薬屋のおやじのボヤキ

公的健康情報には嘘が多くて、それがためにストレスを抱え、ボヤキながら真の健康情報をつかみ取り、発信しています。

セロトニン分泌で心身ともにイキイキ元気生活(三宅薬品発行の生涯現役新聞N0.268)

2017年05月25日 | 当店毎月発刊の三宅薬品:生涯現役新聞

当店(三宅薬品)発行の生涯現役新聞N0.268:2017年5月25日発行
表題:セロトニン分泌で心身ともにイキイキ元気生活

副題:朝日を浴びながら、リズミカルな運動をしましょう

(表面)↓ 画面をクリック。読みにくければもう1回クリック。裏面も同様です。 

 

(裏面)瓦版のボヤキ
    上高地散策 暑くて歩き疲れました

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24節気の健康と食養:小満から芒種まで

2017年05月24日 | 24節気の健康と食養

 24節気の健康と食養:小満から芒種まで

 立夏の次にやってくる24節気が小満で、麦の実が次第に充実してきた様がいわれです。毎年5月21日頃(2017年は5月21日)になります。
 野山は新緑が過ぎ、万物が次第に成長し、一定の大きさに達してくる頃となります。
 陽気が盛んになり、日中は汗をかき、暑さを感じます。紫外線がこれから一年で一番強い時期となり、ジリジリとした太陽光線で日焼けします。
 季節は完全に夏として実感できましょう。
 人の体は、新陳代謝を活発にする春の態勢から、元気よく動き回る夏の態勢へと完全に生理変化しています。春:肝の季節(厳密には春の土用:脾の季節を経由)から夏:心の季節への生理変化です。
  これを踏まえた夏の養生法を下記の記事で紹介しています。参照なさってください。
  
立夏は夏の入り、五味を上手に夏食に。先ずは「心」が求める苦味です。

 なお、以下の記事は、その一部を重複して紹介します。
 ここでは、小満から芒種までの養生について、まず、この時節として特徴的なものを紹介することにしましょう。
 この時期、当地岐阜の日最高気温は平年値で夏日となり、日最低気温は15度を超えます。よって、暑さと発汗の両方から、よく冷えた飲み物が欲しくなり、冷蔵庫からそれを取り出してがぶ飲みしたくなります。しかし、これは厳禁。このブログの「暑くなった5月半ば、“冷たい物中毒”から脱却するチャンス!」を参照ください。

 暑くなってきたこの時期からの健康法として、おすすめなのが「冷水シャワー」です。
 湯上がりにたっぷり冷水シャワーを浴びると、気分まで爽快となり、精神的ストレスも流しとってくれますよ。→ …始めましょう、冷水シャワー。万病に効果あり。… 

 小満から芒種までの食養について、特徴的なものを2つ、これは一つ前の節気、立夏のときと同じですが、ここでも重複して紹介することにします。
 引き続きフキが旬です。市場では既に4月から出回っていますが、立夏からが本当の旬です。フキは初夏を代表する野菜で、その苦味が心を癒してくれますから、おおいに食したいものです。なぜ苦味がいいかは、のちほど説明します。
 もう一つが露地物のイチゴで、小満の頃にピークを迎えます。体がまだ暑さに十分に順応できず、体に熱がこもりがちになりますから、体を冷やしてくれる果物が欲しくなります。それに最適なのが旬のイチゴでしょう。

 立夏から心の季節になりますから、5つの味「五味」についても頭に置いといてください。漢方では、五臓のバランスを整えるため、夏は<主・苦味、従・辛味、添・甘味>この三味の組み合わせを最適としています。料理は、この三味を頭に置いて行っていただきたいものです。
 小満から芒種までの初夏にふさわしい料理としては、立夏に引き続き、やはりフキの煮物でしょう。少々甘味をつけ、辛味としては山椒の若芽がベストです。

 最後に、今回も、うちの自家栽培野菜などの状況をご紹介させていただきます。
 畑では、小満の頃にイチゴがピークとなり、まだ当分の間、毎日いただけます。フキはまだまだ成長中で、太いものから順次収穫しています。
 そして、ニンニクがそろそろ収穫できる状態となり、それに先立ち“とう”摘みしてそれをいただきます。昨年から栽培を始めたチマサンチュは欠き葉する株を残して選り、おひたしなどにします。
 また、今年から栽培の「はつか大根」をサラダにしていただいていますが、そろそろ終わりです。そして、昨年移植したニラが豊作で何度も刈り取っていただいています。

