宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

中山間地域の担い手として!「農事組合法人ファーム南栗原」設立

2016年06月09日 19時09分12秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成28年5月26日に栗原市一迫で「農事組合法人ファーム南栗原」の設立総会が行われました。
 「農事組合法人ファーム南栗原」は,平成18年12月に設立された「南沢営農組合」を母体に設立され,一迫南沢地区の農業者21人で構成されています。南沢営農組合では昨年度,アンケートによる意向調査や法人設立準備委員会の立ち上げなど,法人化に向けた話し合いと準備を進めてきました。
 また,普及センター主催の合意形成講座の受講,宮城県担い手育成総合支援協議会による専門家支援など関係機関の各種支援を受け,中山間地域で土地利用型農業を主体とする農事組合法人が誕生しました。
 設立総会では,設立発起人の黒澤光啓さんから「単に農地を引き受けるだけでなく,地域コミニティを大切にした住民参加型の法人として将来にわたって南沢地区を守っていくことが大切」と挨拶がありました。代表理事組合長には松田久義さんが選任され,「中山間地域で生き残っていくため,自分達の当初の目標を見失うことなく皆の協力を得て法人運営に取り組んでいきたい」と決意を述べました。
 同法人は,今後,水田50haで水稲栽培,作業受託等に取り組む計画で,地域の人材を有効活用した経営を目指すこととしています。



<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-6144

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松島とまと「親子食育体験ツアー」が開催されました。

2016年06月09日 18時50分12秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 去る6月5日に,松島町でトマトを生産している有限会社サンフレッシュ松島のトマトハウスを会場に「親子食育体験ツアー」が開催されました。
 有限会社サンフレッシュ松島と地元大手スーパーとの連携により,毎年6月に開催されてきたこの生産者と消費者交流イベントは,今年で15回目となり,県内の小学生の親子づれ160人が参加しました。当日は,内海社長からトマトの収穫方法とその注意点について説明を受けた後,親子達が渡された収穫用のはさみを持ってハウスの中に入り,赤く色づいたトマトを選びながら,一つ一つ丁寧に摘み取りました。
 今年は,サプライズで子供限定のいちごの摘み取り体験も行われ,高設ベンチに栽培されているいちご「章姫」の赤く熟した実を,渡されたカップいっぱいに摘み取っていました。
 昼食の後は,豪華賞品があたるクイズ大会が行われ,トマトや野菜に関する問題に,子供達は元気に手を挙げ答えるなど,農業理解への輪が大きく広がった交流イベントとなりました。
 現在建設中の関連会社のハウスが完成すると生産量が倍増する「松島とまと」,普及センターでは,今後も安全で安心な農産物の生産に取り組む経営体の支援を継続していきます。

 

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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名取市の花の写真が採用された「東北FLOWER JET」が就航!

2016年06月09日 16時46分00秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 東北地方の震災復興の一助として,東北各地の花の写真をラッピングした全日空のジェット機「東北FLOWER JET」が5月14日に就航しました。福島空港で開催された機体見学会には,撮影に協力した名取市の花き農家が招待されました。
 ジェット機に東北の花をラッピングするアイデアは,福島県の空港関連会社が企画し,福島県出身の写真家野口勝宏氏が撮影した東北の花17種の写真が使用されています。宮城県からは,名取市のカーネーションとキンギョソウのほか石巻市のガーベラの3種類が採用されています。
 カーネーションとキンギョソウの撮影にご協力いただいた花き農家は,被災した名取市小塚原の菅井啓貴さんで,機体見学会にはご家族で参加されていました。会場では,撮影した野口さん,空港関連会社のスタッフ,ジェット機のキャビンアテンダントや機長と歓談し,互いに記念撮影をしていました。
 「東北FLOWER JET」は今回の伊丹-福島空港間を皮切りに2020年までの5年間,日本国内の空を運航する予定で,関係者からは「仙台空港は名取市にある。その空も是非飛ばしたい」との話がありました。



 <連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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果樹栽培講習会

2016年06月09日 16時08分47秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
  JAいしのまきでは,管内の直売所の販売品目拡大のため果樹の新植を進めており,新たに栽培を始める生産者も徐々に増えてきています。
 JAと普及センターでは,新規に栽培を始めた方々の栽培技術向上のため,季節ごとに基礎的な栽培技術に関する講習会を開催しています。
今回は6月1日に石巻市前谷地の生産者ほ場を会場に開催し,直売所出荷者やJAの補助等により果樹栽培を開始した生産者の方々30名の参加がありました。
 ぶどうといちじくの夏期管理の方法について,講師の農業・園芸総合研究所の職員から、ぶどうの無核化処理(ジベレリン処理)のタイミング、ぶどうの房づくりの方法、ぶどうの新梢管理、いちじくの芽かき、いちじく株枯病等について詳しい説明がありました。
 ぶどうを種なしにする無核化処理のタイミングとして、最初の処理時期である満開期の判断方法や房づくりの方法などを習得することができました。
 普及センターとJAでは,今後も管内の果樹生産振興を図るとともに生産者の栽培技術向上について支援して行きます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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「ひころの里」リニューアルオープン&ひころマルシェ開催

2016年06月09日 10時09分35秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援



南三陸町入谷地区の里文化が体験できる「ひころの里」が,「自然とともに生きる知恵 孫の孫まで伝えたい」と,平成28年5月22日,リニューアルオープンを迎えました。
町の有形文化財「松笠屋敷」母屋で営業している食事処「ばっかり茶屋」では,地域のお母さんたちが手作りした旬の味覚たっぷりの郷土料理を楽しめます(火曜定休)。また,入谷のグリーン・ツーリズムインストラクターたちが提供する各種体験も用意されており(要予約),この日もオープニング企画として,野草を摘みその場で草餅にする「野草つみ散歩」が実施されました。
ひころの里の野外会場では,この日に合わせて,地元の農産物や町内外のお母さんたちが手作りした雑貨を販売したり,藍染めなどの体験が楽しめるイベント「ひころマルシェ」も同時開催されました。「おいしい,楽しい,すこやかなくらしを,この土地で」というテーマの通り,地域の良い所を存分に体現した出店者たちが,町内や近隣市町村から集まりました。訪れたお客さんたちは,芝生にシートを広げて寛いだり,体験ブースや販売ブースをはしごして歩くなど,思い思いにマルシェを楽しんでいました。
普及センターでは,今後も農山漁村ならではの特性を活かした地域づくりを支援していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044

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