専業農家への道

自然の営みに沿って、みなさんとわたしたち家族を養ういのちを育み、暮らしてゆくためのまなび

物は考えようだと思うんやけど、

2011-06-23 20:14:40 | Weblog

よく、雨の日は休み?とか聞かれることがあるけど、
雨の日でも苗の定植はできるし、
屋根のあるところで肥料作りだってできる、
収穫は約束された日に商品を届けないといけないので
雨など関係なしにやる

そして、ほんとうにこれらのこともする必要のない雨の日は、
勉強したり、計画したり、頭の中をまとめたりしたい、、、

一日休みにして遊びに行くなんてことは、
冬の終わりから春先くらいにだったらできるだろう

生産量を減らせば休みくらいできるが、
かしこい方には分かることだが、
やりたくもないことをいろんな方面から押しつけられることになる

意外にも家族を持つたいていの男性のサラリーマンの方よりも、
自分で使える時間もお金も多い

いろんなシュミレーションをして機械を買ったり、
その他資材を買ったり、
勉強するのも仕事の内だが、
進んですることなので知的好奇心が満たされる娯楽であるとも考えられるが、
その為にかける経費だったり、

それらのことにかける時間や、実践する時間、
こうしてブログを書く時間、
仕事だが、自分の意志で選択して使う時間

そういう点で、週休2日しかなくて、あとは苦役に耐える生活、
そして、給料もボーナスも全部家に入れて妻に管理してもらう生活よりも
ずっと時間もお金も使えると言えると思う

はた目から見ると一日も休みがなく大変、みたいな目で見られることもあるが、
思ったことをやる時間、思ったことをやるために使うお金、
であれば、
小遣い的な使い方よりもはるかに満たされると考えられると思うのだが、

負け惜しみだったりして



ニンジン栽培の反省

2011-01-23 11:58:38 | Weblog

8月18日に播いたニンジンがこんなに大きくなってしまった

 


股根も多い

 


700g超えるものもある

今回は地上部をみて特に大きそうなものだけを収穫してきた

これほどでないにしても他のも割と大きくなってしまっている

 

年末に出荷するには良い大きさだった
この寒い中、肥大していったのか?

年明け出荷の分は9月に入ってから播いた方がいいのかもしれない
施肥、播種量を見直すのはもちろんだが、、、

 

年内、向陽2号
→年明け、陽州五寸

という
おすすめパターンがあるようだが、
もう一回だけ、恋ごころでチャレンジしよう


農地返還

2011-01-05 21:21:06 | Weblog

いえ、タイトルは農地転換の書き間違いではないです

~まだしつこく続くのかこのブログ  楽しんでやって下さい

 

 かなり前の記事になるが、

旅行中の旅行 其の四

ここで紹介した畑が約30年ぶりくらいにこちらに返還され、

そして代わりに借りていた15aの畑を返すことになった

 

突然去年の11月の終わり頃、畑を貸していた間宮さん(おじいさん)がやって来て、

「換え事していた畑を元に戻したい」、と母しかいない平日の昼間にやってきて話をした

 

前に記事に書いたとおり、

土は壊滅的な状態

キュウリを集約してやりたいから貸してくれと農協も一緒になって頭下げてきたのでやむなく貸したという経緯があるのだが、

その後、息子が花卉をやりだした

いつしかハウスは台風で壊れ、そのまま何年も放置されていたが、

草の生え方が異常なのは先の記事の通り

 

そして去年3月、

消防車が来る騒ぎがあった

その壊れたハウスのビニールを畑で燃やし、火柱が上がったので通報されたようだ

臭いもひどかったという

 

間宮(おじいさん)は

「ここは3年間農薬を使ってない。ここで野菜をやればいい」

と、言った

 

まあ、ウチが農薬を使わずにやってることは近所の人ならみんな知ってる

有機JASの基準なんかを持ち出してこんな下品なことを言い出したのかと思うと、

汚ねえな…、その口

って思ってしまう

 

ダイオキシンがどれほどの毒性を持ってるかなんて、

専門的な知識はないけど、

塩ビを畑で燃やし、鋤込むなんて、

まだ、農薬を去年まで使用してた畑の方がマシだと感情的には思う

農薬の種類にもよるが…

 

ウチのおじいちゃんがした契約なので(口頭)、わたしが話をしに行くのも筋違いとなり、

父が出かけていった

 

間宮(息子)さんによると、

市役所の方から農地転換もせずに駐車場をやってるとウチの方に通報が来た

税の申告とかもちゃんとやってるのか?

