雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

こんな人に一票を ・ 小さな小さな物語 ( 875 )

2016-10-12 11:43:59 | 小さな小さな物語 第十五部
東京都の知事選挙が熱を帯びてきています。
残念ながら、と言いますか、幸いにも、と言いますか、私は東京都民ではないので、遠い都での大騒ぎとばかりにテレビを見ているのですが、これがなかなかどうして、へたなドラマを見るより面白いのです。

今回の選挙には大勢の人が立候補していますが、有力候補は三人だというのが大方の予想で、新聞やテレビなどの報道でも明らかにそのように決めつけた報道がなされています。ただ、報道倫理のようなものがあるのでしょうね、大勢の立候補者全員を、一括で紹介だけしています。
報道量が圧倒的に多い三人に対しても、それぞれ偏らないように構成することに苦心しているようですが、時々、コメンテーターなどがうっかり贔屓の人物を押すような場面が見られることがあるのも、ちょっとしたスリルが楽しめます。
それにしても、現在の選挙報道体制は、公正と言えばそうなのかもしれませんが、報道の有効性、視聴者のニーズといった観点から見れば、制限が強すぎるような気もします。
この前終わった参議院選挙のテレビ報道でも、強くそれを感じました。大勢に大きな変化を及ぼすなどとても思えない政党に対しても、党首会談だとか、選挙対策の責任者のような人を集めて行われる会談などは、テレビの放送を見ていてもイライラしてしまいます。それは、見ている者以上に、司会者や番組を担当している人などはもっと感じていることでしょう。発言の量などは、ある程度国会の勢力を加味しているようですが、現在のように多くの政党が乱立しているとなれば、本当に見たい、あるいはぜひ聞きだしたいことを報道するのは大変です。
何でも、視聴率もあまりよろしくないようで、民放の多くは、選挙中のこの種の報道は減少していると聞いています。

現在進行中の都知事選挙の場合はどうなのでしょうか。関東の放送では、どうなのでしょうか。関西の放送を見ている私には、やはり報道する側が窮屈そうなのを感じてしまいます。政党の代表者がずらりと並ぶ参議院選挙ほど退屈ではありませんが、付け足しのように三人以外の写真を報道するのは、興ざめしてしまいます。
公正、あるいは公平ということを考えれば、三人とその他の人の報道の仕方は、現在の形では全く守られていないのですから、もう一歩踏み込んで、テレビ各局がより特徴のある報道を可能とすることは無理なのでしょうか。

さて、東京都民の有権者の方々、その一票をどなたに投じますか。
申し訳ないのですが、有力とされている三人以外のことはほとんど知らないのですが、競り合っているとされる三人は、それぞれ特徴がはっきりしていて、選び甲斐があるように思われます。
手元にある本には、優れた人物とは、「品格」の高い人物を言う、とあります。この主張が正しいのかどうか理解できていないのですが、その品格とは、勇気・分別・賢明さから成り立っており、それらを心身の健康をもとに実行できる人物が品格ある政治家といえるらしいのです。
なかなか立派な意見だと思うのですが、都知事候補の有力者とされる三人を見比べた場合、勇気が一番あるのは誰なのか、分別が一番あるのは誰なのか、一番賢明なのは誰なのか、さて、それが難しいんですよ、ねぇ。

( 2016.07.20 )
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