宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

フッ素(フッ化物)だけでむし歯予防ができますか?

2011年12月23日 | 歯のお話
 お子さんのむし歯予防に熱心なお母さん方からよくあるお問い合わせの中で、
「フッ素」に関する件数が増えてきています。
歯医者さんのところで、お子さんがむし歯予防のために定期的にフッ素を塗って
もらっていらっしゃる御家族から、こんな内容の御質問がありました。
「うちの子は定期検診で、歯医者さんところでフッ素を塗ってもらっていたのに
なぜむし歯ができたのですか?」
この疑問お答えする前に、「むし歯は、なぜ起こるのか?」「むし歯の原因は
何?」をお話しなければいけません。
むし歯はお口の中にある「むし歯菌」(ミュータンス菌)によって起きることは
よく知られています。この菌は私たち人間と同様に生きていくためには「食べ物」が必要です。それが糖分(ショ糖)です。この糖分を取りこんで、
排泄物であるウンチやオシッコを出します。ウンチにあたるのが歯垢(プラーク)であり、オシッコにあたるのが酸です。その酸の力で歯の表面が溶けていく
(脱灰)状態が続くと、むし歯になります。
フッ素の役割は、その歯の表面の物質と結びついて、むし歯菌が出す酸から歯を
守ってくれます。ただし、一度どこかの歯に穴があくほどのむし歯が見つかって
しまうと、お口の中全体にむし歯菌が活発に活動している証拠です。
確かにフッ素はむし歯予防に有効な方法の一つです。しかし、むし歯予防の
合格点が仮に60点としたら、10点ぐらいの点数にしかなりません。
あと合格点に足らないところは、他の方法で補ってあげる必要があります。
お子さんが将来むし歯にならないために、そのリスクをどれだけ減らしてあげられるかどうか、そのことのほうが「むし歯治療」よりもっと大事なことでは
ないでしょうか?
『歯』は、何のために生えてきたのでしょうか?むし歯になるためでしょうか?答えは「ノー」ですよね。大人になっても自分の歯でおいしく食事が
できることが、大切であると思います。



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キーワード
大人になっても ミュータンス菌
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