雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

三宅選手に拍手 ・ 小さな小さな物語 ( 881 )

2016-10-12 10:05:20 | 小さな小さな物語 第十五部
このところ、スポーツのテレビ観戦が忙しくてなりません。
イチロー選手の大記録を待ちわびているうちに、オリンピックが始まり、高校野球も熱戦を展開し始めました。
おまけに、プロ野球も、贔屓のチームの成績ははやばやと諦めていたのですが、ここに来て、何だか期待のかけらが残っているような気配を見せ始めたものですから、なおさら忙しくなりました。

そのオリンピックですが、何かと、それこそ何かと話題を提供してくれているオリンピックですが、少なくともこのコラムを書いている時点までは無事に進捗しているようです。
開会式はすばらしいものでしたし、各競技も白熱した戦いが展開しているようです。応援風景も、リオらしい、ブラジルらしい雰囲気も出ているようで、南米で開催された意味が示されているのではないでしょうか。閉会式でわが国に大会旗を渡していただくまで、無事な運営を願っています。

さて、そのオリンピックですが、早々に水泳で金メダルを取ってくれたうえ、柔道、男子体操団体と期待通りの金メダルと嬉しい限りです。男子体操男子は、予選が大変な苦戦だっただけに、決勝での見事な演技には感激しました。
柔道では、今のところ銅メダルが目立っていますが、実は、柔道に限りませんが、トーナメント戦での銅メダル獲得というのは、大変苦しい状況を克服しての三位だけに、実にすばらしいと思います。特に柔道は、多くの選手が金メダルを目指し期待を背負っているだけに、一度負けて敗者復活戦を勝ち抜くためには、大変な精神力の強さが必要と思われます。柔道の銅メダルは意義深い物と称えたいと思います。
このような日本選手の活躍の中で、前半の競技の中では、重量挙げの三宅宏実選手の活躍に大変感動しました。
重量挙げという競技は、スポーツとしては地味な分野に入る競技だと思います。私自身、オリンピックの時以外はほとんど関心がないのですが、いざオリンピックとなると、もっと好きな競技に変わるのです。 「スナッチ」と「ジャーク」の二種類の技でバーベルを挙げ、その合計重量で勝敗を競います。それぞれ三回の試技を行うわけですが、その重量は各選手が決めるのですが、その選定が大変興味深いのです。
三宅選手の場合、「スナッチ」で最初は81㎏に挑戦しました。おそらく理想は、2回目に84㎏、3回目には87㎏あたりを狙っていたと思うのですが、本番では、最初の二回を失敗しました。伝えられていたように腰痛が厳しい状況だったようです。しかし、これを失敗すれば失格となる3回目で81㎏を成功させたのです。そして、「ジャーク」の最終試技で107㎏を成功させて銅メダルを獲得したのです。感動に感謝して拍手を送りたいと思います。

三宅選手の活躍を、下手な文章で紹介しても興ざめになるのではないかと心配していますが、まだ何回もテレビで紹介されると思いますので、ぜひ映像で感動を味わっていただきたいと思います。
オリンピックは、勝つことだけが栄冠ではなく参加することにこそ意味がある、とされています。開会式の各国の選手入場の際、役員も含めても数人の参加という国や地域も少なくありません。それを見ますと、全くその通りだと思うのです。
しかしながら、勝った負けたに熱くなり、金メダルに大騒ぎし、銅メダルに感動するのも、とても抑えられるものではありません。
近年、オリンピックが政治的に利用されることも少なくありません。選手の中には、人生のすべてを懸けているという人も少なくないと言われます。
それを否定することも、無くすことも至難の事なのでしょう。しかし、競技を見て一喜一憂する多くの人々は、もっと単純に拍手を送り、感動を頂戴したいと思います。

( 2016.08.10 )
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