9月22日、豊洲の築地市場移転予定地と新しくできた豊洲6丁目公園を視察しました。予定地全体を視察しましたが、実に広大な敷地です。
都の豊洲新市場計画は、首都圏の卸売市場に供給する基幹市場をつくるとして、築地市場の取扱高が1988年から3割減少しているにもかかわらず水産物では当時より取扱高が増加する施設を想定しています。
午後から行われた都議会築地市場移転・再整備特別委員会の小委員会では、民主党の提案にもとづき都議会局などがまとめた築地市場の現在地再整備案について質疑が行われましたが、この整備案も、都の計画規模を踏襲しています。
日本共産党の清水議員は「巨大な拠点市場の建設は都内・地方の卸売市場から商品の取扱量を奪い、大型量販店優先を目的とするもので商店街の小売店に荷が回りにくくなる」と批判。そして「再整備に伴う市場業者の負担をどう抑えるかが業者の死活問題」と指摘しました。築地市場の水産卸売業者が売上高を大きく減らし、過大な施設整備が使用料に跳ね返る心配の声が上がっていることも示して、豊洲移転をやめ最新の技術を生かした現実的な現地再整備案を求めました。