災害支援ボランティア 宮北会(みやきたかい)

東日本大震災後、岩手県宮古市・山田町で被災者との「顔の見える」交流活動を続けています

JR山田線が一大事!

2015-12-15 22:11:17 | 宮古・山田

JR線・脱線事故の復旧・長期化?

私達が宮古や山田での活動の足として、利用したことのあるJR山田線で、以下のような事故が起きました。

12月11日午後7時半ごろ宮古市門馬の平津戸駅-松草駅間で、宮古発盛岡行の1両編成の普通列車が崩落していた土砂に乗り上げて脱線し、乗客、乗り合わせたJR社員、運転士の16人が軽傷を負った。

現場の土砂崩れは幅約32メートル、高さ約25メートルの広範囲に及び、JR東日本盛岡支社では、復旧作業中の13日、土砂崩れ現場の上部3か所で長さが最大約20メートルの亀裂数本を確認したと発表。その後の確認によると、亀裂は継続的に広がり、二次災害の恐れもあるため、復旧作業は中止されている模様。

作業再開の目途は立たず、現在は川内駅−上米内駅間で不通となり、宮古駅と盛岡駅を結ぶ県北バス「106急行バス」により振替輸送が行われ、バスは利用客増加により混雑し、鉄道の早い復旧が望まれ、年末年始の帰省客や観光客にも影響が及ぶのは必至である。

山田線では、東日本大震災で被害を受けた宮古駅-釜石駅間で復旧工事が始まり、工事完了後には三陸鉄道へ譲渡による運転再開が待たれているものの、山田線に隣接していたJR岩泉線では2010年7月の土砂崩落事故による脱線事故で全線が運休となり復旧を断念し、昨年4月1日に廃止となった経緯があり、復旧が長引いたり、復旧費用が嵩んだり、利用客が減ったりすれば、廃止が心配される。

以下の写真は、2013年8月12日に山田線宮古駅発盛岡行(快速「リアス」3639D)のディーゼルカーから撮影した山深く、駅前には人家の殆ど見られない「平津戸駅」と「松草駅」。事故は、この2つの駅の間で起きた。

一日も早い「復旧再開」を待ちたい。

↑平津戸駅

↑ 松草駅

嶋田憲一



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