12月末までに畑を返せば、その通報者も何もとがめないと言っている

返さないと言うんだったらその辺は知らんよ

ワシはノータッチやけんね

 

ということで、なぜ12末で返せばとがめないか全然理解できなかったが、

もう返そうということになった

 

不可解なまま、畑に植わっている玉ねぎ苗5000本を抜いてるとき、

畑の隣の家の人が出てきてこういった

「ほんと、突然たいへんやねぇ、

まさかここに家が建つとは思わんかったわぁ」

 

は?

 

私たちは固まった

 

「知らんかったん?

この前間宮(息子)さんと三和建設?か何かの人がきて、下見してたよ」

 

不可解な謎がそこで解けた

 

3月にハウスを片付けた時点からもう農地転換の手続きに入っていたのだろう

 

近くにスーパー(オークワ)が立つので、どっちから先に持ちかけたかは判らないが、

農地転換云々なんて建設会社の入れ知恵なのか、何なのか

 

なんしか、

ウチの父はずっと地域と一体となって、

行事やイベントなどにも参加してきた

根が真面目なのだ

 

地域で仲良くやって行くには人間関係を円滑にしなくてはならない、

行事や役にもちゃんとでたほうがいい

というけど、

 

その結果がこれか?

 

どうやったら相手をやり込めて思うとおりに進めるかしか考えてない

 

それとも、

まだ地域に尽くしてきたからこの程度で済んでるのか?

 

もともと、付き合いとか、

超億劫な私が、わざわざそれをやる動機が失せてしまう事件だった

 

※元花卉ハウス跡農地では野菜栽培しませんのでどうかご安心くださいね(^_^)v


ぼやき

2009-12-30 21:59:59 | Weblog

なかなか、農園の売上を公開するなんてのはないだろうけど、
今月の売上は30強になる見込み…、
その大半が直売所だ

プラス、私がアルバイトをフルタイム&残業までしているので世帯収入としてはまあまあだとは思われるが、

家族の負担が大きい

妻は妊娠初期の大事な期間に動きすぎて、医者に家事すら止められた

義母は毎朝寒い中納品に行き、その後すぐに次の収穫、洗い、袋詰めを休憩もほとんどとらずに家事と共にこなした

高齢の祖父母は赤ちゃんの子守を買って出てくれたが、好きなこともできず家族に頼みたいことも忙しい我々に遠慮して頼むこともできず疲れてしまった

それもこれもみんな私のせいということになる

 

今からちょうど3年前に岡山のニンジン農家さんから聞いた警告を思い出した
「有望な新規就農者が2人、体を壊して辞めた」
「雑誌などにも取り上げれられたりしていたが、無理がたたった」

 

…、
今の規模、機械類からの限界が少し見えてきた

ニンジンをスコップと手で収穫して、(2時間/2人)


2本ずつ突っ込めるタイプの野菜洗い機で土を落としてきれいにし、(2時間/2人)


ムシロに広げて乾燥させ、(この間昼食)

袋詰めをする(1.5時間/2人)

そのほかに納品、たの野菜の収穫


これを1人で、夜中まで袋詰めしても栽培期間を考えると満足に食える収入は得れない(この季節、管理作業無しの収穫、納品のみ)

家族のフォローでようやく食える程度にはなるかも知れないが、
そのギリギリの収入と、重労働が不安要素となる

これが今の規模の限界…。

 

これを、
思い切って投資をして、
大がかりなニンジン播種機、収穫機、農地面積拡大、ニンジン洗い機、選別機などを揃えると数でそれなりに力を持てるかも知れない
ランチェスターじゃないが、強者は何かと有利なのだ

そのかわり、投資の回収には数年かかる、もしくは回収できずに潰れる

ここを思い切れないことには、限界が見える…

 

おしっこシャーのビビリマンに変身するまでもなくとっくにビビリの私はおそらく、
無借金でやっているのは無意識でいつでも退却できるためか?