 次回は、「芒種」(6月5、6日頃)の健康と食養です。
 今回の投稿が遅れて申し訳ありませんでした。

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健康診断は毎朝の自己検診に勝るものなし

2017年05月09日 | 健康情報一般

健康診断は毎朝の自己検診に勝るものなし

 毎年、新年度に入ると職場検診や住民検診の準備が進められ、いずれや検診の案内が来ます。そして、これを半強制的に受けさせられます。
 特に職場においては、メタボ検診制度ができてからは、健康保険組合は受診率が一定基準以下になったり、メタボ患者が増えたりしたら、補助金が削減されるといったぺナルティーが科せられますから、やれ受診しろとか、基準値をオーバーしたら医者でちゃんと措置してもらえとか、相当うるさくなってきているようでもあります。
 ひどいところでは、建設業界にあっては血圧が一定値以上だと作業現場に入らせてもらえないとか、スーパーマーケット業界にあって毎年雇用契約のパートの方は基準値オーバーだと再契約
に当たり医師の“労働に支障なし”の診断書を求められるといった、とんでもない仕打ちをされています。そして、こうした基準値をクリアするために、飲みたくもない薬を飲まざるを得ない方がけっこういらっしゃるようでして、そうした薬を飲むと副作用が出て恐くてしかたがない、どうしたらよいか、という相談も複数受けています。
 実に困った
メタボ検診制度です。政府は、これでもって“医療費が大幅に削減される”と言ってメタボ検診を始めたのですが、“多少の基準値オーバーなんて放っておけ”で済まされたものが、今や“薬を飲まねば仕事もさせてもらえない”ようになったのですから、かえって医療費が増えてしまう状態になっているのではないでしょうか。
 そもそも健康診断の基準値というものは意味のないものがほとんどですし、恣意的に改悪されてきた経緯があります。よって、健康診断は受けても無駄なのです。
 このことについては、過去記事で書きました。

 健康診断の“検査”で病気が発見できる? 無駄な上に害(放射線)になるだけです!

 健康診断をなぜやるかといえば、それは生活習慣病のチェックでしょう。
 世の中が豊かで便利になれば、皆、動かず歩かず、美食飽食するに決まっています。必然的にメタボになるのは誰しも分かりきっています。かと言って、何もかも人力で行い、遠い距離を歩いて通い、粗食少食で毎日我慢する、といった戦前の生活なり江戸時代の生活に戻すなんてことは絶対にできっこありませんし、また、せっかくの高度文明社会の恩恵を受けずして何が楽しい、ということになってしまいます。
 人生を楽しく愉快に過ごすのが何より大切なことですから、ここは開き直って、生活習慣病のどこが悪い、生活習慣病を甘んじて受け入れようじゃないか、基本はこれでいいのではないでしょうか。
 一切の生活習慣病を患うことなく人生を終えようと考えるなら、そして、そこに価値観を見出そうとするなら、世捨て人になってランプ生活でもするしかないでしょうね。

 豊かで便利なこの世の中にあっては、先ずは生活習慣病を素直に受け入れることです。ここからスタートしないことには対処法はありませんからね。
 軽度の生活習慣病は“高度文明病”であって問題なしとする、としましょうよ。これは青信号。中度の生活習慣病になって黄信号、重度で赤信号、と捉えていいのではないでしょうか。放置すれば順次信号の色が変わってきますが、それも加齢が最大要因ですから、そうジタバタすることもないでしょう。
 やがて人は例外なく死にます。死因は、がん、心疾患、肺炎、脳血管疾患、老衰の順になっています。うち肺炎は大半が誤嚥性ですから、これは寝たきりが原因です。寝たきりになる原因は、脳卒中、認知症、高齢による衰弱、骨折・転倒、関節疾患の順です。以上に列記した疾患のうち肺炎と老衰を除く疾患が生活習慣病で、これだけを頭に置いておかれればいいのではないでしょうか。ただし、糖尿病は重度に悪化して合併症を引き起こし、その疾患名で統計に上がってくることが多いですから、糖尿病もお忘れなく。
 疾患名がゴチャゴチャしましたので、生活習慣病として留意せねばならないものを整理しますと、次のようになります。
  第1グループ[がん、血管性疾患(心疾患・脳卒中ほか脳血管疾患)、糖尿病]
  第2グループ[骨折、関節疾患]
  第3グループ[認知症]

