Good Frlend!(motovlog)

個人の好きなことを書くブログです。

英国のカフェレーサー、ロッカーズ。(番外編vol.1073)

2017-02-25 14:12:39 | 日記

50年代から60年代にかけてイギリスで生まれた「ロッカーズ」です。

いわゆる彼らは現在でも人気が高い「カフェレーサー」を愛したバイカーで、

有名な「エース・カフェ」という喫茶店を拠点に、

一般公道でのレースを楽しんでいた貧困に喘ぐ「労働者階級」の若者たちです。

彼らのバイクライフには「ルール」がありジュークボックスに1曲入れて、

それが歌い終わるまでに2人のライダーが一般公道でレースして戻ってくるというものです。

それ自体がとても危険な行為で、当時は社会現象を巻き起こすことになります。

バイク事故が続発していたからなんですよね。

また、同時に流行った「モッズ」と対立しており、

何度も新聞を賑わす大きな抗争があったようです。

いわゆる「モッズ」は「ロッカーズ」と違い英国でいう多少裕福な「中流階級」の若者たちで、

モード系ファッションを好みイタリアの「ベスパ」に乗っていました。

日本と違い英国は「階級社会」が根強く、

現在でも貧富の差が激しい国で、虐げられた若い人たちが沢山いたんですよね。

その怒りのようなものが「ロッカーズ」というムーブメントを生んだと思えます。

彼らが乗る「カフェレーサー」は現在でもバイクのカスタムジャンルで人気が高く、

ボクも大好きなバイクです。

当時のレーサーを模倣してカスタムしたもので、

ベース車としてはトライアンフ、BSA、ノートンなどが主流となっていました。

当時の英国車は世界的にも優れたもので、

日本のバイクが登場するまで世界的に人気がありました。

現在ではトライアンフだけが生き残ってる感じですけどね。

バイクのルーツを探るといろんなことが分かってくるのですが、

日本やアメリカで流行ってる「カフェレーサー」はその要因を知らずに人気だけが先行してる傾向です。

本質は忘れ去れてしまってるのですが、

カッコ良いということだけで「カフェレーサー」を求めてしまうのも仕方ないのかもしれません。

実は「カフェレーサー」にはそんな歴史があるんですよね。(笑)








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