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泰国鐡路漂流記~1、出立。台北・バンコク~

2008-09-21 | 旅行
バンコク・フワランポーン駅の夜。夜行列車が出発を待つ。

タイ王国に行こうと思った。
特に行きたい理由がある訳ではないが、タイにはまだ行ったことがないし、一度くらいは“微笑みの国”に行ってみるのも悪くないかな。
そんな気分で勤め先にリフレッシュ休暇願いを出して、貯まっていた航空会社のマイレージで特典航空券を手配したのが半年程前。
その後、日本国内で廃車になったブルートレインの寝台車が大量にタイに無償譲渡されて彼の地で第二の人生を歩んでいるという話を思い出し、渡航の理由が後付け出来た。
「日本からインドシナに旅立った寝台車たちの、その後の様子を見に行こう!ブルートレインは元気にしているだろうか?」

出発日も近付き、押入れからバックパックを引っ張り出して荷造りを始めた頃になって、タイで反政府団体が蜂起して首相府を占拠しバンコクに非常事態宣言が出された。何というタイミング!
しかしネットで現地情報を集めてみると、こういうことは「タイではよくあること」なので危険はないらしいことが分かった。
「今更渡航中止なんて面倒くさいし、自己責任で行っちゃえ!」
という訳で、予定通り出発したのである。

2008年9月11日
バンコクでは反政府団体の首相府占拠が泥沼化し、にっちもさっちも行かなくなったタイ政府は早々に非常事態宣言を解除するとの見方が報道されていたが、今のところ非常事態宣言は解除されていない。
折りしも今日は911同時多発テロのXデーで、こんな状況でこんな日に飛行機に乗るのは何とも気が進まないがそんなことを言っていても仕方がない。行くと決めたからには行くのだ、タイへ!


先ずは福岡空港から胡蝶蘭の特別塗装機のチャイナエアラインで出発、台北へと向かう。
バンコクまでは福岡からも直行便が2便も出ているが、マイレージ特典航空券では提携しているチャイナエアライン便しか利用できないからだ。
まあ、台湾は大好きな国なので寄り道するのに異存はないが。


到着した台湾桃園国際空港ではバンコク行き便への乗り継ぎ待ち時間が半日以上あるので、路線バスに乗って台湾国鉄の桃園駅へと向かう。
5日後の日本への帰り路では、台湾で更に長く殆ど丸一日の乗り継ぎ待ちとなるので、待ち時間に台鉄の新型特急「太魯閣(タロコ)号」に試乗してみようと思い全席指定の「太魯閣号」のチケットを予約しておこうと思ったのだ。
JR九州の885系「白いかもめ」と同系列の、日本製振り子式電車で運転される「太魯閣号」には僕はまだ乗ったことがない。乗ろうとするといつも全席満席なので、門前払いを食わされ涙を呑んでばかりだ。日時に余裕のある今回こそは指定席券を押さえて念願の「885T白いタロコ」に乗るぞ~と意気込んで予約窓口へ向かうも、目的の列車はやっぱり「無座」。
あ~あ、何でタロコってこんなに混んでるんだ?って言うか、タロコの指定席券ってホントに台鉄の駅窓口で売ってるのか?

そのまま空港に引き返しても面白くないので、ちょうどやって来た台北方面行きのキョ光号(急行列車)の切符を買って乗り込む。
台北駅前から空港行きバスに乗って桃園空港に戻り、台北トランジットは収穫なく終了。
アムステルダム・スキポール空港行きKLMオランダ航空のジャンボジェットで、一路経由地のバンコク・スワンナプーム国際空港へ。

夜10時、バンコクの空港に着陸したジャンボの窓には激しく雨が叩きつける。
機外の気温も湿度も相当のもののようで、ターミナルビルの窓が結露しているのが分かる。
「…このままアムステルダムまで飛んで行きたいな。こんな蒸し暑そうな熱帯夜の雨の街に降りたくないなぁ」
それがバンコクに到着した第一印象。
それでも、チケットを持たない客は無情にも快適なジャンボの機内から排除される。

