宮原教育の窓

有田市立宮原小学校(和歌山県)の公式ブログです。

OJT授業研修 ~3年鳩組算数編~

2017年03月08日 | ブログ

今日は、たくさんのお客さまが授業視察に来られました(ありがとうございます

文科省より後藤総括研究官、神戸市や奈良県の教育委員会の方々、市教育委員会や県教育センター学びの丘の方々など

その様子を3回に分けてお伝えします

今日は、3年鳩組編

学習メニューが配られたらしっかり読む習慣がついています

今日も授業とリンクした自学の紹介から

 

ほとんどの子が予習をしてくるとのこと

その内容を紹介しながら、本時で大切にすべきことを意識させていきます。

 

子どもたちが自主的に開いたリーダー会で決定した本時のめあてをリーダーの1人が読みます

 

もちろん、先生は、リーダーたちが出してきためあてが学習内容とマッチしているか事前に確認しています。

それにしても、友達の説明をしっかり聞いているのがすごい

 

先程めあてを読んだリーダーが席につこうとしたら、集中してビデオを回している先生がいたので、自分の席の横にしゃがんで説明を聞いていました。優しい気配りですね

リーダーが、自分たちで役割分担し、説明します

 

先生じゃなくても、真剣に聞いているのがすごい

前で説明しながら、問題も出します(先生みたい

 

このように、進んで自分たちで学習するのが好きな3年生

グループ学習に入りました。

 

いつものように、学び合い

 

1枚のワークシートをグループ全員で解いて、理解していきます。

 

ここで、桜組の自習の様子を少し

学習メニューに沿って自分たちで時間を管理して進めます。

必要に応じて友達とつながりながら、落ち着いて学習できていました。

再び鳩組

参観者の人数卯が多くても、全くの普段どおり

自学紹介コーナー(予習の中から一部紹介)

 

すばらしい内容の自学が何冊も

 

ここで、リーダー会

先生が、リーダーたちに重要ポイントを伝授しています。

 

グループのメンバーに責任をもって伝えたり、メンバーが間違っていないか確認したりします。

グループに戻って

 

教え方がすごい

「どこが分からないの?」「答え?それとも考え方?」

それにちゃんと答える相手の子もすごい

算数の能力だけでなく、コミュニケーション能力も自然と高まります

 

いろんなところで、一生懸命

 

早くできた子は、お節介にならないよう、まず見守ります。

黒板に貼られた自学を使って説明する子どもも

 

この子は、黒板に図を書いて説明

 

「今から、黒板を使って説明するので、聞きたい人は来てください」と言うと数人が集まってきました。

 

電子黒板に書いていることを見ながら説明をしたり、説明を聞いたり

 

そこへ、1人の女子が「10:51までしか時間ないけど大丈夫?」とアドバイスに

それを聞いた先生が、すぐに「10:53」と時刻変更

すばらしい連係プレー

 

2分間延ばしてもらったので、落ち着いて説明できました

2分間は貴重です

アドバイスした女子は、安心して?席に戻り、自分の課題に取り組みました

ここは、答え合わせコーナー(よい自学コーナーでもあります)

もうすぐ10:53

時刻を見て自主的に移動

 

確認テスト前の「確認」

友達と

 

先生が電子黒板で

 

確認テスト中

確認テストの内容は、教科書レベル

すべての学年での申し合わせ事項です。

 

確認テストが終わり・・・自信あり

 

「空白禁止」を実行するために、すぐに、選択学習へ

 

ここでも、必要に応じて、子どもと子どもがつながります。

その間、先生は答え合わせ

さあ、結果は?

 

一生懸命したから、結果がすごく気になります

「結果は・・・23分の21です

「あー、おしい

すぐに気を取り直して、再び選択学習

 

先生のホワイトボードを活用する子も

 

最後にもう一度一斉学習

 

間違えた人の原因を伝え、みんなで気をつけていくことを話します。

これは、次に教えるときにも役立ちます

 

それにしても、一人一人の「学習の空白」時間が全くない授業でした。

それは、後藤総括研究官も大いにほめてくださっていたところです

さて、授業を終えてのリーダー会

簡単に授業をふり返り評価するとともに、明日の授業の予告とポイントを話します。

 

このようにして、リーダーを育てながら、自学や授業のレベルを上げていきます。


実は、授業後、担任が「先生、教頭先生にブログ載せてって言っといて」と子どもに言われたそうです

だから、今日はぜひとも優先して載せようと思った次第です。

ブログが、子どもたちの自尊感情を上げることにつながっているようで、とてもうれしい言葉でした