宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「農薬の効果的な使い方」研修会を開催しました。

2016年07月07日 17時12分26秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 去る7月4日に,JAみやぎ登米きゅうり生産者連絡協議会の若手生産者を対象に,「農薬の効果的な使い方」研修会を開催しました。
 これは,長年のきゅうり栽培による病害虫密度の上昇,難防除病害虫の広まりなど,病害虫の防除対策が栽培上の大きな課題となっているためで,効果的な薬剤防除を実践すべく農薬使用に関する知識習得を目的に開催したものです。
 研修会では,普及センターからFRAC・IRACによる農薬の系統分類,殺菌剤・殺虫剤・展着剤の特性,各機関が実施した主要病害虫に対する各種薬剤の防除効果に関する試験,これらを踏まえた薬剤ローテーションの例など,効果的な防除を実践する上で必要となる情報を提供しました。
 JAみやぎ登米きゅうり生産者連絡協議会には親元就農や新規参入など,他の品目と比べ栽培経験の浅い若手生産者が多い状況にあります。普及センターでは,若手生産者の栽培技術向上を図るため,引き続き課題・要望を把握しながら,各種研修会を開催していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

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お中元ギフト始めました!~わたり かあちゃんの味2016~

2016年07月07日 13時48分29秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 亘理町農産加工推進協議会では,毎年,7月からお中元時期までお中元ギフトとして,会員が自ら製造している農産加工品をセットにして販売しています。
 今年は,ギフトの詰合せ内容及びパンフレットを見直すこととして,昨年度から会員相互で検討してきました。検討にあたっては,宮城県の事業を活用して,デザイナーの遠藤和紀氏からの助言の下,このギフトは誰のための商品か?商品のコンセプトは何か?どのようにPRするのか?をテーマとし,地域の方が地域外の方へ気持ちを込めて贈る商品であること,亘理町の魅力とこだわりを伝える商品であること,お客様がもらってうれしい商品とすることとして,検討を重ねてきました。
 これまでのギフトは加工品詰合せとジャム詰合せの2種類でしたが,今年は加工品詰合せをお父さん向けとお母さん向けに分けて,合計3種としました。お父さん向けは,ピクルスなどお酒のおつまみにもなるものとし,お母さん向けは,いちごや梅のジャムなど手軽に使えるものとしました。また,共通で子供に好まれる商品としてりんごジュースやかたもちを入れました。
 ジャム詰合せは,完熟で収穫した生のいちごと国産のレモンを使用し,ペクチンや香料などの添加物なしの,いちご農家でしか作れないこだわりのジャムに仕上げました。
 また,これまでは会員の問い合わせ先のみ記載したパンフレットを同封していましたが,商品の特徴と,会員の気持ちが伝わるメッセージと,商品や農園風景の写真を加えました。
 更に,かけ紙には会員の集合写真を載せておりますので,まさに作り手の顔が見える商品となっています。
 ギフトは,JAみやぎ亘理の直売所「おおくまふれあいセンター」で販売しており,加工品詰合せは2,900円各限定15セット,ジャム詰合せは1,500円限定20セットです。大切な方へいつもと違うギフトを贈ってみませんか?

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143



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水稲乾田直播栽培を学ぶ!

2016年07月07日 09時02分05秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 6月17日(金)に農業振興課及び仙台並びに亘理農業改良普及センター共催による「平成28年度水稲直播栽培現地検討会」を,被災地の農事組合法人など水稲直播栽培を指向する農業者約80人の参加を得て開催しました。
 今回は,生産コストの低減や生産安定による収益性の向上などを目的に設置している(農)井土生産組合(仙台市)及び(農)林ライス(岩沼市)の乾田直播栽培ほ場において,普及指導員,法人代表,東北農業研究センターから,耕種概要や今後の栽培管理などについて説明した後,意見交換を行いました。
 農)林ライスでは,麦の播種用に使われる「グレーンドリル」による条播栽培(東北農研方式:6ha区画ほ場)と,作溝と同時に播種・施肥を行うV溝播種栽培(2haと1ha区画ほ場)が設けられており,播種方式や栽培管理が異なるほ場を比較し,活発な意見交換が行われました。
 ほ場の大区画化と担い手の組織化が進む当管内では,今後更に担い手への農地集積が進むことが予想されることから,水稲直播栽培が果たす役割はますます重要になるものと考えられます。今回の現地検討会において,その最新技術のメリットや課題,可能性などの一端に触れたことで,各法人等の今後の大規模稲作経営のあり方を検討するきっかけになったことと思います。

 

 <連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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