空港からバンコク市内までは空港バスや終夜運転の路線バスで行けるらしい…と、手持ちのガイドブック「ロンリープラネット日本語版・タイ」(いつもは『地球の歩き方』を使うのだが、今回はこれにしました)にあったので、早速、空港バスの窓口を探して係員に「ハロー、さわでぃかー…私、バンコク市内に行きたいアルヨ」と言うと「あんたバンコクのどこに行きたいの?」と問い返される。
バンコクのどこと言われても困った、僕は今夜のホテルも決めていないので、適当に安いホテルのある場所まで連れてってくれとでも言いたいが、とりあえず明日は駅に行ってブルートレインに会いたかったので「トレインステーション、え~っと、フワランポーン!バンコクセントラルステーション!」と応えると「そりゃ残念。フワランポーン行きは30分前に終バスが出たよ」とのこと。
結局、次に出るバスに乗ってスカイトレイン(バンコクの新都市交通システム)に乗り換えてフワランポーン駅に向かうという事にした。
空港バスに乗り込むと、乗客は僕と日本人の中年男性だけ。
中年男性から「日本人ですか?バンコクは初めて?」などと声を掛けられる。
「ええ、まぁ…」
「ああ、そうですか。どこのホテルに行かれるんです?」
「いや、まだ決めてなくて」
「ええ~!?こんな時間に大丈夫なんですか?」
「ええ、まあ何とかなるでしょう。いざとなればフワランポーン駅で寝ますよ。駅寝には慣れてますから」
「…(唖然)そりゃまあ、何ともはや…まあ、お気をつけて」

中年男性から呆れをもって見送られて降り立ったスカイトレインのSala Daeng駅は、既に終電の出た後だった。
しかも雨がどんどんひどくなる。

スカイトレインの高架から豪雨に濡れる屋台を眺めていても、事態は解決しない。
とりあえず今夜雨露を凌げる場所を探さないと。意を決して雨の中に飛び出し、雨除けのテントを好き勝手に張り出しているので歩きにくいことこの上ない夜市みたいな場所を歩き回って安ホテルを探す(後で気がついたのだが、まさにそこがゴーゴーバーが密集していることで有名な歓楽街パッポン通りだったのだが、ホテル探しに集中していたのでとにかくゴミゴミしてて鬱陶しい夜市だとしかその時は思わなかった)。しかし超高級で超値段が高そうなホテルはすぐ近くに見えているのに、お誂え向きの安宿はなかなか見つからない。

結局、全身すっかり濡れた頃になって裏道に華僑系のホテルを見つけて飛び込む。値切りが効かず大して安くなかったが、いい加減面倒臭くて疲れていたのでそのままチェックイン。一番安いランクのシングルにしてもらったのだが、部屋に入ると窓無しの「塗籠(ぬりごめ)部屋」だった。

シャワーを浴びて、濡れたTシャツと作業ズボン(所謂ベトナムズボン。僕はハードな行程が予想される旅で愛用してます。工具を差すポケットがたくさん付いているので何かと便利)をエアコンの冷気が直撃する位置にハンガーで掛けてから就寝。
タイ入国早々から手荒な歓迎を受けてしまった気分で、この先が思いやられる。それでも疲れと清潔なシーツを得た安心感から非常に速やかに眠りに落ちた。


2008年9月12日
どんなにしっかり眠っても、塗籠(ぬりごめ)部屋の目覚めは重苦しい。
日出処の太陽の国の日本人としては、朝は爽やかに差し込む朝陽と共にありたいところなのだが、枕元の腕時計の針は朝を指しているのに部屋の中は昨夜眠りに着いたときと同じ暗闇なのは非常に気が滅入る。
とりあえず睡眠はしっかり取れたので、もう長居する理由はない。さっさと朝飯を食って、さっさとチェックアウトしてしまうに限る。
ホテルを出ると、昨夜の雨はすっかり上がっていて、青空まではとはいかないが雲に切れ間も見える。
「ああ、朝から雨が降っていないとこんなにも気持ちがいいものなのか!」

昨夜はホテル探しに必死で気がつかなかったが、スカイトレインのSala Daeng駅周辺はバンコク市内でも有数の繁華街で、いかがわしいパッポン通りに隣接して日本人駐在員御用達らしい外国人向け高級クラブが建ち並ぶタニヤ通りもある。
「こんな盛り場で格安ホテルを見つけようとしていたのか…我ながらアホなことしてたな」
一夜明けて雨も上がって、猥雑な歓楽街も今ではビジネスマンが行き交うこざっぱりした朝の顔になっていた。


昨夜乗れなかったスカイトレインに乗って、いざフワランポーン駅へ!
スカイトレインは交通渋滞が慢性化したバンコク市内の移動改善の切り札として登場した高架鉄道で、冷房完備の車内は快適だし何より文字通り空中から街を見下ろすようにして走るので乗っていてとても楽しい。

