とにかく鋭い加速力が売りのヤマハ「VMAX」です。
初期モデルの登場は1985年からで、23年間マイナーチェンジを繰り返しながら生産されます。
その後2008年に登場した、このモデルで2代目となります。
現在でも新車で販売されており、仕様に関しては逆輸入車と国内仕様があります。
正規代理店であるYSP店で販売されてるのですが、
特別にメーカーの研修を受けた「VMAXアドバイザー」と呼ばれる人が在籍してる店舗に限られます。
それだけヤマハとしても特別のバイクと位置付けてるんでしょうね。
エンジンは水冷式4ストV型65度4気筒DOHC4バルブで排気量は1,679cc。
先代にあったVブーストは廃止されていますが、
代わりに吸気系統であるファンネルの長さを可変させる「YCC-I 」が搭載されています。
いわゆるホンダのVTECとは違う機構で行われる可変バルブ仕様です。
最高出力は逆輸入車で200ps、国内仕様で151ps。
トランスミッションは5速MTで、フューエルインジェクションとの組み合わせです。
ガソリンタンク容量は15リットルで市街地での平均燃費は12km。
1回での給油で走れる航続距離が180kmという計算になります。
タイヤサイズはフロント120/70R18M/C 59V、リア200/50R18M/C 76V。
ABS以外に関しては特にコントロールシステムは組み込まれておらず、
常に臨戦態勢で望む運転を求められる仕様となっています。
1,700ccからなるV型4気筒エンジンは同一の200psを持ったバイクより加速力が高く、
ヘビー級の重量で安定した走行を実現しています。
初期モデルからあったコンセプト通り、
とにかく、アメリカンではなく「ドラッグレーサーの市販車版」という感じですね。
その分、コーナリング性能に関しては重い重量と低い車体とで得意としておらず、
完全な直線番長という見方で正解だと言えそうです。
他に類を見ない「VMAX」はそれ自体がブランド力を持っており、
コアなファンに愛されているバイクで、国内でも多くのファンクラブが存在します。
新車価格は国内仕様で2,376,000円(税込)。
カスタムまで含めて考えるとかなり高額なバイクですが、
好きな人にとっては、それだけの魅力があるんでしょうね!(笑)