宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

てんろ石灰施用によるキャベツの根こぶ病抑制技術の実証

2014年12月26日 12時24分57秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 キャベツは,栗原市の園芸振興品目として,集落営農組織等へ作付け誘導が行われています。
 しかし,転作田での排水不良や根こぶ病発生による収量の低下が問題となっています。
 そこで,普及センターでは,JA栗っこや栗原市と連携して,伊豆野農業生産組合のキャベツ連作ほ場に根こぶ病抑制技術の実証ほを設置しました。
酸性土壌が「根こぶ病」発生要因の一つになっていることから,「てんろ石灰」を土壌分析に基づき,10a当たり3,300kg施用することで土壌酸度をpH7.5に矯正し,「根こぶ病」の発生が抑制を実証されるのを確認するのが実証ほの内容です。   
11月11日に実証ほの収量調査を実施し,「てんろ石灰」を施用すると根こぶ病発生率は0%で,その効果が実証されました。また,栗原市の堆肥センターの堆肥を施用した効果,収量が増加しました。
 普及センターでは,今後もキャベツの安定生産技術と作付面積拡大を支援していきます。


無病株の根


根こぶ病発生株の根

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144



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