空中を滑るように走って、あっというまにフワランポーン到着。「こんなに近かったのか…昨夜も雨さえ降ってなかったら、30分もかからずに歩いて行けたな。」

ヨーロッパ式のファサードとドーム屋根を持つ、威風堂々たるタイ国鉄フワランポーン駅。

駅前の銀行で手持ちの米ドルをタイバーツに替えて、さあこれで多少高額な寝台券でも何でも買えるぞ!
先ずは駅のコンコース入り口に掲示された各方面行き列車の発着時刻表をチェックする。
出発前にインターネットで情報収集したところに拠ると、日本から来たブルートレインの車輌はタイ南部のトランというところへ行く夜行列車に集中投入されて使用されているらしい。
南部方面の時刻表を見ると、確かにTrangという駅へと向かう列車が記載されている。これだ、間違いない!
「アナタ、どこに行きますか?」
不意に英語で話し掛けられた。振り向くと、ポロシャツを着た若い男が爽やかな笑顔で立っている。
ガイドブックには「フワランポーン駅で声を掛けてくる“親切なガイド”には要注意!2階にある旅行代理店に連れ込まれて、法外なマージンをぼったくられる」とあったのを思い出して無視していると、「列車の切符は、あそこのタイ国鉄の窓口で買って下さい。」などと言う。よく見ると、胸にタイ国鉄職員証のタグも付けているし、怪しい旅行代理店の回し者などではなさそうだ。
「私は、トランに行きたいです。この列車で、寝台車で」と時刻表を指差して言うと、困ったような顔で「この列車は、運休してます」と言う。

何ぃー!?運休?

ああ、ここまで来て何てこったい、ブルートレインに乗りたくてタイに来たのに、いきなり来た意味がなくなってしまったじゃないか。

がっかりしていると、若い国鉄職員氏は「アナタはトランに行くには、途中まで列車で行ってバスに乗り換えて下さい。南部方面に行く列車は全部運休してますから」と親切に教えてくれる。「うん?南に行く列車は運休?という事は…北に行く列車は走っているんですか?」
「北に行く列車は走ってますよ。でも、トラン行きは運休ね」
「いやいや、この際トランじゃなくても、ブルートレインじゃなくても良いんだ。私は、寝台車に乗りたいんだ、タイの夜行列車に乗りたいんだ。北に行く夜行列車の時刻を教えて下さい!」
「ハァ!?アナタ、一体どこに行きたいの?」
若い国鉄職員氏、呆気に取られたような顔になった。無理もない。
「私は、鉄道が好きなんです。I'm TrainLover!私は、タイの夜行列車に乗りに日本から来たんです!」
こう説明すると、国鉄職員氏は呆れながらもようやく状況を理解できたらしく「ちょっと待ってて、今夜乗れる夜行列車の時刻表を持ってきてあげるから」と有り難いことを申し出てくれた。
結局、国鉄職員氏が時刻表のリーフレットにペンでチェックを入れて勧めてくれたタイ北東部路線のNong Khaiという駅へと向かう夜行列車EXP69号に乗ることに決めて、窓口に並ぶ。
「I want go to…え~っとこれはノンカーイと読むのかな? tonight,by Express Train No,69. And return to Bangkok,tomorrow.」
「return tomorrow? 明日すぐに帰るのか?」
「ヤー。滞在なしですぐバンコクに帰るよ。それから、ファーストクラスのスリーピングカーでお願いします」
「ファーストクラスのスリーパーね…ベッドは上段と下段、どっちがいい?」
海外でこういうことを聞かれるのは珍しいが、寝台車のベッドは下段の方が広いし出入りしやすいから快適なのは日本もタイも同じだろうから「Lower bed,please」と即答すると、オンライン予約システムのウィンドウズ端末にカタカタ入力していた窓口氏が「残念だが明日のバンコク行きはアッパーベッドしかないよ、それでいい?」
「of course! 列車に乗れるんなら、上段でも下段でもどっちでもいいよ。それに、行きと帰りで両方のベッドを試せたほうが面白いし」
かくしてめでたく、プリンタで印字され打ち出されたNong Khaiまで往復の寝台券が手許に差し出された。
価格はやはり下段ベッドの方が高くて、行きは1317バーツ、帰りは1117バーツ。
「やったー!これでタイ国鉄の寝台車に乗れるぞ!」