 これらの疾患を頭に置いて、未病の予防ということを考えてみましょう。
 まず、第3グループ[認知症]ですが、これは“高度文明病”の最たるもので、豊かさ、平和さの象徴と言えるものです。何もしなくても食っていけるという日長ボンヤリ生活を繰り返していてはボケるのは当たり前です。
 でも、ボケは、何とかして防ぎたいものですね。
 対処法は1つしかありません。朝、目を覚ましたら、“あれもしなきゃ、これもしなきゃ、毎日そうしないことにはおまんまが食わせてもらえねえ”という適度にストレスのかかった生活をし続けることです。これで、ボケは逃げていきます。予防法は実に簡単なことですが、でも、老体に鞭打たねばなりませんから、相当な覚悟がいりますが。
 次に、第2グループ[骨折、関節疾患]ですが、昔は働きすぎて疲労骨折、関節の油切れということがあったでしょうが、現代は逆で、使わな過ぎて骨がもろくなって骨折し、関節が固まるのですから、これは、面倒がらずに小まめに体を動かせば済むことです。ボケ防止と兼ねた対処法で防げます。

 さて、問題になるのは、第1グループ[がん、血管性疾患、糖尿病]です。
 これは第2、第3グループと違って症状が表に現れにくく、自覚症状も感じにくいものです。そして、誰もが加齢とともに大なり小なり患うこととなる疾患ですし、やがて死ぬときは第1グループの疾患が死因となることが大半ですから、基本的には、これが原因して死ねれば本望と捉えたいものです。
 そこで、未病の予防について述べる前に、これによる死亡について考えて見ましょう。
 
まずは、がんですが、老衰死の場合、解剖すればその8割ほどに何らかのがんが見つかると言われており、こうしたことからも、がんは仲良く付き合っていけるものですし、また、がんは苦しまなくて死ねる代表的なものですから、恐れるに足らず、です。
 このことについては下記ブログで説明しましたので、ご覧になってください。
  楽に死ぬには、がんに限る。がんは放っておけばいい!
 次に、血管性疾患ですが、これでもって頓死(とんし)できれば本望ではないでしょうか。究極的には、長野県が進めているPPK(ピンピンコロリ)運動の中で、お年寄りたちの合言葉となっている「脳血管障害で95歳で死のう!」というものでしょうね。
 このことについては下記ブログで説明しましたので、ご覧になってください。
  TPPとPPK、無関係のようですが関連あり
 3つ目の糖尿病は少々困りますね。合併症を引き起こして死亡することになるのですが、早々に血管性疾患が訪れてくれればいいものの、失明・足の壊疽(えそ)・認知症併発といったものが先行すると何ともなりません。

 何ともならないものは他にもあります。先に言いました血管性疾患でピンピンコロリと逝けずに生き長らえた場合です。けっこうな頻度で脳障害なり半身不随などの運動障害といった重い後遺症で苦しめられます。
 これらを未然に防ぐ、つまり未病の予防ということになると、つい検査したくなりますが、糖尿病以外は冒頭で申しましたように検査で発見することは不可能に近いです。
 近代医学はめざましく発展し、検査機器でかなりのことが分かるようになったやに思われていますが、まだまだほんの一部でしかなく、今後いくら検査機器が発達したところで、どれだけのこともないのは確かなことです。
 逆に、放っておいてもいいものまで治療対象にされますから、かえって健康を害することにもなりかねません。現状はこちらの傾向が強いように感じられます。
 血管性疾患に関しては、誰もが加齢に伴い動脈硬化が進み、血栓ができやすくなります。血管壁にコレステロールや中性脂肪が沈着するのです。体細胞が栄養満タン状態になっていて、栄養を引き受けてくれないから栄養が血液中をさまよい、やむなく血管壁で貯蔵するしかないのです。その昔は、貧栄養により血管細胞の接着剤であるコレステロールや中性脂肪が不足し、血管が破裂することが多かったのですが、今は逆に詰まるのです。ですから、血管性疾患の危険性を大きく減ずるには、その中庸が望まれ、今と昔の中間の生活習慣にするということになりますが、言うや易く行い難しとなりましょう。

