今日は何をしようかな?

いつの間にやら13年経ちました。
いろいろ忘れないように、書き留めておきます by nori    

『つくもがみ貸します』他

2009年03月12日 14時11分50秒 | 本のこと
 『つくもがみ 貸します』(畠中 恵:著)
出版社 / 著者からの内容紹介
江戸の片隅、姉弟二人が切り盛りする「出雲屋」。鍋、釜、布団、何でも貸し出す店ですが、中にはちょっと妙な品も混じっているようで……妖怪たちが引き起こす騒動の数々、ほろりと切なく、ふんわり暖かい連作集。

しゃばけシリーズで有名な作者ですが、この本は読みやすい江戸人情物でした。
しゃばけの若旦那は怪異と仲良しですが、こちらの姉弟とつくもがみは微妙な距離感があり、面白さを醸し出しています。
畠中さんも宮部みゆきさんのように、登場人物の作り方がお上手です。
ほんわか・じんわりとした読後感で、読みやすかったです。




 『もう誘拐なんてしない』(東川 篤哉:著)

内容(「BOOK」データベースより)
俺が、おまえを誘拐してやろうか?ひょんなことからヤクザの組長の娘を誘拐する羽目になった翔太郎。関門海峡を挟んで、脱力感あふれる青春が、小気味よい九州弁が、驚愕のミステリーが炸裂する。とびきりキュート、空前の身代金トリック。

このまま2時間ドラマか映画の原作になりそうなユーモアミステリーでした。
細かいギャグの連発でクスクス笑いながら読めてしまいます。
主人公(?!)翔太郎の先輩がちょっぴり猫丸先輩を思わせますが、いま一つキャラが弱いかな~
終盤はわりとあっさりしているので、もう少しその後の事が読みたかったです。

 『女たちの内戦』(桂 望実:著)

短編が4つで、それぞれの年代の女性が持つ心の揺らぎを書いています。
平安寿子さんの作品と似たテイストで『県庁の星』や『平等ゲーム』のようなアングルでもなく、淡々とした本。
主人公の4人の女性は同じマッサージ屋さんへ通っていて、小さな悩みや疲れを持っています。
このマッサージ屋さんも登場人物の一人に数えると、5人の女性の生き方という事になるのかも知れませんが、特に目新しさもありませんでした。
通勤電車用。

 『きのう何食べた?2』(よしなが ふみ:著)

読んでいると、ついつい。お料理がしたくなるコミックスです。
よしながさんは食いしん坊なんだな~と再認識。
メインの料理より、さっと作る小鉢が美味しそうです。
主人公の筧史朗が冷徹な弁護士なのに、一生懸命、食材のやりくりを考えるところや、ローカロリーな料理を作ろうとするシーンが為になります。
史朗が「先週買ったセロリの残りがダメになっっていた・・・」とショックを受けるシーンが笑えました


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