思わず笑みを浮かべながらチケットを手にして窓口を離れると、さっきの親切な若い国鉄職員氏が「どうだった?切符取れた?」と話し掛けてきた。見ると、側らには可愛らしいタイ美人の女性職員も伴っている。「妙な日本人旅行者が来てるぞ」と連れ立って見に来たのかも知れない。
「Yes! ノンカーイまでの往復の寝台券が取れたよ!ありがとう、あなたのアドバイスのおかげだよ!」
すると、タイ美人の女性職員氏が僕のチケットを手に取って、表示をペンチェックしながら「あなた、今夜、ノーンカーイに行きます」と日本語で話し掛けてきた。
「はい、そうです!私は今夜、寝台車でノーンカーイに行きます。私は、鉄道が大好きです!タイの鉄道に乗りたくて、日本から来ました」とこちらも日本語で応えると、
「鉄道好きはタイ語で○○○と言います」と即席のタイ語レクチャーをしてくれた(スミマセン、メモに取ってなかったので発音を忘れてしまいました。今度タイに行く時までに調べ直しておきます)。
親切な若いタイ国鉄職員氏達と握手して別れ、フワランポーン駅を後にする。

「さて、無事にチケットも押さえたし、今夜20時のEXP69の発車まで、バンコク市内見物でもして時間を潰そうかね」




…市内見物とか言いながら、それでも結局スカイトレインと地下鉄乗り潰しをしてしまうのだった。まあ、いつものことだが。

スカイトレインがそのまま地下に潜ったようなバンコクの地下鉄はフワランポーン駅と郊外の国鉄駅Bang Sue駅を結んでいる。
地下鉄の終点に隣接した国鉄Bang Sue駅はバンコク市内とは思えないほど閑散とした駅で、どうやらタイ国鉄はバンコク市街地の近郊輸送などは行っていないらしく列車の運転本数もえらく少ない。
それでもなぜか駅構内には人が大勢たむろしていて、いつになったら来るのか分からない国鉄の列車を待っている風の学生やサラリーマンもいるが、特に用もないのに駅で時間を潰している路上生活者っぽいオヤジやトゥクトゥク(バイクタクシー。外国人観光客は歩くATMだとしか思っていない)の客引き、何を勘違いしたのか郊外の駅なのに迷い込んでしまったらしい白人バックパッカーや、更に何を考えてるのか分からない謎の日本人鉄道オタクなど一癖も二癖もありそうな輩が真っ昼間からうろうろしている。


Bang Sue駅の裏手は操車場になっていて、国鉄の客車が留置されているのが見える。
JR西日本から来た寝台車がいないか探してみたが、生憎ブルートレインの姿は見えなかった。


プラットホームから操車場の方をボーっと眺めていると、ディーゼル機関車に牽引された長い編成が引き出されて行った。
このままフワランポーン駅まで回送されて、長距離列車として出発するのだろうか。それにしても、古そうな客車やら新しいのやら電車か気動車からの改造車っぽいのやら、いろいろなハコを雑多につないだ実に味のある「雑客列車」だな。


操車場の隣にはこんな長閑な風景が。
何故か懐かしさを感じる、アジア人の心の琴線に触れる景色がバンコク市内に残っていた。



暫らくBang Sue駅でのんびりしてから、「ちょっと船に乗ろうかな」

バンコク市内を貫く大河チャオプラヤー。
僕は中学校の地理で「メナム河」と習ったような気がするのだが、そのチャオプラヤー川の名物がバンコク市内各所の桟橋を結んで大河を行き来する水上交通「チャオプラヤー・エクスプレス」。
交通渋滞が酷いバンコク市において、スカイトレインや地下鉄と並んで渋滞の影響を受けない快適で便利な市内交通として利用価値が高い。また、水の上からバンコクの風光明媚な景観を楽しむことが出来るロマンチックな乗り物として観光客からの人気も高い。
僕もチャオプラヤー・エクスプレスのボートに乗り込んで、さてとりあえず終点まで行ってみるかね?



チャオプラヤー・エクスプレスの終点は、バンコク北部のノンタブリーNonthaburiという桟橋。
ここはバンコクのベッドタウン的な郊外なのかな?桟橋周辺は下校中の中高生で一杯。「中高生の生態は日本もタイも面白いくらいそっくり同じだなぁー」とか思いながら上陸して、その辺をうろつき回ってみる。


市場を覗く。夕飯の買出し中のお母さんや、制服姿のまま家業の屋台を手伝ってクレープみたいなものを焼く小学生。
昭和30年代頃の日本もこんな感じだったのかな。

日も暮れてきたし、そろそろ帰ろうかと、桟橋に戻ると何やら警察車両が出て物物しい物騒な雰囲気。一体何事だ?

