雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

イチロー選手の快挙 ・ 小さな小さな物語 ( 864 )

2016-10-12 13:16:43 | 小さな小さな物語 第十五部
米大リーグで活躍するイチロー選手が、15日(日本時間16日)の試合で2安打を放ち、日米通算で4257安打を達成しました。
これは、米大リーグの最高記録を上回るもので、ついに世界一に到達したと日本のテレビでは速報されました。私も野球は好きなスポーツですし、イチロー選手をオリックス時代に見たこともありますが、大のフアンというわけではないのですが、この朝の試合は早朝にもかかわらず見てしまいました。
何でもイチロー選手は、日米を通じて現役の日本人野手としては最年長だそうで、それを聞くにつけ、体型やプレーぶりのはつらつさに、達成した記録のすばらしさはもちろんのこと、人知れぬ日々の節制の凄さのようなものを感じました。

この快挙に、アメリカ国内の報道は少々温度差があるようです。
概ねは好意的なものが多いようですし、達成の直後にはチームメイトから祝福を受けたと報じられていました。その一方で、米大リーグでの記録を持っている元選手は、「やがては、高校野球時代のヒットの数も加えるだろう」と、揶揄しているような発言をしたとも報じられています。日本のプロ野球のレベルは、明らかに米大リーグよりレベルが低いので、通算させることなど意味がない、というわけです。
少々憎々しいですが、この種の理論は常に出てくることで、ある一面は真実と思われ、むきになって反論することはないと思います。
ただ、ひとこと言わせてもらうとすれば、「もし、イチロー選手が最初から米大リークでデビューしていたらこんなものではない」と思いますし、反対に、「アメリカに行かず日本のプロ野球で続けていたら、とてもこれほどのヒットは打てなかった」とも思うのです。

落語のネタではありませんが、「虎とライオンのどちらが強いか」といった比較論は、子供の時ほとんどの人がしたのではないでしょうか。
もっとも今の子供は、「白鵬と雷電では、どちらが強いか」「大谷投手と沢村栄治投手とは、どちらの球が速いか」などといった比較をして遊んだりはしないのかもしれません。こんな例を挙げると、「雷電って何?」「沢村栄治って誰?」と聞かれてしまうかもしれません。

横道にそれてしまいましたが、比較というものはなかなか難しいものです。
米大リーグと日本プロ野球を比べた場合、まあ、相当の差で米大リーグの方がレベルが上だというのが大多数の意見ではないでしょうか。しかし同時に、全体のレベルと、個々の選手の能力というものは別です。日本のプロ野球チームが米大リーグに加わって、簡単に優勝できるとは思いませんが、限られた一部の選手が、イチロー選手とまではいかなくとも、相当の活躍を期待することは出来ると思うのです。
世界一だ、世界一だと騒ぐのも大人げないと思いますが、イチロー選手の記録は世界中の野球界にとって快挙だと思うのです。
それはそうと、比較することは難しいのは分かりますが、次の知事は候補者をしっかりと見定めてくださいよ、東京都民の皆さん!!

( 2016.06.17 )
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