大分単身赴任日誌

前期高齢者の考えたことを、単身赴任状況だからこそ言えるものとして言ってみます。

九B担当者会同・会長会議終了

2011-10-24 06:07:38 | インポート

22-23日に熊本で九B担当者会同・会長会議が行われ、無事終了しました。

私は、会長会議に出席するとともに、業務の担当者会同の最後の部分を傍聴させてもらいました。簡単に報告します。

九州ブロック会長会議

九州の各会の会長に、九B選出の日調連役員も出席して会長会議が行われました。内容は下記。

1.国民年金基金代議員  浦志さん(福岡会)に引続き代議員

2.特別研修  福岡会場内定

3.10.6ー7全国会長会議総括
    低額受注業務に関する問題―業務実態の適正性確保のための単会の役割
    93条調査報告書―実地調査改定指針の問題点

4.九州ブロック協議会規約の改正検討
  日調連理事推薦に関する規定に改正・検討を大分会から提案。来年総会までに結論を出す方向で継続協議

5.九州ブロック協議会としての研修等の事業
   会長会議の経費節減等による事業可能化

6.来年の総会・担当者会同
  7月28・29日、グラバー園近くの会場

業務の担当者会同は、大分会の佐藤さん(業務部長)が「座長」を務めました。8つの会からのさまざまな意見を集約する大変な役回りなのですが、しっかりと役目は果たせたようです。

担当者会同の出席者には旧知の方々も多くいますが、若い人もずいぶんと多くなりました。このような交流を通じて、単会の中だけでは気付かないことを考えるようになり、それぞれの会にける「業務の改善・進歩」が実現されるようになれば、と思います。

会議は、最後に全体で集まり、日調連業務部長の児玉さん(宮崎会)からの報告を受け、終了しました。


訃報―西川和夫さん

2011-10-22 06:30:29 | インポート

すでに調査士会事務局からお知らせがあったように、以前調査士で、公嘱協会の専務理事を務めておられた西川和夫さんが亡くなりました。享年84歳。

西川さんは、1977年から30年以上調査士をされ、特に終盤は公嘱協会の専務理事として、協会の運営と若い調査士の指導に尽力されていました。当時70歳をはるかに越しているにもかかわらずコンピュータにとても詳しく、何事にも意欲的に取り組む方でした。また、年の差を感じさせない気さくな性格で、皆に親しまれていました。

退会後もとてもお元気で、司調会館の近くで時々お会いしましたし、85歳の誕生日にはお祝いをしなければ、という話も出ていた中での突然の訃報で、とても驚き、悲しく思います。

私自身は、熊本での九B会議のため、今日の通夜、明日の葬儀には参列できず申し訳ありませんが、心よりご冥福をお祈りいたします。


九B担当者会同

2011-10-21 04:31:23 | 調査士会

明日(22日)・明後日(23日)、熊本で、九州ブロック協議会の「担当者会同」があります。

担当者会同は、九B各会の各部担当者(今年は、総務、業務、研修、広報、ADR)が一堂に会し、情報交換・協議をするもので、九Bの唯一の事業と言ってもいいものです。

大分会からは、総務=城戸崎さん(副会長)、業務=佐藤さん(業務部長)、研修=三宮さん(研修部長)、広報=是永さん(広報部長)、ADR=諌本さん(ADR委員)が出席します。私は、同時に開かれる会長会議への出席ですが、早めに済ませて担当者会同の方に出たいと思っています。

他会の方と話をしていると、「なるほど、そうやればいいのか」と感心させられて勉強になることや、「まだそんなこと言ってるの?」と認識の違いを痛感させられたりすることがあります。人間のやること、全体としては似たり寄ったりであるわけですが、それぞれ長所・短所があるわけで、他会との交流を通じて、その会の優れたところを学ぶことや、「他山の石」として自分を見つめ直す契機にすることは、大変意義のあることだと思います。それぞれの会が持っている最もいい部分を他の会が共有化できれば、全体として調査士の世界はずっといいものになるはずです。