桟橋近くにはステージが設置され、シュプレヒコールを挙げて盛り上がっている。
「…これは、ひょっとして反政府集会か!?」
そうなのだった、バンコクは今現在、反政府団体によって首相府が占拠され非常事態宣言が出されている真っ最中なのだった。
「街中が平穏無事で何事もないもんですっかり忘れてたぜ、今ここはクーデターやってるんだったよな。それによく考えたらトラン行きのブルートレインが運休してるのもクーデターに国鉄が同調してるせいだったんだ。」
まったく傍迷惑な話しだが、反政府団体もそれなりに主義主張があってやってるんだろうから、僕みたいなお気楽外国人旅行者風情が出る幕ではない。ここは大人しくさっさと立ち去ることにする。
幸い、チャオプラヤー・エクスプレスの桟橋が封鎖されてしまうような事はなく、丁度出航しようとしていたバンコク市内方面行きのボートに飛び乗ることが出来た。

「さあ、フワランポーン駅に戻って、列車に乗るぞ!」
タイ国鉄東北本線 Nong Khai行き夜行急行 EXP69、20:00発!いざ行くぞノーンカーイへ!

「ところで、ノーンカーイってどんなところだ?」

僕はそこが大河メコンを挟んでラオス人民民主共和国と向かい合う国境の街だということなど、全く知らなかったのである。

→泰国鐡路漂流記~2、夜汽車。そしてフワランポーン駅のブルートレイン~に続く


6 コメント

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めでたい (bbsawa)
2008-09-21 19:25:27
こんばんは。
初日は大変でしたが、寝台列車の切符の入手ではラッキーでしたね。
加筆されてるかどうか下までスクロールしないと分からないので、投稿日時を更新した方がいいですよ。
ディープな読者の私も時間無い時は、投稿日時のチェックで浮気しています。(笑)
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更新しますw (天燈茶房亭主mitsuto1976)
2008-09-21 23:14:11
bbsawaさん、こんばんは。
寝台車のチケットを当日入手できたのはラッキーでした。寝台車は人気があるので、1週間前位から押さえておくのがベターなんだそうです。クーデターで観光客が減っていたので、そのお陰かも知れません。
更新しないと読者の方には加筆状況が分かり難いですよね。アドバイスありがとうございます。
タイ旅行記まだまだ続きます。どうぞ気長にお付き合い下さい。
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Unknown (SILVER KRIS)
2008-10-04 18:13:03
夜10時に空港到着して宿泊先が未定とは、無謀すぎる気もします。現地で宿探しは、ロンドンで気疲れしてコロゴリで、必ず確保してから出かけます。
1つの記事で2日にまたがるのは、長すぎて読みにくいので、1日単位に分割した方が読みやすいのですが。
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Unknown (天燈茶房亭主mitsuto1976)
2008-10-04 19:17:56
SILVER KRISさん、こんばんは。
今回は出発間際までいろいろと忙しくて、ホテルを押さえておく余裕がなかったんです。まあ、何とかなるもんです。

記事が長すぎるかな~とは自分でも感じてました。僕は全体の構成を考えずとりあえず書き出して勢いでまとめてしまうもんで…
今後の参考にします。ご指摘ありがとうございます。
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Unknown (junqawai)
2008-10-05 20:29:08
こんばんは。
今回も濃い旅してますね。うらやましい限りです。国境越えでラオスというのは良いですね。私だったらブルトレよりこちらを最初に選ぶかな。
とにかく夜行列車に乗りたいと言って駅員に呆れられるくだりには笑ってしまいましたが、考えてみれば日本で同じこと言っても呆れられるでしょうね。タイ語にも「鉄道ファン」に相当する言葉があるのには驚きでした。鉄道趣味に対する理解が少ないといわれるアジアでも、少しずつ浸透してるのでしょうかね。だとすればうれしいことですね。

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Unknown (天燈茶房亭主mitsuto1976)
2008-10-06 20:50:54
junqawaiさん、こんばんは。
今回は全然事前に準備しないでふらっと出かけたので、列車の行き先が国境の街だなんて全然知りませんでした。たまにはこういう行き当たりばったりな旅もいいかなと思いましたよ。
駅員さんに「とにかく列車に乗りたい」と言い張って呆れられるのは宮脇俊三さんの旅行記にもあるシーンなので「ああ、宮脇先生と同じ体験をタイでしてしまった」と思うと可笑しかったです。
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