そりゃあ勤め人であったって安心できる世の中では全然無いが、
農業を続けることによる不安要素はそれよりとてつもなく大きい

 


臨機応変といえば聞こえがいいが、

2009-12-22 23:46:04 | Weblog

気まぐれの更新です

特にまだ、友人たちにも話していないことなのですが、
妻に第二子が宿りました

予定日は真夏ごろ

それを受けて家族会議を数回した結果、
とりあえずその2人目の子が幼稚園に入るまでは
勤めにウエイトを置くこととなりました
それは最低でも3~4年間となる

その理由は
来年以降、妻の労働力がまったくあてにできなくなること
義母の農作業にかける負担の限界、
さらに高齢の祖父母
だがきっと一番大きい要因はこの一年の私の農業収入だろう

3~4年経てば義父も嘱託で行っている会社を否応なしに辞めている
その時に専業で農業を再開したなら男手は私と2人

そして2人目の子が幼稚園に入り、妻も手伝いができる

……、

 

しかし今回のこの農業の縮小…、
こうなったのは納得せざるを得ない

そう、これからの3~4年間も農園は縮小するだけで辞めはしない

この勤めの間に本格的な戦略が練れれば、とも思うが実際はやっている中で展開展開により臨機応変に突っ走るしかない 

…、
それに自分で自分の農業経営者としての資質にもちょっと疑問を感じている

そんな中で3~4年後に農業の本格再開に家族を納得させ、踏み切れるかはわからない

ただでさえ家族は農業を再開してほしくないだろうし

そして農業という産業に、やや失望している自分もいる
よしんば生計を成り立たせられるとしても毎日必死すぎるほど必死とならなければならないだろう
それは言葉で言うと簡単だが
必死というのはそこから逃げたくなるもの

逃げずにいられるか?

 

…、
とりあえず今は今のことを、
人生を楽しみつつ
前向きにがんばるだけだ!

 


どとうの母

2009-12-01 21:14:23 | Weblog

気まぐれの更新

 

前回、アルバイトを始めたと言った

初めの4日間は一日5時間働いていたが、
もっと入ってくれといわれ、
今は8時間やっている


農業の方はというと、
私は平日はバイトの前後の、早朝の収穫、晩の配達のある日の配達
昼間のちょっとした商談…

畑に置き去りになった野菜たち…、
それが気になって夜も眠れなくなった義母がどとうの如く立ち上がった!

「ほかる(捨てる)くらいやったら市場でも直売所でも出していくよ!」

せっかく育てた野菜が破棄されるのは絶対に避けたいらしい

二束三文でも捨てるよりは良いと娘(私の妻)と一緒に
早朝から晩まで、昼は食事だけで休憩無しで収穫・調整・袋詰め・直売所に納品を
始めた

義母は言う、
○○さん(わたし)はすぐに採算採算って、そんなこと言ってるヒマがあったら畑にあるもの出していき!
少なくても収入にしなアカン

 

義母も妻も手探りで直売所に出荷を始め、今は5件も出している

中にはヤリ手の直売所もあり、そこは遠くからも足を運ぶ人もあるほど
その直売所から日に4回、自分の野菜の売れ行きの状態がメールで入ってくる

義母と妻はその売れ行きを見て、単価や量目、翌日の納品量を決める

 

有機で栽培して、安い単価で出すなんて、費用対効果が合わないのは確か
しかし、売れずに畑に残っているなら、頑張って出荷すればタダより良い

これは私にとってショッキングな出来事だった

やってみるもんだと思った

日に1万円近く売り上げてしまう日もあるくらいだ


専業農家でやっていくことを考えたらこんな売上ではとても生活できないが、
指をくわえて売れない売れないと言っているよりはよっぽど良い
0円よりはよっぽど良い
そこがショックだった

 

私のバイトはまだまだ年末まで続く

年明けからも日に4時間ほどはするだろう

そして4月頃からまた農業一本でやる予定

 

…そして、家族は全員、私に勤めに出て欲しいと考えている


潰すわけにはいかん

2009-11-10 16:57:25 | Weblog

気まぐれの更新

ちょっと収入がヤバくなってきたのでアルバイト始めた
いよいよ専業農家でなくなった

しかし、四の五の言ってられない
農業は潰すわけにいかない

赤ちゃんもいるし、
一昨年の12月に会社を辞めてから約2年…、
収支合わせたら強力な赤字

貯金は夫婦で結構な額があったけど、

想像してみて欲しい、
2年間収入どころか、赤字

生活費プラス赤字でいったいどんな額になるか

 

野菜の売れ行きが良くなくてもメシは食うし納税の義務もあるので、
とりあえず急場しのぎ


今の季節の農作業は収穫・出荷のみなので、
私が4~5時間バイトに出ても何とかなる


とりあえず、
農業を潰すわけにはいかん


まだ専業農家じゃない?