 じゃあ、どうすりゃいいの。特に、中高年の方で仕事とか家庭の都合で、まだまだこの先〇〇年は死んでも死ねない、バリバリ仕事をせねばならぬ、という状況下に置かれることが往々にしてあります。そういう方に知っておいていただきたい体調の急激な変化、これは何だ?という疾患について紹介しておきましょう。
 朱書きした箇所はしっかり頭に入れておいてください。

 まず「脳梗塞」ですが、突然次のような症状が一つでも感じられたら、脳のどこかの機能分野で血管の詰まりが生じた恐れが多分にあるというものです。
 ・なんでもないのに転倒したりふらつく
 ・片方の手足あるいは顔面片側の麻痺やしびれ、視野が半分欠ける
 ・ろれつが回らなかったり、言葉が理解できなかったり、物が言えない
(参考)脳出血となると、これらの他に、次の症状を伴うことが多いです。
 ・頭痛・吐き気 

 次に「心筋梗塞」ですが、突然次のような症状が感じられたら、心臓を取り巻く血管に詰まりが生じた恐れが多分にあるというものです。
 ・強い胸の痛み、
呼吸困難、吐き気、冷や汗
 なお、一時的な軽い心筋梗塞と言えるのが「狭心症」です。通常数分程度で回復するようですが、程度の大小により、次のような症状が一つ二つ三つと感じられます。
 ・のどをゼイゼイ鳴らす、胸がざわざわする
 ・左肩、背中の痛み、左手小指の痛み、奥歯や下あごが痛む
  (多くは、点ではなく、面で痛みを感じます。)

 3つ目が「糖尿病」ですが、だんだん次のような症状を感じるようになります。
 ・やたらと口が渇くようになる
 ・食後すぐではなく数時間後にだるさや眠気がくる
 ・尿が泡立つ
 ・多食すれど体重は減少していく

 体調の急激な変化に関しては、以上のことを知っておかれれば十分でしょう。これでもって主要な疾患に緊急的に対処することができます。
 でも、これだけでは不十分と思われる方も多いことでしょう。肝臓疾患も腎臓疾患も起きてはならぬ。あらゆる未病を予防し、元気いっぱい働きたい。そのために人間ドッグに入って健康診断を定期的に受診しよう、ということになってしまいますが、ちょっとお待ちください。こうした方に読んでいただきたいのは次の記事です。
 人間ドックは病人を仕立てるためのワナ。人間ドックという奇習があるのは日本だけ。

 じゃあ健康診断をどうやってやればいいの?ということになりますが、こうした検査機関の検査機器より数段上をいき、毎日簡単にチェックできる機能を持ち備えたものがあります。それは、自分自身の感覚です。ヒトの体には様々な幾つものセンサーが張り巡らされており、時々刻々、異常を感知したら知らせてくれるようになっています。
 これに勝る検査方法は他にありませんから、これを重視したいです。
 普段は感じない、とんでもない異常の感知は先に述べたとおりですが、何となくちっと変だ、という感覚は誰しも時々経験することであり、その原因も察しが付くことが多いですから、自分でけっこう対処できます。 

 随分と前置きが長くなりましたが、じわじわとやってきて、罹患したのかどうか、その恐れが高くなってきているのかどうか、なかなか気づかない未病というものも数多くあるのですが、それらを早期発見できる自己検診というものも、また、ちゃんとあるのです。
 それは、毎朝、目覚めてから身支度を整えるまでの間に行う自己検診です。
 <自分
の体のセンサー6項目チェック>
  目覚めたとき     →・すっきりした目覚め
  トイレまで歩くとき   →
節々・筋肉スムーズ
  小便をしたとき    →・排尿すっきり
  朝食を食べたとき  →・胃の不快感なし
  大便をしたとき    →・排便すっきり
  身支度をしたとき   →むくみ無し
 以上、時系列に沿って検診項目をあげましたが、覚えやすいのは排尿・排便を統合した次の5項目です。
  ・すっきりした目覚め
  ・排尿・排便すっきり
  ・節々・筋肉スムーズ
  ・胃の不快感なし
  ・むくみ無し
 さらに足腰に自信のある方は節々・筋肉をカットして、次の4項目となります。
  ・すっきりした目覚め
  ・排尿・排便すっきり
  ・胃の不快感なし
  ・むくみ無し

