みっくすじゅうす的生活

生活の中の「好き!」を集めて、ミキサーに入れて作ったみっくすじゅうす。
今日もいいことあるかもね!

どんな子にも居場所はある~息子の卒業式~

2017-03-01 13:58:13 | 子ども

今日は息子の高校の卒業式でした。

ありきたりですが、過ぎてしまえば、あっという間。
でも、一つ一つ色々なことを乗り越え、積み重ね、今日の日を迎えることができました。


過去のことをあれこれ言うのも、もう過ぎたことなので、どうでもいいのですが、もし、同じようなことで悩んでいるお子さんや保護者の方々がこのブログを目にすることがあるならと、少し過去を思い出し伝えたいと思います。


小さな頃から他の大勢の子たちとは、どうしても色々な面で劣り、それでも、精一杯ついていこうとがんばってきました。

友達もいない。
お父さんには叱られてばかり。

サボっている 
逃げてばかりいる
そんなレッテルを貼られ
親子で苦しんできました。

でも、はっきりとした障害でもなく、いわゆるグレーゾーン。やればできる、やらないからできない、そう言われてきました。

中学校になって、はっきりと差が出てきて、ついに授業にはついていけず、時々特別支援のクラスにおじゃましたり、取り出しで個別に別の勉強をさせてもらったり、テストも最後の方は受けることもできず、パスさせてもらったり…
学校も休みがちで、ずいぶん保健室のお世話にもなりました。


この先の居場所が不安でした。
世間並みの高校には絶対行けない。
どうなるんだろうって。


そして、今の高校との出会いがありました。
こんな子でも受け入れてくれる高校がある。
人間らしく楽しく学校生活が送れるようにと、先生方の熱意は素晴らしく、ようやく子どもらしく、楽しい学校生活を送ることができました。

素晴らしい先生との出会いがありました。
本気で息子のことを思い、ときには厳しく、ときには全面的に安心感をいただき、本当に感謝の言葉しかありません。


さらに、卒業後はこの高校の系列の専門学校に進学します。
社会へ出るための色々な体験や勉強をさせていただけます。


社会は意外と優しい。
捨てたもんじゃないです。


卒業生のみんなは、本当に晴れがましい表情をしていました。
答辞も素晴らしく、泣きそうでした。
みんな、息子と同じような体験をしてきて、この高校にたどり着いた。

みんなみんな、幸せになってほしい!

近くにこんな素晴らしい高校があったことに感謝。
本当に枠がなく、世間並みの高校からは信じられないこともいっぱいあります。

学園祭や体育祭などは保護者は一切見ることはできませんでした。
でも、きっと先生たちと生徒たちの素晴らしい楽しい世界があったんでしょう。

 
見えないこともいいことのように思います。
見えなくても、安心できるのは、信頼です。

それぞれの人生を尊重することのように思います。


高校卒業。
式というのは、節目をはっきりさせ、次へ進む覚悟。今までの生活を捨てる覚悟。
新しいスタートへの心の覚悟のためにあるのでしょう。
親も子も。

素晴らしい卒業式でした。
ありがとうございます!


本当にたくさんの方々に育てていただいています。 


一つの通過点に過ぎません。
また前を向いて進んでいってほしい。

本当にでんでん虫みたいに、カメみたいにゆっくりゆっくりの成長ですが、ちゃんと成長していっていることを私は知っています。
素晴らしい自慢の息子です。


卒業おめでとう!

3年前に作ったコサージュ、久々の登場でした♪

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