2009-11-01 18:00:52 | Weblog

気まぐれの更新です

 

専業農家への道は終わり、専業農家そのものとなったハズですが、

農家…、”家”で考えたら、

父はまだ会社員をしている

 

そして、その家の離れである意味ヤドカリのように暮らし、農業をしている

 

世帯で考えたら、まだ兼業農家ちゃうの?

 

実際、専業はキツイ!

 

ヤドカリでもキツイ

 

空前の農業ブームとかいうのを何かで見たが、
今もまだ続いてるのか?

本気でやる気か?

 

やるなら止めはしない


さらば京丹後 さらば専業農家への道

2009-02-13 09:55:33 | Weblog

ついに研修の地の京丹後を去る日が来た

と、同時に専業農家への道も終わりだ

 

 

2月14日より新規就農となりました

場所は岐阜です

 

この冬に一年目の計画をまがりなりにも立ててみた

もちろん黒になる計画だ
目標は黒

 

そんなキレイにいくはずないが、逆に計算外のいい展開も期待できるはず

 

…、

このブログをスタートしたのも、
初めの頃にも書いたがパソコンが初心者で、せめて使って慣れようと思って始めた…
そう、まだ初めてのPCを買って2年半も経っていないパソコン初心者

それにまだまだ農業修行者であり経営修行者であり………

挙げれば切りがない

 

 

何もかもが未経験から始まった専業農家までの道
ちょうど5年前に「農業をやるぞ!」と言い出したその時から始まった

会社員をしながら月一、二回赤目自然農塾に通い、奈良の三輪に移り住み近くで2aの家庭菜園をした

会社の行き帰りや昼食時に本(農業、経営、マーケティング、PC、自己啓発など 読みやすい一般書)を読み、前向きには勉強したが私にとって困難な道であると、なかなか思い切った行動には出られなかった

菓子美呆さんに"覚悟を決めて定めること"と教えられ自分の中で何かがプッツンしてしまうまで…

おおまかな人生計画を紙に書き、彼女にもちゃんと伝えて(今の妻)、そして結婚し、農家を尋ねて、希望のあることを言ってくださった農家さんのところに弟子入りし、1年間の研修をした
…それが今終えたところ

 

この研修期間内で、

"伝統野菜のみに徹底して栽培する農家になって差別化を図る" 

その計画を実行していいのか、肌身で知りたかった

 

 

そして結果としてはそれは選ばない方向とした

無理と思ったからではない

定めれば道は啓けてくるだろう

 

伝統野菜もいいが、あとでも選べる選択肢なのでとりあえずは保留

今はなるべく近道できっちり経済的に自立できることを目指したい

 

 

、つい長引いた 

 

 

今回が最終回となるわけですが、いままで、ブログを見てくださった方々、本当にありがとうございました

皆さまの、更に良き展開を期待しています

 

 

 

 

 

 

 

またどこかでお会いできることがあるでしょう

 

 

その時まで、お元気で!

 

 

-終わり- 


地球環境(人にとって)の浄化

2009-02-11 19:04:32 | Weblog

お金というと、あまりいい気持ちがしないと思う方も多いでしょう

いや、中にはそれを愛し、第一優先にされる方もいらっしゃるでしょうけれど

 

お金…、それ自体に実体はあるのでしょうか?

 

私は、

お金=人によるサービス

と考えるようにしています

 

人の手の入っていない自然や、単に太陽の光などでお金のやりとりは発生しません

 

そういう世界で生きることに決めているので、それ以外は例外とします

例外:土地転がし その他マネーゲーム


 

何かの本に書いてありましたが、今のところ、経済の動きがあるに従って環境が破壊されている、と

つまり、節電や、トイレットペーパーをケチっても環境のためにはならない
だって、節電したらその浮いたお金を何に使う?
ちょっと貯めて服を買うか、ドライブに行くか…

  • 服を作るのに原料の石油や稼働する工場の燃料、電気が使われている
  • ドライブすることにより燃料を使い車の耐用走行数を減らす

じゃあ節電したお金を貯金していったら?

