今日は
昨日週刊アスキーの北別府ニカさんのエッセイで、『川崎市市民ミュージアムで「少女マンガパワー」という展示がある』事を知り、3月30日が最終日ということで行ってきました。
詳しい内容はこちら→
『マイコムジャーナル』
この後、
『新津美術館』を始めとして11月まで国内で展示されるようです。
『今後のスケジュール』
《出展作家》
手塚治虫(リボンの騎士他) 、わたなべまさこ(聖ロザリンド・ガラスの城他)、松本零士、石ノ森章太郎(竜神沼)、ちばてつや(島っ子・1・2・3と4・5・ロク他)、水野英子、牧美也子、里中満智子(あした輝く他)、一条ゆかり、池田理代子、美内すずえ、竹宮惠子(風と木の歌他)、山岸凉子、萩尾望都(トーマの心臓)、陸奥A子(こんぺい荘のフランソワ他)、くらもちふさこ、岩館真理子、佐藤史生、吉田秋生、岡野玲子、CLAMP、今市子、よしながふみ
《展示内容・構成》
1.少女マンガジャンルの成立と確立(1950~60年代)
原画のタッチが細かくて引き込まれます。
2.少女マンガの革新(1970年代)
一番没頭していた頃です。
3.少女マンガのさらなる発展(1980年代以降)
4.コーナー展示
展示方法も面白く、水野英子先生の「背景」の書き方や「ベタ入れ・修正作業」等をビデオで流したり(昔はトーンが無く全て手書きで、原画を見ても少女マンガ黎明期の作者の技量の高さがわかります)、70年代のりぼんのふろく(陸奥A子先生のトランプは本当に懐かしかった♪)や、作家さんの愛用品・登場人物のラフスケッチなどの展示もありました。
入ってすぐ、手塚治虫先生の「りぼんの騎士」の原画から、最後のよしながふみさんのコーナーまで、それぞれの時代と共に変化してきた少女マンガのそれぞれに副題の「-つよく・やさしく・うつくしく-」がピッタリ
私は西谷祥子先生のファンだったのですが、西谷先生の作品は「マリイ・ルウ」のマーガレットコミックス展示が1点だけ。
でも、それが1968年1月5日に最初に発行されたマーガレットコミックス3点の一つだったのを初めて知りました。
他の2点はわたなべまさこ先生の『ハイジ』と水野英子先生の『すてきなコーラ』でこちらも覚えがあります。
驚くのは参加された作家さんのほとんどが今でも現役で作品を掲載されている事。
ファンレターコーナーでは、A4の用紙にびっしりと自分の思いを書く人や、マンガ図書館のコミックスをを一生懸命に読みふける人など皆さん楽しそう。
とにかく懐かしいマンガばかり。
もっと大規模な展示会があれば、是非ともまた見に行きたいです。
会場に入る前にも、色々なオブジェがありました。
面白かったのはこちら。
手塚治虫先生の『笑い』という題名の通り、中から「ワッハッハ」という笑い声が聞こえながらランダムに光が点滅します。
中庭から見るとこんな感じの広々とした場所でした。
遊歩道に面した庭にあったのは「トーマス転炉」という物らしい。
一通り見終わったので、併設のレストランで休憩。
あいにくと雨が降り始め、近くの等々力緑地でのお花見はできませんでしたが懐かしさで一杯な一日でした。