‥公園の中で音楽を集おう!‥

今まで聴いてきたロックのアルバムの中で、気になっている作品をいろんな角度から検証してみませんか?

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検証30 Eureka / Jim O'Rouke (Bプログラム)

2016-04-11 02:20:45 | 検証




・・・あーね・・・



すっかり日本在住が定着したジム・オルーク1999年の作品。

この検証ブログは80年代のロックがメインなのだけど
今回は容赦願いたい。


中学卒業と同時にミニコンポを買い
本格的に音楽を聴くようになってから30年あまり。

いくつかの節目を経験してきた。

当時よく聴いてたニュー・ウェーヴの根幹だと知ったヴェルヴェッツ、
CDが再発されたのを機に一気に聴いたストーンズ。
そしてCD化の際に、これも一気に聴いたビートルズ。
キンクス、フーにデヴィッド・ボウィ,etc.


このアルバムは、友沢ミミヨによるジャケットを目にしても見過ごしていた類のもので、
翌月のATP(All Tomorrow's Parties)の派生イベントI'll Be Your Mirror Tokyo 2012で
全曲演奏するということを知り、ようやく聴くことになった。
(そのイベントは残念ながら中止となり未だ実現してない、よな?)




1.タイトルについて

古代ギリシア語に由来する。「そうか、わかった」みたいな

「はいはいはいはい」ってねよく口をついて出てくるやつ



2.アートワーク

ジャケットは漫画家の友沢ミミヨによる



3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)について。

これほど“浄化”という言葉がハマる音楽はない。

満開の桜の花が風で舞い散るとか、
どこまでも透き通る澄んだ海の前に広がる白い砂浜とか、
そんな光景を目の当たりにしたような感覚に包まれる1曲目。

初めて聴いた時、明らかに何かが
すぅーっと身体を降りて行った感覚を得た


「women of the world」という曲の鮮やかさは、
でも他に類を見ないというほどの稀有なサウンドでもない

それでもこの曲に魅かれ続けている



詞は、こんな風だ(勝手訳)


今すぐ引き受けてくれないだろうか
でないと
破滅を迎えてしまうだろうから


もう一度言う世の女性たちよ

この世界を受け継いでもらってほしい

世界の終焉を迎えてしまうに
そう長くはかからないと思うから




さしずめ
「全世界の女性に告ぐ」
といったタイトルだろうか


達観したかのようなタイトル・ナンバーの
バックに流れる吹奏楽は荘厳にさえ思えてくる。


こんな作品、13年間も知らなかったなんて。
でもリリース当時だったらこれだけ沁みるかどうかはわからない。

まさにタイトルの通り、
今この時期に聴くべきだと...それまで別のとこにいたのだろう。
ようやく自分の番が回ってきたんだな。


ジム・オルークという人も微かに名前を聞いたり見たりするだけで、
全く意識外だった。

調べてみると、彼がプロデュースしたのは
FAUST、Tony Conrad、THE RED KRAYOLA...

なんだ、知らなかっただけ。

知らず知らず身体に浸透していたわけだ。
ヴェルヴェッツの時のように。

1999年リリースのこの作品は、
もちろん彼のキャリアからすると異質なのかもしれない。

それは、ゆっくり確かめればいいことで
まずは、この素晴らしい音が流れる空気に浮かんでいたい。

1曲目で、ほんの少し高知のAPSARASというバンドを思い出した。



4.P.Vや当時のライブ映像について。

見たことなし


5.関連商品について。

日本盤にボーナストラックが1曲収録されている。


[ジャケット画像はDiscogs掲載のもの]


