蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

ミストデワックスと蜜ロウワックスを使った古民家メンテナンス

2017年06月13日 15時30分53秒 | 蜜ロウ ミストデワックス


ある販売会社からミストデワックスを「安全安心クリーナーとして販売したい」というご依頼をうけ

この半年間、妻が壁紙(ビニールクロス)、合板のフローリング、お風呂など様々なところで

試し、どのくらいの洗浄力なのか商品試験をしています。



元々、ミストデワックスは塗装済みの建材に使うメンテナンスワックスとして販売していたのですが、

ミストデワックスの効能のひとつに「高アルカリを示す洗浄液だが、汚れと混ざるとすぐに中性に戻る」

という性質があることから、\素材を傷めずにキレイになって、変色もしないじゃん/っと妻が喜び、

こっそり自宅で蜜ロウワックスがはげたところでもテストしていました。





「みてみて、雨シミも落ちるし、変色もしないよ♪これなら無塗装の無垢材でも洗浄できるんじゃない?

重曹系は変色するから無理、他の洗浄液で洗っても木が毛羽立つからカサカサするけど

ミストデワックスならかなりいいよ♪」

といい、アッチコッチ自宅テストをしてから、

その後、古民家の家に声をかけご協力頂き

商品テストをさせていただきました。




今日、お伺いしたお宅も旅館のような素敵な古民家(無垢材・無塗装)でした。

昔の家は趣はあってとても良いのですが、

木の建具は気密性が低いことから

サッシと比べ、雨シミや土埃がこびりつきやすい、

また昔は窓を開けっぱなしにするお宅も多いことから

縁側にこのような雨シミがつき雑巾で拭いても取れない汚れがあります。

ここの奥様も木の家のお掃除にかなりご苦労されていたようです。



▲縁側の雨シミ

しかし、ミストデワックスなら一般の方でもカンタンに落とせます。



▲10倍に希釈したミストデワックスを吹きかけ、耐水性のサンドペーパー320番で
力をいれず円を描くようにしていくと汚れの膜が緩み浮き上がってきます。


▲汚れの膜が緩むと、凹凸の中に入った汚れがどんどんでてきます。


▲しっかり乾拭きします。


▲汚れがとれてきました。(汚れが浮いてきているので乾拭きを3回くらいすると汚れがごっそりとれます。)


▲もう一度10倍希釈のミストデワックスでシュッシュ


▲一度目で汚れの膜が緩みましたので、今度はカンタンに汚れが落ちます。


▲汚れがゆるゆるゆるみ汚れが浮いてきました。


▲縁側の汚れをすべて落としたら、乾いてから蜜ロウワックスを塗ります




このような手順で、10倍希釈のミストデワックスと耐水性のサンドペーパー320番で汚れを落とします。
ミストデワックスで洗うと毛羽立たないため、仕上がりがとてもきれいです。






長年の汚れを落とせば\普段のお掃除はカンタン/



▲今後は、2週間に一度程度10~20倍希釈のミストデワックスを吹き乾拭きすれば大丈夫です。
フローリングワイパーに使い捨ての布または雑巾をつけ乾拭きすれば、更にカンタン♪





縁側は紫外線があたるため、どうしても木が乾燥してきます。

定期的に油分をいれることにより木の乾燥を防ぎます。




働く女性が増え、合板のフローリングなど利便性の高い床材が増えましたが

一方で、無垢の木の床、自然塗料を選ばれる人が増えています。

昔は「木の家は毎日雑巾がけをして米ぬかで磨く」という女性が多かったのですが

現代社会では難しいので、このような商品がでてくれば

もっと木の家の需要が増えてくるように思います。(耕太郎)




【古民家(約3畳分のお手入れで用意したもの】

*10倍希釈のミストデワックス(希釈した容量で200cc(ミストデワックス20cc 水道水180cc)  約240円(10倍希釈で)
(今回は長年の汚れを落とすために使ったため、かなり多めに使いました)

*蜜ロウワックス 50ml 約600円
(日が当たる縁側だったので、かなり木が乾燥していたため通常より蜜ロウワックスの量が要りました。

*耐水性サンドペーパー340番 1枚程度  \70/枚(雨シミが多い場合、数枚用意してください)

*乾拭き用の布 10枚程度(←想像以上に汚れがとれますので、多めに用意してください)

*歯ブラシ2本(雨シミの縁を落とす、蜜ロウワックスを塗る時は角等を塗る)


























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