宮城の農業普及現地活動情報

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「あ・ら・伊達な道の駅農産部会」が仙台・名取方面へ視察研修に行きました

2016年12月16日 09時14分02秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  11月24日に「あ・ら・伊達な道の駅農産部会」が仙台・名取方面への視察研修を行いました。視察研修には地元で野菜等を生産出荷している農産部31名が出席しました。
 1ヶ所目の視察先は宮城県農業・園芸総合研究所(名取市)で,今後注目される野菜の機能性や,春から作付けできる特徴ある野菜について紹介していただきました。特にホウレンソウについては,機能性成分「ルテイン」が注目されており,成分の含有量を多く含むようにする栽培方法について試験検討していることを説明していただきました。また,売れ筋野菜「コスレタス」に関連して「晩抽」という言葉の意味や品種選定の仕方について野菜チームの鹿野上席主任研究員より講話をいただきました。大崎普及センターからは,現在課題として取り組んでいる「春まきたまねぎ」の紹介を行いました。その後,野菜ほ場にていちごの新品種選抜や水稲育苗箱を利用した葉菜類の栽培を視察しました。普段は見る機会の少ない養液栽培の施設や栽培方法等に,参加した生産者は関心を寄せていました。
 視察地2ヶ所目は,名取市下余田の三浦隆弘さんの「せり」栽培を視察しました。三浦さんは隣接する仙台市で名取産のせりを食べられるように「せり鍋」をすすめているとのこと。地元の強いつながりがこれからの産地維持に必要だという話を聞いてきました。当日は時々雪が舞う寒い一日でしたが,せり田のせりをつんで香りを確かめたり,暖かい卵とじにしたスープを味わったりして,見るだけでなく,今後の野菜生産の取組に参考になる視察研修になったようでした。

 

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