+++++++++++++++++++++++++++


2012年4月。

近所にある「桜のトンネル」と呼ばれる道を歩く。

今はまさに桜吹雪の状態で、地面に積もった花弁を巻き上げて車が通り過ぎていく。

否応なしに桜吹雪が顔に当たりながら歩くことになる。

こんな光景を見ることができるのは年に数日しかない。

けれど苦手なのだ。

桜は散り際が見事、とは良く言うがどうしても儚さや無常を感じてしまう。

哀しくなってしまうのだ。

華やいだ季節のはずなのに、8年前にこの世を去った作家がいた。

やりきれない。


けれど今年、今更ながら発見。
桜の散った後から新緑が覗いてる。

乳歯が抜けて生え代わるように。

苦手、克服かな。


++++++++++++++++++++++++++++++


2016年4月。

桜のトンネルは今年から見られなくなった


害虫対策とやらで伐採されてしまったのだ

せっかく苦手が克服できて

桜を楽しむ余裕ができたというのに

あっさり失くした


そうやってオシロスコープのように

気持ちの波は乱下向する



ここ数年、この季節になるとこのアルバムを聴きながら
桜をぼーっと眺めるのが常だった

今年はどこに行けばよいのだろう




「もしもーし、聞こえてる?
“そっち”は快晴なの?
こっちは雨が降りそうな匂いがね」

で、またケータイ。


僕の部屋での一日は4分の1こいつに振り回され
まるで変わりばえしちゃいない

何も変わらんまま
すぐに元の鞘


あんたはよく頭が回るよね
床にケツつけたまんまで
僕なんか腹の下が寒くて


あんたのシャツは折り目正しく
背中に汗ばみなんてないし


必要ないっしょ


ここに働き手がいて
あんたの余剰人員になってるさ

種を蒔いたって、水をやる役目の人間がいなきゃ
樹にまでにゃ育たないんでさ


もしもーし、聞こえてる?
“そっち”は快晴なの?


フォルダ名もタイトルもないデータを残しても

推敲する作者がいなきゃ
未完のまんまなんでさ


あーね


ここ、あんたの春の居場所なんだ


もしもーし、聞こえてる?


空に向かって呼びかけてみる

(勝手訳)



++++++++++++++++++++++++++++++++


2004年4月。


浴びるほど飲んでた


南木曽のミツバツツジの群生を見に行く日だってのに


酷い二日酔い


というか
飲んでそのまま迎えた朝


新聞か何かで訃報に接した


1990年「海の鳥・空の魚」を新刊で買い、
レザーのブックカバーを纏わせ丁寧に読んでいた。
持っているだけで周りの風景や空気が新鮮に感じた。

それから14年後の春。

吐くまで飲み続け、嗚咽で涙と鼻水まみれになりながら駅のトイレで吐いた。
吐き尽くしてもなお飲み続けた。
それが供養だと勝手に思い込んでいた。飲んだ暮れとして。

ふらふらになって特急列車に乗り、南木曽に向かう。


瞳孔を開く薬を点されたように眩しくて、
まともに目を開けていられなかった。


目の前に拡がるミツバツツジ群落の妖しく濃厚なピンク色が、
一斉に眼に飛び込んできた。




ワンカップを手に性懲りもなく
ここをしばらく居場所にしようと決めたんだ



7年後、遺作となった「春の居場所」が
収録されてる「ビューティフル・ネーム」を読んだ。

フォルダ名もタイトルも付いていないパソコンデータの遺稿。
絶筆の部分が何ともやりきれない。


堀北真希主演の映画もDVDで見た。



+++++++++++++++++++++++++++++++


2006年4月。

4年経って祥月命日


初めて心療内科に行って適応障害の診断受けた。

翌年の4月には鬱が悪化した

躁転し入院した精神病院で迎えた4月から

6年経った



だからこそこの日が来るのを忘れない




鷺沢 萠(1968年6月20日 - 2004年4月11日 享年35)
R.I.P.
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検証29 A Typical Scorpio / Monty (Bプログラム)

2016-03-22 21:56:02 | 検証




・・・ごった煮の功罪・・・



結論からすると

好みではない


じゃ身も蓋もないんで


クセのあるシアトリカルなボーカル、インドから中近東あたりの怪しい音

そっかモノクロームセット


ギリギリのところで好みが分かれたのは
スタイルカウンシル入ってるとこかも

勿論オシャレコ成分多いのだけれど
アコースティックなサウンドもあるし

でも何度聴いても拒否反応で受け入れることはできず


**に似てるから好きとか

**に似てるから嫌いとか

多分そんなありきたりな理由だろうけど

好き嫌いに理由はないよねそもそも


でもこんだけ音楽を聴いたきたせいで

ヴォーカルスタイルはスパンダーバレエ、ABC、モノクロだとか

シアトリカルなのはギャヴィンフライデー


曲もロックンロールやボサノバ

僅かにアコースティック

斜に構えたTVパーソナリティーズ

TFFの息苦しさ


ほらね
好みじゃないとは言えないでしょ?



これまで何度も書いてきたくどいようだけど

スタイルカウンシルやスミスって嫌いなのだ

ジャムやジョニー・マーは好きだよ

その違いが何かと問われても困る

おそらく壁1枚とかそんなところなのだろう


嫌いな理由を並べ立てても時間の無駄だし

もう既に相当無駄にしてるか、、、止めよう




或る本からの受け売り

音楽を聴くと、実体験での様々な出来事や感情を思い出し、心に映し出す

だからとても個人的な要素が多く
その人にとって理屈抜きに好きなものを
その人以外は理解できないことが多々ある

勿論、それ以外は共感・共有がはたらくので
音楽は広く聴かれ産業になりコミュニケーションの手段となり
ヒットチャートが生まれる

かくいうこの検証サイトもそう





しばらく聴いてなかったんだけど今日、
この原稿を仕上げてUPする為に聴いた。

あいかわらずだったけど

綺麗な月が桜の先に見えてるのを夜の公園で眺め

この写真を撮ってる時に流れてた1曲だけ

好きになった




Will Ever Learn?