  • 貯金することで、ある会社が銀行に融資受けることができ、それをもとに会社を発展させることが出来る

会社が発展すれば日本も経済的に発展していけるだろう

→個人が何を節約したって日本全体の経済が発達していればそんなものは関係なくなる、ってことが書いてあった

 

ま、節電したお金を捨てればエコかもしれない

すると貧乏になればなるほど環境にいいといえるかもしれない

 

 

…、ほんとうにそうか?

 

この本に書いてあったことは悲観論だと思う
背に腹は代えられない状態に追い込まれればとりあえず環境そっちのけでなんとか発展しなおそうとするだろう

だって苦しいもん
他のことにかまっていられない

 

 

エコとか環境とか、かけ声だけでやればやるほど(ゴミの分別、リサイクル、バイオエタノールなど)環境破壊になっている現状なのは確かだが、

ウソから出たマコトというか、かしこい方たちが研究されて進化して、ホントにリサイクルされることで環境負荷を減らせられるかもしれない

今はウソだが、ホントになるかもしれない

 

じゃあ、とりあえず私たちはどうすればいいのか?

 

考えた

 

 

 

経済活動と環境破壊が密接なら

お金の流れを浄化するしかない

 

 

私を巡る…、私を通過するお金の流れを浄化していく…、


つまり売るもの、買うものを清める

 

お金自体に実体はなく、人の意識・行動で動き流れるもの

お金の本体は人の意識であり、行動

 

お金の稼ぎ方を清める…

環境に負荷をかけない(可能性を秘めている)仕事をする

お金の使い方を清める…

環境に負荷をかけない(可能性を秘めている)サービスを受ける

 

そう努めることができたなら、経済活動をしながらも環境は改善されていくと思わないか?

 

とりあえず…、
今の私が考えられることはこんなところだ

 


雪の下での想像以上の生命力 ~その三

2009-02-10 21:39:14 | Weblog

雪の下シリーズ最終章

ここは庭の菜園
ちいさな芽がたくさん芽吹いている…

もう少し近くで見るとそれが何かが分かる

そう、これはニンジンの芽

播いたのは1月の中旬くらいだろうか、

それから一ヶ月弱…

あの時、冷蔵庫に1年以上保存してあった自家採種の新黒田五寸(3代目)をバラ播いて捨てた

発芽するかも、と思い軽く表面の土をかき混ぜ足で踏んでいった

 

そのあと、おそらく10日以上、雪に埋め尽くされる

 

ふと、気づいたら写真のような状態になっていた

 

ちなみに4代目の新黒田五寸の採種は失敗した

この3代目の幼き芽を岐阜に持って帰ってまた4代目採種にチャレンジしようか

 


雪の下での想像以上の生命力 ~その二

2009-02-09 20:32:04 | Weblog

露地野菜の宿命か、

雪に埋もれたり、凍(し)みたりすると傷んで商品にならなくなってくる

 

●コマツナ

 

●天王寺カブ

 

●ダイコン

あ、大根はカラスにもやられました

 

●大野紅カブ

…、

紅カブは全然傷んでない!

天王寺カブより生育が遅いと思っていたら今ごろ出荷適期がやってくるとは

食べてみると、塩で揉んだだけでおいし~い!

 

大野紅カブは調べてみると北海道の品種だそうな

適地適作ですね

飛騨にも飛騨紅カブとかあるし

 

ま、耐寒性のある白カブなんかもきっと交配種であるのでしょうけど


ある若き百姓たちが集う会

2009-02-08 14:23:29 | Weblog

ある口コミで広がる会に参加してきた

そこには若き百姓たちが集う!

 

来週、就農する私ですが、まだまだ知り合いも少ない

だから参加というわけではないけれど

こうやって農家さんたちに少しでもわたしの顔を知っていただければいいなと思う

 

 

お昼の3時くらいから一時間ほど講演があった

岡山県で大規模で有機農業されている農家さんだ

 

その考え方、姿勢、希望、楽しみに触れられてたいへん参考になりました

 

それから夕食…


皆で一品ずつ持ち寄りました

ヤギのチーズというものを初めていただきましたが酸味があって美味しかった
ヤギを飼われていて加工されている農家さんが持ち寄られたものです

ほんと農業の形態は様々(^_^)

 

Web上でしか拝見したことのない、この春から個人で農業を始められるサザナミヤッコ道さんやセレクトファームさんにもお会いできました

 

 

 

そして夜も更けてくると三味線や太鼓のような楽器が出てきた!

