雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

嫌な予感 ・ 小さな小さな物語 ( 969 )

2017-05-19 08:39:09 | 小さな小さな物語 第十七部
どうも「嫌な予感」がしてなりません。
私はどちらかといえば、霊感とかお告げといった類は今一つ信じられない方です。それが良いとか悪いとか、正しいとか正しくないとかといった問題ではなく、これといった原因はないのですが、これまで生きてきたことによる体質のようなものといえます。
お寺やお宮さんへ行けば頭も下げますし手も合わせます。それなりの祈りや願い事もします。しかし、心の底から本気で頼んだのかと尋ねられると、「はい」とは答えられない部類の人間です。

当ブログで今昔物語を読み進めていますが、その中には、ほとんどの説話の中に「前世」とか「来世」について語られています。
しかし、やはりそれらについても、かなり懐疑的な気持ちを持っています。前世にしろ来世にしろ、「あれば良い」と思いますし、「あるかもしれない」という気持ちも決して少なくありません。しかし、偉大な先人たちからの伝説にはかなりのめり込む方ですが、現在共に息をしている人たちの予言などといった類にはなかなか信頼しきれないのです。

そんな私ですが、このところ、何とも「嫌な予感」がするのです。
近隣諸国の不穏な動きや、政情の不安定あるいは剛直性は、この十年の中でかなり厳しい状況にあるといえるのではないでしょうか。
いわゆる先進国をリードしてきたと考えられる国々も、この一年ばかりは難題続きです。フランスの大統領選挙は無難に乗り越えたようですが、イギリスのEU離脱問題は、これからが本番です。その過程も含めて、EUにとって試練の時が続くのではないでしょうか。
そして何よりも、世界のリーダーたるアメリカが、何だか怪しい雰囲気になってきています。
そうした中で、わが国だけは政権が安定していると思っていたのですが、どうも嫌な問題が続出しています。一つ一つは決して大事件というほどの事ではないのでしょうが、持たざる者のひがみかもしれませんが、政策の立案や遂行が少々乱雑になっているような所が散見されるような気がするのです。その政策の是非ではなく、取り扱い方が気になるのです。

いろいろなことがあるとはいえ、この七十年間、わが国は直接的な戦乱に巻き込まれることなく過ごしてきました。
ある人は平和憲法のお蔭だというかもしれませんし、ある人は使いにくい憲法を何とか御してきたからだというかもしれません。しかし、そのどちらが正しいかはともかく、我が国社会にも少なからぬひずみが生じてきているように思われるのです。
つまり、わが国周辺ばかりでなく、わが国の内部にも、何かのきっかけで大きく崩れるかもしれない部分を包含しているように思うのです。
それらが、そう遠くない日に、直接私たち国民に広く降りかかってくる形で表面化するような気がしてならないのです。実に「嫌な予感」です。
人の予言はあまり信用しない私ですが、時々「強い予感」を感じることがあるのです。
ただ、幸か不幸か、これまでのところ、私の予感はあまり当たらないようですが。
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