続・カラオケ店、火災報知設備の設置義務付けへ

先日話した内容に関する話題に触れてみたいと思います。
以下、抜粋記事です。


1月のカラオケ店での事故を受けて消防庁は2月上旬までに実施した調査で、
カラオケボックスの約70％が消防法令に違反していたと発表した。
集計対象の6758カ所のうち4751カ所が該当した。

特に多かったのは、防炎規制（防炎性能があるカーテンやじゅうたんなどを使用する義務）
に違反したケースや、防火管理者を選任していなかったケースだ。


　防炎規制：約39％

　防火管理者の選任：約35％

　避難器具：約25％

　自動火災報知設備：約23％

　誘導灯：約23％

　屋内消火栓設備：約22％

　使用開始届：約18％

　消火器具：約16％

　非常警報設備（器具）：約12％

　スプリンクラー設備：約11％

　消防機関へ通報する火災報知設備：約0.1％

　その他の消防用設備など：約6％

　その他の消防法令：約39％


（参考ホームページ：ケンプラッツ）


・・・非常に驚かされました。

確かにカラオケ店はテナントとして後からビルに入るケースが多いため、
歌を唄う個室に対して消防設備を適切に設置するのは大変でしょう。
コストも非常にかかるかと思われます。

消防法の悲しい所なのですが、先日のような心苦しい事故が起きてから
厳しい取り締まりや法改正が行われるのです。

こういった事故を未然に防ぐべく適切に消防設備を設置し、
保守点検するのが我々消防設備士の使命なのですが、
それ同等かそれ以上にオーナーさんや建物の管理される方の
設置維持に対するご理解、ご協力が必要なのです。

また、私自身も利用するこういったお店では必ず誘導灯の位置や
非常口、避難経路、消火器の位置を確認をする事も大切かと思われます。

分からない方は是非、お勤めになられているビルや会社の
各消防設備から確認してみてはいかがでしょうか？
いざと言う時に設備を使うのは建物の関係者の皆様です。

火災は初期消火出来るか否かが非常に重要なのですから。。。



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