そのようなものとして、性急に結論を求めることなく、情報や経験を共有化することによって、考えを深め、方向性を見いだしていけるような会同にしてほしいと思います。また、九Bとして、このような機会をもっと多く持つようにしてもいいのではないか、と思えますので、会長会議では、そのような方向での話をしたいと思っています。


大分合同新聞「ひと」

2011-10-19 06:04:21 | インポート

先日、取材を受けた大分合同新聞「ひと」欄の記事が昨日の朝刊に掲載されました。

コピーを調査士会から送ってくれているので御覧ください。

反響の多くは「写真」に関するものなのですが、それはおいといて、記事について。

さすがに新聞記者さん、あの短い字数で上手にまとめるものだ、と感心しました。このブログも、だらだらと書き流していないで、一定の字数でまとめる、というようなことも考えたりして・・・(たぶん、実行不能ですが)。

ちなみに、記者さんは、東京外語大の出身なのだそうですが、専攻は「日本語」なのだそうです。「外国語大学」の「日本語科」というのがあるんだ、と素朴に感心。

今回の「取材-記事」を経験して、記者が取材に来て私が話す、それを記者が記事にする。・・・この過程におけるコミュニケーションのあり方、ということを考えました。「何を、どのように伝えるのか」ということに関する意識を持ちながらのコミュニケーションをどのくらい上手にできるのか、ということによって、伝わるものが違ってくる、ということを思いました。

「調査士の社会的知名度が低い」ということが嘆かれることがよくありますが(私は、仕事の種類・性格からやむを得ない面がある、と割り切ってるところもありますが)、調査士の何を、誰に伝えたいのか、というところから考えなおして、それに合った方法で発信していく、ということが必要なのでしょう。

・・・話は変わって。10月下旬~11月初めの週末は研修会続きなのですが、そのネタがまだきちんと仕込めていません。しばらくは、そちらに集中することにしたいと思っています。


「自らしっかり判断」

2011-10-18 08:07:05 | インポート

九州電力のいわゆる「やらせメール事件」で、九電の「最終報告」がだされました。内容は、皆さんご存知の通りののもので、ひどいものだと思いますが、その「ひどさ」も、少し突き放したところから見ると、いろいろな意味で面白くもあります。

傲慢な「企業風土」といったものが、体の芯まで沁み込んでいて、自分の社会的な位置を客観的に考える、ということが、言わば本能的にできなくなっているようです。地域独占の「公共」で「民間」という、わが国の電力供給体制そのものの問題を示しているのだと思います。

そんな中、九電にとっては、半ば軽んじながら、それでもやっぱり怖いのが「監督官庁」のようです。枝野経産大臣のきわめて厳しい不快感の表明には、それなりの対応の必要性があるものと考えているみたいです。

その反応の仕方が面白いのですが、枝野経産相が「自らしっかり判断してほしい」と言ったのに対して、九電は「その発言の真意がわからない」というようなことを言っているのだそうだ、ということです。佐賀県知事の問題でも出てきていた「真意」がここでも出てくるのがおもしろいところですが、問題は全然「自ら」考えるつもりないじゃん!・・ということです。

社会の動きの中で、その社会の一員として、「自主的」に自らの身の処し方を考えていく、ということは大事なことです。九電の場合、「偉過ぎ」て、それができなくなっているのでしょうね。私たちの場合は、「偉過ぎ」ることはないわけですが、それでも自らの社会的な位置を「自主的」に判断する、ということにはむずかしさがあります。人間、ついつい自分には甘くなりがちですし、状況が悪くなると、「自分が悪いのではなく条件(社会)が悪い」と考えてしまったり、逆に必要以上に自分を卑下してしまう、ということもあります。

そんな中、「他人に頼って物事を済ませたい」、という方向に向かいがちです。しかし、そうであるからこそ、自分でしっかりと考えて、自分で判断して行く、ということが大切なんですよね。