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24節気の健康と食養:立夏から小満まで

2017年05月05日 | 24節気の健康と食養

 24節気の健康と食養:立夏から小満まで

 穀雨の次にやってくる24節気が立夏です。毎年5月5日頃(2017年は5月5日)になります。立夏は夏の始まりです。
 野山では既に新緑真っ盛りになり、天気がいいと日中は汗をかき、暑さを感ずるほどになります。この時期は新暦ではまだ春ですが、紫外線が強くなってジリジリとした太陽光線で日焼けするようになりますから、季節はもう夏として実感できましょう。
 人の体は、新陳代謝を活発にする春の態勢から、元気よく動き回る夏の態勢へと生理変化します。春:肝の季節(厳密には春の土用:脾の季節を経由)から夏:心の季節への生理変化です。
  これを踏まえた夏の食養生法を下記の記事で紹介しています。参照なさってください。
  
立夏は夏の入り、五味を上手に夏食に。先ずは「心」が求める苦味です。

 なお、以下の記事は、その一部を重複して紹介します。
 ここでは、夏の始まりである立夏から小満までの養生について、まず、この時節として特徴的なものを一つ紹介することにしましょう。
 中国伝統医学(中医学)では、「立夏からの養生は、当然のことながら心に重きを置きます。気温がだんだん上がるにつれ、人は心理的に落ち着かなくなります。したがって、立夏の節気は心を静めるように調節すべきです。心を穏やかにし、常に微笑を忘れず、怒りを抑え、自分の心が穏やかになること、例えば趣味を楽しんで情緒を養い、心を伸びやかに保つことです。また、適度な昼寝をするのも体の健康に良いです。」と言っています。
 9月始まりの中国に対して日本の場合は4月始まりですから、日本ではこうした季節特有の生体反応に適切に対処させられるほか、新年度が始まって特に新入社員は生活環境の激変による異常な心の反応にも対応を迫られ、尋常ではない緊張感、不安感に襲われることも多くなります。その結果、日本では五月病が発生するのです。
 その対処法については、「日本に特有の五月病、その予防法・改善法」に詳細を記しましたから、そちらをご覧になってください。

 この時期、朝はすがすがしさを満喫できます。起きたら外へ出てお日様に当たり、簡単な健康体操をしてみませんか。前回「穀雨」のときにもお勧めしましたラジオ体操あたりが一番ですが、少なくとも次の“体操とは言えないほどの体操”であっても、精気がみなぎってきますよ。
 それは、西原克成先生が推奨しておられる「深呼吸=鼻呼吸体操」です。
 これの効果には、おまけがあります。女性の尿漏れ改善にも効果が大有りです。


(備考)西原先生の著「究極の免疫力」(P.127)の原文は、次のとおりです。
 「…腰を伸ばして姿勢を正し、バンザイをして唇と尿道と肛門をぴたりと閉鎖し、上下の歯を1ミリ開けて、横隔膜を頭側につりあげ、同時に胸一杯に肺を拡大します。…呼気のときには、横隔膜をゆるめて重力にしたがっておろすだけです。」

 なお、これも前回に書きましたが、朝日に当たると「幸せホルモン」セロトニンの分泌が促され、精神が安定し、気分が穏やかになり、幸福感が湧き上がってきます。
(参照)「幸せホルモン」セロトニンと「睡眠ホルモン」メラトニンを十分に出す生活習慣を

 食養について、立夏から小満までの特徴的なものを2つ紹介することにしましょう。
 一つは
フキが旬です。市場では既に4月から出回っていますが、これからが本当の旬です。フキは初夏を代表する野菜で、その苦味が心を癒してくれます。おおいに食したいものです。なぜ苦味がいいかは、のちほど説明します。
 もう一つが露地物のイチゴです。立夏を過ぎると熟し始め、小満の頃にピークを迎えます。暑い日は、まだ体が十分に順応できず、体に熱がこもりがちになりますから、体を冷やしてくれる果物が欲しくなります。それに最適なのが旬のイチゴです。

 フキ以外にこの時期に入手が容易な露地もの野菜で旬のものとなると、エンドウは終わりがけとなっていますが、レタスがあります。レタスは通年出回りますが、本来は初夏が旬のものです。野菜は、できれば生食するのが望ましいですから、暑くなれば野菜を生で食べたいものです。

 立夏から心の季節になりますから、5つの味「五味」についても頭に置いといてください。漢方では、五臓のバランスを整えるため、夏は<主・苦味、従・辛味、添・甘味>この三味の組み合わせを最適としています。料理は、この三味を頭に置いて行っていただきたいものです。
 立夏から小満までの初夏にふさわしい料理としては、やはりフキの煮物でしょう。少々甘味をつけ、辛味としては山椒の若葉がベストです。

 最後に、今回も、うちの自家栽培野菜などの状況をご紹介させていただきます。
 畑に辛うじて残っていた春キャベツも収穫が終わり、穀雨過ぎから旬となったエンドウは立夏をピークにまもなく終わりです。夏大根の選り葉もあと1回の収穫で終わります。
 これらに代わってフキが食べ頃になっています。時折いただくことにします。
 今年から栽培の「はつか大根」がやっと大きくなり、をサラダにしていただくことのします。そして、昨年移植したニラが豊作でこれから
何度も刈り取っていただけます。
 果物は、年によって甘夏が残っていることがありますが、今年は立夏直前に食べ終えました。これに代わってイチゴが旬となり、この時期、毎日食べられるようになります。
 他には、栽培種のタラの木とウドがあり、ともに旬は終っていますが、まだ芽吹きつつあり、タラの芽やウドの芽のてんぷらをもう1回ぐらいはいただくことにしています。
 タラの木の際には山椒の木があり、若葉を
時折摘んで香り付けしています。
 そして、休耕田のあちこちでセリが随分と大きくなりました。春の七草にあげられ、春が旬のセリですが、セリ飯は風味が良くて美味しいです。摘んできていただくことにします。

 次回は、「小満」(5月20日頃)の健康と食養です。

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