雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

公私混同 ・ 小さな小さな物語 ( 855 )

2016-10-12 13:49:58 | 小さな小さな物語 第十五部
何かと話題を提供してくれている某首長の釈明会見は、予想した通り散々な評価を受けているようです。釈明の記者会見を受けて、テレビ局などが実施した、その釈明に納得できたかといったアンケートが、そのほとんどにおいて90%以上が納得できないと答えているようで、中には98%もの人が「NO」を突き付けていたようで、その結果に少し安心しました。
しかし、同時に数%とはいえ、納得出来る人もいたようですから、物事の味方には様々な見方があるのだと感心しています。

これは、あるテレビ番組で、コメンテーターの人が言っていたことの受け売りなのですが、「せめてあの場で、『やっと、知事になれたんです・・・』と絶叫してほしかった」といった意味のことを言っておられました。ナイスコメントに思わず笑ってしまいました。
そう言われてみますと、失礼ながら、誰に対して失礼なのか自分でもよく分からないのですが、かの名高い某地方議員の釈明会見と、水を飲む時の仕草、片手を耳に当てる仕草が、何だか酷似しているように思われました。もしかすると、あのスタイルは、脳の働きか何かが、ある条件下では自然に現れる動きかもしれないとも思いました。

地方議会であれ国会であれ、議員や首長が選挙により選出されることは民主政治の根幹であり、幾つかの欠陥を抱えているとはいえ、それが当然のこととして実施されることに私たちは感謝すべきだと思っています。
その中から、幾人かの問題人物が出てきても、ある程度は辛抱しなければならないのかもしれません。そもそも民主主義というものはコストが掛かるものなのですから。
それを、当コラムのように茶化すのはとんでもないことだと思うのですが、議員や首長などはいったんその地位を得れば、少々品格が欠けていたり、下々では犯罪になることでも、根性だけで職を続けられるのに対抗手段を知らない身としては、犬の遠吠えのようなことしか方法を知らないのです。

今回の「事件」に対して、『公私混同』という言葉をやたらに聞きます。
個人が支出すべき費用を、政治資金や公金から支出していることを指しているようです。しかし、今回某知事の問題となっている支出は、あれも『公私混同』という性格のものなのでしょうか。
私たちが『公私混同』という言葉を使う場合、そのほとんどが悪い意味で使うようです。その意味では今回の事件に対して『公私混同』と表現するのは間違いではないのでしょうが、今回問題になっているものは、『混同』などという次元のものなのでしょうか。明らかに『詐取』ではないのでしょうか。『公私混同』という言葉には、「だらしなさから起きる」といった感じを受けがちですが、今回指摘されているものの多くは、確信犯のような気がするのですが、言いすぎでしょうか。
まあ、それはともかく、今回の問題発生の背景には、「某都」には資金があり余っているためであり、政治資金とされるものが治外法権的すぎる辺りに原因があるようにも思われます。
そう言えば、「猫に鰹節」という言葉もありましたっけ。

( 2016.05.18 ) 
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