 ここで、上の4項目について少々解説します。
 まず「すっきりした目覚め」。
 これでもって、あらゆる臓器の健康度がいっぺんに全部推し量れるというものです。
 なかなか起き上がれない、体が重もだるい、頭がぼーっとする、などなど何らかの違和感があれば、どこかの臓器がお疲れさん状態にあるということになります。
 原因が睡眠不足や過労など思い当たる節があれば問題なしです。この場合は、どこかの時点で心身を休ませてあげることです。
 すこぶる健康体となると、例えば明治維新時代の西郷隆盛が有名ですが、目が覚めた途端に“蒲団を蹴り上げてガバと起き上がり、タタッと足が動く”ということになるのですが、現代人はなかなかこうはいきません。
 しばし蒲団の中でまどろみ、目を擦り、大きく伸びをして、やっと起き上がる。これでもって、“ああ、すっきりした目覚め”と判定してしまいます。
 恒常的な疲労は気にならなくなるもので、これでもって健康と錯覚してしまうのですが、こうした場合は、健康度は100点ではなく7、80点程度と考えたほうがいいでしょうね。
 現代人はたいていの方が飽食が元で肝臓が恒常的にお疲れさん状態になっていますが、これが普通だと思い込み、自己採点が甘くなりがちです。
 2つ目の「排尿・排便すっきり」は説明するまでもないでしょうが、色や臭いも観察対象です。そして、排便は毎日スムーズにすっきり、残便感なしであって当たり前ぐらいに捉えてください。腸内細菌の健全さがヒトの健康を支えてくれているのをお忘れなく。
 3つ目の「胃の不快感なし」も説明するまでないですが、どれだけかの異常があって、それに心当たりがないとすると、それは無意識下に存在する精神的ストレスの可能性が高いです。精神的ストレスも恒常化すると意識できなくなる性質のものですが、それを胃が教えてくれます。
 4つ目の「むくみ無し」は案外見過ごしがちです。女性の場合は、疲れなどで顔や足にむくみが出やすく、気にしておられる方が多いようですが、男性でむくみをチェックされる方はまずないでしょうね。よく知られたことですが、立ち仕事が多い方は夕方に足がむくんでくる傾向にありますが、朝、むくみがあるかどうかをチェックするのが肝腎です。
 手指のむくみ=曲げ伸ばしがスムーズにいくか
 心臓のむくみ=次の方法で静脈をチェックすることで、おおよそ分かります。
  1.左手の甲の静脈を見る(見えない人は手の甲を叩く、叩くと膨れてくる)
  2.左手を心臓より下に持っていく→しばらくすると静脈が拡張する
  3.左手を肩の高さまで上げる→静脈が消えていく
    これが、5秒以上消えない人は心臓が少し弱っている可能性があります。
 (心臓のむくみ:<出典>「世界一受けたい授業」:帝京大学医学部外科准教授 新見正則先生)
 (備考:手指は毎朝、心臓(静脈チェック)は疲れがあるときなどたまにでよい)
 むくみは、血液やリンパの流れが悪いことによる場合が大半で、少し運動したり、ストレッチをやれば解消することが多いのですが、健康体であれば朝のむくみは一切ないですから、むくみがあれば未病があると判定なさってください。なお、朝のむくみは血流が悪くなっている証拠でもありますから、血流改善に心がけたいものです。
 なお、異常なむくみが長く続くようなら、心不全、肝硬変、腎不全、甲状腺障害などなど重い疾患へ向かっている恐れが疑われますから、要注意です。
(参考)むくみについての参照サイトとして次のものがあります。
  Mukumii(くむみぃ)

 以上、毎朝の自己検診で「異常なし。今日も楽しく元気でいこう!」といきたいものです。

(補記)
 愛煙家の方は、朝の一服が自己検診の非常に有効な手段となります。
 その昔、専売公社がコマーシャルで「今日も元気だ、たばこが旨い」とか「たばこは健康のバロメーター」とやっていましたが、正にそのとおりです。
 たばこがまずくなったら、どこか体がおかしいということになります。

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24節気の健康と食養:立夏から小満まで

2017年05月05日 | 24節気の健康と食養

 24節気の健康と食養:立夏から小満まで

 穀雨の次にやってくる24節気が立夏です。毎年5月5日頃(2017年は5月5日)になります。立夏は夏の始まりです。
 野山では既に新緑真っ盛りになり、天気がいいと日中は汗をかき、暑さを感ずるほどになります。この時期は新暦ではまだ春ですが、紫外線が強くなってジリジリとした太陽光線で日焼けするようになりますから、季節はもう夏として実感できましょう。
 人の体は、新陳代謝を活発にする春の態勢から、元気よく動き回る夏の態勢へと生理変化します。春:肝の季節(厳密には春の土用:脾の季節を経由)から夏:心の季節への生理変化です。
  これを踏まえた夏の食養生法を下記の記事で紹介しています。参照なさってください。
  