大騒ぎ(>_<)(^^)/(^o^)(*^_^*)/\(^o^)(^^)

 

皆きっと人に言えないような苦労も抱えてるでしょうけれど、楽しんで我が道を進んでいらっしゃる

私は彼らほどの強烈な個性はないが、自分なりの楽しい農業を作り上げていきたいと思う

 

これからいろいろな人たちと繋がれる
農業、

 

目指してよかった


雪の下での想像以上の生命力 ~その一

2009-02-06 20:19:00 | Weblog

これはエンバク

 

エンバクは寒さに強い

強いと言ってもまだ小さいならともかく、こんな大きな体で冬の寒さを超えられるとは!

 

それともうひとつ…、

このエンバクはおととしの10月に播かれました

そしてその翌5月に出穂(未熟)しているところにハンマーナイフモアで粉々に砕かれました
更にその4ヵ月後また粉々に砕かれました

そこから芽吹いて復活してきて現在に至る

 

これを繰り返したらエンバクは一体何年生きられるのだろう?
※ネギもちぎっては生え…、寿命はあるのかな?


丸一年  …思う事

2009-01-26 00:00:00 | Weblog

丸一年経った

あのときは想像できなかった

農業を始めるのに必要とされる経営力・技術力・マネジメント力…

それに赤ちゃんについて…

 

その一つ一つが深い

この一年で、知恵の光りが差し、少しずつ見え始めてきたように思える

 

ますます、私は助けられて生きてきたことを痛感させられる


それは親の助け、
友人の助け、
仲間、ライバル、お客さまの助け、
本の助け、
お師匠の助け、

 

それも一つ一つが深い

 

私は誰かを助けているのだろうか?
その力はあるのだろうか?

結果として助けているような形になることもあるだろうけど、
助けようとして助ける余裕は、あまり今の私には無いように思える

 

ここで一年間の研修を受けて良かったと思うか?

 

良かった

 

あらゆる点で良かった

 

 

研修と言っても押しつけではなく自由にさせてくれていたので、
そのメニューや就農後の農業形態を好きに考えることが出来た

真似ながらも別ルートからいいものを発見して、組み合わすことが出来た
そう、自分にとって新しいものは意欲を持って取り組むことができる

明らかな失敗や、非効率なことをした
販売では、勝負にならない土俵で勝負した、負けた
栽培では、腋芽で苗を増やそうと、労力がかかった上に期をやや逃してしまったこと…

 

その他、
やってはいけないことをしないことにもう迷いはない

迷いがないとこがポイントだ

 

やらない方がいいことも、知識だけのものならやらないことに迷いが出て、思い切りも足りなくなるだろう

やらなくてもいいことについても、ちょっとはメリットがあるから、それしか見えずそこに囚われてやってしまうだろう

こだわりは、変に持ってはいけない

しかし、なくしてはつまらない

 

新規就農希望で、

無農薬、無化学肥料、固定種の使用、作った野菜の美味しさ、田舎暮らし、化学物質を使用しない、化石燃料に依存しない、自給自足、古民家…、

 

その全部をこだわり尽くそうと考える方もいるかも知れない

 

そこに時間も労力もお金も恩もかからないなら全然いいだろう

しかし、たいていはそれらが半端なくかかる
…助けられるというのは人と人との繋がりでいいことももちろんあるのだが

 

 

農薬、化学肥料を使い、交配種を使い、平均前後の味の野菜を作り、ただただ換金し、経営する…、

皆、有効だからやっている
無効なことはしない

 

しかし反動で逆のことを考える
考えてみる

付加価値…

それなら勝てる、と

 

よくある農家が特別おいしい野菜が作れないと思っているのか?
固定種の種を播けないと思っているのか?
うどん屋が特別おいしいうどんがつくれないと思っているのか?
パン屋さんが特別おいしいパンを作れないと思っているのか?


そんなことは仕事でではなく、家で、お客さんをもてなすのにするくらいだろう
つくれない訳ではない

ただ、収入を得る仕事にならない(なりづらい)からやらない

どこでこだわり、どこで妥協するか、全体を見渡し先を見通すのが経営能力

 

つまり、やらないことには理由がある

 

理由を見ずに勝ちにいってはいけない

敬意を忘れてはいけない

 

あたりまえのことが当たり前にできるように
まずは努力するだけ

 

そうしていればじょじょに自分に新しい能力がついてくる、

そうだ、それを楽しもう!