という曲


だから

この曲を聴くと今夜見た桜と月を思い出すと思う

この先ずっと他の誰の物でもない自分だけの出来事だ





1.タイトルについて
割愛


2.アートワーク
割愛


3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)について。
割愛


4.P.Vや当時のライブ映像について。
割愛


5.関連商品について。
割愛



Montyのサイト
http://monty.uk.net/

「A Typical Scorpio」が載っているDiscogsのサイト
https://www.discogs.com/ja/Monty-A-Typical-Scorpio/release/2250970

1993年UKリリースの1stアルバムということ、参加ミュージシャンなどの情報が掲載されている。
ジャケット画像もここから転載した。

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検証29   Monty          メリベル

2016-03-19 10:47:37 | 検証
1.タイトルについて
頂いたCDが今ないので、タイトルが同名なのか分かりません。
いづれにしても覚えやすいアーティスト名だと思います、

2.アートワーク
ジャケットの画像を探したのですが、ネットで探せませんでした。
非常にインパクトがあるジャケットなんです。
お見せできないのがもったいないです。

3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)
一曲一曲が独立した印象を受けます。凄くバラエティに富んでいて、アルバム全体としての一貫性はないようにも思いますが、もしかしたら一貫性がある造りに本人はしたかったのかもしれません。

4.P.Vや当時のライブ映像について
全く観たことがありません。


5.関連商品について
この作品1枚だけなのか情報量が乏しくよく分かっていません。

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検証28 In The Garden/Eurythmics (miffin)

2016-02-29 16:23:48 | 検証



1.タイトルについて
In The Gardenというタイトルから連想されるのは英国庭園だったのですが・・

2、アートワーク
あれ、ちょっと雰囲気が違いますね。
英国よりもっと南国の印象です。

3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)
正直なところ、彼らについてはSweet Dreamsのヒットで知ったという世代でして、シングルヒットの曲以外はアルバム一枚も聴いたことがないまま今に至る・・でした。

今回初めて1stアルバムを聴く機会に恵まれたのですが、これが個人的にはかなり好みのサウンドで心地よく聴けました。
全体的には典型的な翳りのあるNew Waveなのですが、その他の同世代バンドと少し違うのは
フレンチポップ系の曲が散見されること。
これを聴いてStereolabを思い出したのですが、それもそのはずドイツの名プロデューサー、コニー・プランクのスタジオで録音された作品で、DAFやCANのメンバーもサポートというクラウト・ロックの影響が大きい作品なんですね。
Steleolabがデビューする10年も前にユーリズミックスが、フレンチポップ&クラウト・ロックの融合をやっていたとは・・・。
こんなことに今更気づくなんて、まだまだ私も修行が足りません。

4.P.Vや当時のライブ映像について
アニー・レノックスというとどうしても、ほぼスポーツ刈りなヘアスタイルが印象的でしたが、この頃は前髪も長くフェミニンな雰囲気もあり、綺麗なお姉さんです。
私は断然こっちの方がいいなあ・・。
EURYTHMICS - NEVER GONNA CRY AGAIN [ music video]


5.関連商品について
手持ちがなく残念です。

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検証28   Eurythmics / In The Garden        メリベル

2015-12-25 20:32:49 | 検証

1.タイトルについて

ありそうでいて実はない=凡庸さを評価したタイトル

 

 

2.アートワーク

コラージュっていうのですか、美しくて大好きな感じです。

 

 

3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)

ちょっとね、2曲目とか、コクトー・トゥインズに似ているのよね。

そうそう、4ADのカラーに近いものも感じるけど、全体的にはアヴァンギャルドなNew Waveといいますか。

一曲一曲が独立したメッセージ性を持っていて、非常に念入りに練られた感が否めない。

アレンジにアクがないし、さらっとしているけど実は深くて。曲の単調さもマイブラみたいな反響音を上手く使っているから気にならない。

凄く気に入ってしまったのですよ実を言うと。未聴だったのがもったいなかったほど。

 

 

4.当時のP.Vやライヴ映像

このデビューアルバムに関してはP.Vは観たことありません。

来日はしていたよね。でもそこまで興味が沸かなかったので、チェックしていませんでした。

 

 

5.関連商品について

商品ではないけれど。ユーリズミックスというとどうしてもアニーのユニセックスさが際立ってしまっていて、バンドマンに注意を向けすぎていて、その中にある音楽性が余り評価されてきていないような、いるような‥。そういう感慨を個人的にずっと持っていました。

実はこんなに素晴らしいバンドだったのですね。Bプログラムさんありがとう。

 

 

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