立夏は夏の入り、五味を上手に夏食に。先ずは「心」が求める苦味です。

 なお、以下の記事は、その一部を重複して紹介します。
 ここでは、夏の始まりである立夏から小満までの養生について、まず、この時節として特徴的なものを一つ紹介することにしましょう。
 中国伝統医学(中医学)では、「立夏からの養生は、当然のことながら心に重きを置きます。気温がだんだん上がるにつれ、人は心理的に落ち着かなくなります。したがって、立夏の節気は心を静めるように調節すべきです。心を穏やかにし、常に微笑を忘れず、怒りを抑え、自分の心が穏やかになること、例えば趣味を楽しんで情緒を養い、心を伸びやかに保つことです。また、適度な昼寝をするのも体の健康に良いです。」と言っています。
 9月始まりの中国に対して日本の場合は4月始まりですから、日本ではこうした季節特有の生体反応に適切に対処させられるほか、新年度が始まって特に新入社員は生活環境の激変による異常な心の反応にも対応を迫られ、尋常ではない緊張感、不安感に襲われることも多くなります。その結果、日本では五月病が発生するのです。
 その対処法については、「日本に特有の五月病、その予防法・改善法」に詳細を記しましたから、そちらをご覧になってください。

 この時期、朝はすがすがしさを満喫できます。起きたら外へ出てお日様に当たり、簡単な健康体操をしてみませんか。前回「穀雨」のときにもお勧めしましたラジオ体操あたりが一番ですが、少なくとも次の“体操とは言えないほどの体操”であっても、精気がみなぎってきますよ。
 それは、西原克成先生が推奨しておられる「深呼吸=鼻呼吸体操」です。
 これの効果には、おまけがあります。女性の尿漏れ改善にも効果が大有りです。


(備考)西原先生の著「究極の免疫力」(P.127)の原文は、次のとおりです。
 「…腰を伸ばして姿勢を正し、バンザイをして唇と尿道と肛門をぴたりと閉鎖し、上下の歯を1ミリ開けて、横隔膜を頭側につりあげ、同時に胸一杯に肺を拡大します。…呼気のときには、横隔膜をゆるめて重力にしたがっておろすだけです。」

 なお、これも前回に書きましたが、朝日に当たると「幸せホルモン」セロトニンの分泌が促され、精神が安定し、気分が穏やかになり、幸福感が湧き上がってきます。
(参照)「幸せホルモン」セロトニンと「睡眠ホルモン」メラトニンを十分に出す生活習慣を

 食養について、立夏から小満までの特徴的なものを2つ紹介することにしましょう。
 一つは
フキが旬です。市場では既に4月から出回っていますが、これからが本当の旬です。フキは初夏を代表する野菜で、その苦味が心を癒してくれます。おおいに食したいものです。なぜ苦味がいいかは、のちほど説明します。
 もう一つが露地物のイチゴです。立夏を過ぎると熟し始め、小満の頃にピークを迎えます。暑い日は、まだ体が十分に順応できず、体に熱がこもりがちになりますから、体を冷やしてくれる果物が欲しくなります。それに最適なのが旬のイチゴです。

 フキ以外にこの時期に入手が容易な露地もの野菜で旬のものとなると、エンドウは終わりがけとなっていますが、レタスがあります。レタスは通年出回りますが、本来は初夏が旬のものです。野菜は、できれば生食するのが望ましいですから、暑くなれば野菜を生で食べたいものです。

 立夏から心の季節になりますから、5つの味「五味」についても頭に置いといてください。漢方では、五臓のバランスを整えるため、夏は<主・苦味、従・辛味、添・甘味>この三味の組み合わせを最適としています。料理は、この三味を頭に置いて行っていただきたいものです。
 立夏から小満までの初夏にふさわしい料理としては、やはりフキの煮物でしょう。少々甘味をつけ、辛味としては山椒の若葉がベストです。

