宮城の農業普及現地活動情報

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赤岩地区の日本型直接支払制度の構成員が農地保全の先進地研修を行いました。

2017年12月15日 10時36分06秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
気仙沼市赤岩地区では今後の農地を守っていく方法について話し合いを続けており,平成29年12月6日に,草刈りを地域の若者が引き受けている事例について研修してきました。
山形県川西町では,多面的機能の保全活動のうち草刈りを部分的に地域の若者(草刈り隊)に委託する体制が構築されており,今回は草刈り隊を支援・助成しているJAグループ山形から事例紹介していただきました。
草刈り隊は,地元青年会を母体として地域の若者で組織され,会社員などの非農家も構成員として在籍しています。JAグループ山形では,草刈り隊の立ち上げや活動に対して支援・助成を行っており,高齢化が進む地域での農地保全の一助となり,さらに地域の若者同士の繋がり,地域と若者達の繋がりが強くなることも今後の農地を守っていくうえで重要だとしています。草刈り隊は地域の除草面積の2割程度を引き受けており,町外からも作業を引き受けてくれるよう頼まれることがあるが,地域の絆を維持したい思いから「地元の若い衆に声をかけてくれ」と断っているとのことで,若者達も地域の繋がりを大切にする機運が生まれてきているようでした。
事例紹介後の意見交換では,赤岩地区の構成員から意見・質問が多数出され,時間一杯,活発な議論が行われました。
川西町の事例は,担い手の減少や高齢化が進む中,農地保全をとおして,地域の繋がりが強まっているのが分かる事例でした。赤岩地区では今後も話し合いを続け,自分たちの農地を守っていく方法を検討していくこととしています。

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606
E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp
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