宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

伏せ込み促成栽培によるホワイトアスパラガスで,農業電化協会長賞(優秀賞)を受賞

2010年06月25日 12時01分34秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
平成22年6月10日,仙台市内のホテルにおいて「平成21年度農業電化推進コンクール」の表彰式があり,当普及センター管内の「JAみやぎ亘理 山元地区野菜生産出荷組合」が農業電化協会長賞(優秀賞)を受賞しました。
 同組合では,平成18年からホワイトアスパラガスの伏せ込み促成栽培に取り組んでいます。(平成21年実績 6戸,株養成面積2.5ha)。この作型は,2月上旬に播種し,露地で養成したアスパラガスの根株を11月中旬頃に一度掘り上げた後,ビニールハウス内の温床線を配した伏せ込み床で管理し,12月はじめから翌年2月頃まで収穫・出荷されるものです。同出荷組合では,国産のアスパラガスが品薄となり,特にクリスマス需要で高単価が期待できる12月出荷を目指しています。
同コンクールの審査員からは,「電気温床線をホワイトアスパラガスの伏せ込み栽培へ利用し,需要期に合わせた生産により農業所得を向上させたこと」が評価されました。
 伏せ込み促成栽培によるホワイトアスパラガスは,生産者や関係機関から,遊休未利用地対策や収益性が高い冬期の新品目として期待も大きく,亘理農業改良普及センターでは,今後とも引き続き技術支援等を行っていきます。

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