 最後に、今回も、うちの自家栽培野菜などの状況をご紹介させていただきます。
 畑に辛うじて残っていた春キャベツも収穫が終わり、穀雨過ぎから旬となったエンドウは立夏をピークにまもなく終わりです。夏大根の選り葉もあと1回の収穫で終わります。
 これらに代わってフキが食べ頃になっています。時折いただくことにします。
 今年から栽培の「はつか大根」がやっと大きくなり、をサラダにしていただくことのします。そして、昨年移植したニラが豊作でこれから
何度も刈り取っていただけます。
 果物は、年によって甘夏が残っていることがありますが、今年は立夏直前に食べ終えました。これに代わってイチゴが旬となり、この時期、毎日食べられるようになります。
 他には、栽培種のタラの木とウドがあり、ともに旬は終っていますが、まだ芽吹きつつあり、タラの芽やウドの芽のてんぷらをもう1回ぐらいはいただくことにしています。
 タラの木の際には山椒の木があり、若葉を
時折摘んで香り付けしています。
 そして、休耕田のあちこちでセリが随分と大きくなりました。春の七草にあげられ、春が旬のセリですが、セリ飯は風味が良くて美味しいです。摘んできていただくことにします。

 次回は、「小満」(5月20日頃)の健康と食養です。

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立夏は夏の入り、五味を上手に夏食に。先ずは「心」が求める苦味です。

2017年05月04日 | 漢方五季の食養

立夏は夏の入り、五味を上手に夏食に。先ずは「心」が求める苦味です。

 5月5日頃が立夏(2017年は5月5日)で、この日から夏に入ります。
 “春たけなわ”なんてとんでもない。春はとっくに過ぎています。4月16日頃に終わっていて、立夏の前日までは「春の土用」です。
 これは、中医学(漢方)の捉え方ですが、人の健康を考えると、これが正解でしょう。
 季節を単に外気温だけで判断しては間違いの元です。というのは、人を含め動物のみならず生き物は、日照時間などで季節を先取りし、生体反応を示すからです。
 春夏秋冬は、通常考える時期より約1か月前倒しして始まり、ほぼ真ん中で終わってしまって、その後の半月強は季節の変わり目と考えましょう。
 さて、夏は、立夏(5月5日頃)から始まり、7月19日頃(大暑の約4日前)で終わります。そして、7月20日頃の「夏の土用の入り」から8月7日頃(立秋の前日)までが「夏の土用」となります。

 立夏を過ぎれば、屋外で仕事をするとなると、日中は大変な暑さを感じ、かなりの汗をかきます。これが正常です。汗はかきたいものです。老廃物は、尿として全てを排出するのは不可能でして、汗腺からしか排出できないものもあるからです。
 そして、夏は早々に日が昇り、日が落ちるのも遅く、活動時間が長くなります。夏至は夏のほぼ真ん中に位置することから、当然にそうなります。
 そうなると、血液循環が他の季節よりずっと多くなりますから、心臓の活動が必然的に高まります。つまり、夏は心臓の季節なのです。
 心臓はそれを心得ていて、活発に働いてくれるものの、炎天下での重労働が続けば、当然にオーバーヒートしてしまいますから、心臓を労わってあげねばなりません。
 特に、現代人は飽食がもとで動脈硬化を起こしていることが多く、血圧が高めの傾向にありますから、心臓は年中疲労気味で、要注意です。

 そこで、本題の夏食ですが、漢方の世界では五味に注目します。酸味、苦味、甘味、辛味、塩味の5つです。これは、季節(春、夏、土用、秋、冬の5つ)と、主要臓器(肝、心、脾、肺、腎の5つ)に、それぞれ対応しています。春は酸味で肝、夏は苦味で心、土用は甘味で脾、秋は辛味で肺、冬は塩味で腎です。なお、脾は消化の要で、胃と考えていただいてけっこうです。
 さて、夏は心の季節で、心臓が重要な働きをしますから、心臓を労わるために心が求める苦味を補ってあげる必要があります。
 近年、大変注目されるようになった沖縄の苦瓜「ゴーヤ」、まだ時期は早いですが夏にベストな食材となります。それ以外に苦いものなら何でもけっこうです。例えば立夏頃に旬となるフキがあります。
 なお、半世紀前(小生が子供の頃)のキュウリは頭のほうが苦かったのですが、近年は品種改良されて全然苦くありません。キュウリは単に体を冷やすだけの野菜になってしまい、実に残念です。もっとも、そう思うのは小生が年を食ったからの話で、子供の頃はキュウリの
頭のほうは苦くて食いたくないと捨てていましたが、これは、子供の場合は心臓も若くて元気ですから格別に苦味を求めず、そういう反応を示すのでして、現代の子供も通常は同様な嗜好を示します。これが正常です。もし、子供が苦いものが美味しいと言い出したら、心配せねばなりません。この子の心臓は老けてしまったんだと。

