ステロイド銀ちゃんにお役にたてますように。(11月30日)削除

みゃー大工

みゃー大工 > めいすぅさん いじってもアナウンサーの逸見さん状態、まれにある黄体ホルモン等の異常でありますように。貧血、下痢等で何回発情してもA木病院オペ出来なかった、早期のオペは乳がん予防だと思います。 (11月30日)削除

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みゃー大工

今朝もごつごつ岩が数、体積が増えたような。スピードが速い。本人ご機嫌でいい子、信じられません。(12月01日)削除

 

 

 

そして、28日の受診で決めたことはオペした場合、
自分は自壊の手当は助かるが、オペせず

自壊の時は姑息的にレーザーを使うかもしれませんが、もう最期まで家で自然に過ごさせる、IBDの治療はするけど、好きなものを食べてもいいが結論となりました。
これは全切除不可能であろうみじめに限ってであって、若かったり、いや老いていても、他の病気のない猫さんには当てはまりませんと思います
また人の場合も。
人には猫以上に複雑な社会の一旦をにない、それぞれの生きてきた信条もあるでしょう。
病気と治療の意味が、まず猫と違い理解できるので、無治療を選んでも、辛い治療を選んでも、後悔のないように自分で選択するしかないです。
が、みじめの場合、私は抜歯やまぶたのレーザー等、今までは治療に積極的な飼い主であったけれどどうしてやればいいのか、こう決めていてもどこかで迷っています。

 

 

老衰による大往生は本当に難しいものです。
鼻つまりのふと♀も腎不全が進んできています。

 

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↑寒くてたまらないふと♀
まだまーだ、辛い看取りを頑張らねばいけません。

009

「死んでいるか」と心臓が止まりそうな姿のふと。

 

そうそう猫の先輩のブログを拝見し、障子紙の代わりに「カーテンライナー」がいいと伺い、我が家も小鳥の保温に使いだしました。

088

遺品のデロンギヒーターが小鳥用のヒーターよりはるかに優れています。
猫にとられないように、今、籠の周りに小屋を立てています。
これは試作品。

083
てふぁにーとぐりんぴーちゅ。

104

作業中楽しいことないかとおねだりしている凡太。

027
凡太とりんご。

040
おやつを貰う凡太。ワクワク。

108
違う意味でワクワクしているキージ。(=凡太をおやつにry)

絶体にとられないようにせねば。

少しでもお役に立つことを来年も月1でも発信できたらと思いつつ、今年はお付き合いくださりありがとうございました。
もっと楽しい事を書けたらいいなです。

 

 

来年もよろしくお願いいたします。

 

コメント (4)
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