 年を食って高齢者になった小生ほどの年齢に至らなくても、厄年を過ぎればたいていは苦味を求めるようになります。これは、心臓の弱りもありますが、胃が疲れると苦味が健胃薬として効くことも一因しています。先の子供の例もストレスから来る胃の弱りが原因かもしれません。あるいはその両方かも? そうなると恐ろしいことです。
 いずれにしても、年を重ねると苦味の強いものを求める傾向が出てきます。
 特にこの時期、暑さと発汗の両方から、晩酌には苦味の利いたビールがことの他うまいと感じます。(ただし、冷えたものは厳禁。このブログの「暑くなった5月半ば、“冷たい物中毒”から脱却するチャンス!」を参照ください。)

 かと言って、苦味のあるものばかり摂取していると、食味が偏りすぎて、苦味を嫌う肺にダメージを与えます。そのために肺を守る辛味を加える必要があります。そして、甘味をどれだけか添えるとベストです。何事もバランスが肝要ですからね。
 夏は<主・苦、従・辛、添・甘> この三味の組み合わせを知っておいてください。
 ビールのツマミには、第1にピリッとしたものを、第2に甘味のあるものを、ということになります。ここで言う甘味は饅頭やケーキではありません。それは直ぐ後で述べます。

 この三味を組み合わせたお勧め料理で真っ先に挙げられるのが、皆さん良くご存知の、そうです、ゴーヤチャンプルということになります。
 ゴーヤの苦味、コショウなり唐辛子の辛味、そして隠し味としてみりんで甘味を添えると、コクが出て美味しくなること請け合いです。
 なお、漢方の味学では、豚肉や卵など動物性たんぱく質を甘味食材と考えます。
 よって、夏は、甘味は添えるだけのものですから、豚肉や卵はスタミナが付くからといってドッサリ入れるのではなく、脇役の存在とすべきでしょう。
 なお、ビールのツマミにサラミやビーフジャーキが合いますが、これらは甘味食材ですから、ちょっとだけにすると良いです。

 4つ目の味である酸味は、この時期、ほどほどであれば何ら問題ありません。
 夏に避けねばならないのが、最後に残った5つ目の塩味です。
 塩気が多いと心臓に悪いです。というのは、塩は体温を上げる力を持っていますから、塩分を摂りすぎると、夏季は内外から体熱を上げることになり、熱が体にこもってしまうからです。
 汗をかいて塩分が抜けますから、体は塩気を求めたくなりますが、調理は少々薄味ぎみ(ただし、減塩のし過ぎはかえって問題がでますから、塩辛くない程度であれば特に問題なし)にしたいものです。薄味では我慢できない(ある程度塩味が利いたものが欲しい)という方には、天然塩で味付けなさってください。天然塩に含まれる“にがり”
の苦味が心臓に良いですから、少々塩気が多くてもその害を打ち消してくれましょう。

 夏は<主・苦、従・辛、添・甘>三味の組み合わせを意識しながら、酸味で変化をつけ、塩味を控え気味にするという調理をしていただければ、健康的な食生活となりましょう。
 なお、夏野菜が旬の食材として登場してきます。大いに食していただきたいものです。どれも体を冷やす食品で、内にこもった熱を取ってくれます。
 ただし、クーラーの利いた職場で長く仕事をなさっておられる方は、体が冷えていることでしょうから、夏野菜は生食せず、火を通して、冷を弱めてお召し上がりください。
 また、冷えを強く感ずるようなら、体温を上げてくれる塩味を利かせるのも手です。

 こうした冷え症体質の方は、体内温度が低い低体温症のことが多いですから、ぬるめの湯に長く浸かり、体内温度を上げてあげましょう。そして、湯上がりには冷水シャワーで皮膚を引き締め、体熱を逃がさないようにします。
 暑くなってきたこの時期からの健康法として、どなたにもおすすめなのが「冷水シャワー」です。湯上がりにたっぷり冷水シャワーを浴びると、気分まで爽快となり、精神的ストレスも流しとってくれますよ。→ …始めましょう、冷水シャワー。万病に効果あり。… 

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