寄稿・講演/未晒し蜜ロウワックス

小川耕太郎が語ります! ~雑誌寄稿、講演会~

第6期:住まいの学校

2010-05-17 10:40:08 | 講演


平成22年5月16日(日)
第6期「住まいの学校」 PM3:00~蜜ロウワックスを用いた木の家のメンテナンスのお話



KJワークス様で行われた蜜ロウワックスのワークショップ

大阪にある工務店様 KJワークス様が定期的に行われている勉強会
「住まいの学校」で蜜ロウワックスのワークショップが行われました。



ここの工務店さんは、無垢の家を建てたいと希望される方が大半をしめています。
「無垢の床のメンテナンスって、大変なのかしら?」等
素朴な疑問から、カンタンなメンテナンス方法を中心に
製造開発のキッカケなどのお話もさせていただきました。





参加された方々のご意見
①商品開発と販売の話は面白かった。身体に無害であることが良くわかった。
 いただいたパンフレットでは、他にも色々と商品があるようなので参考にしたい。

②蜜ロウワックスを使う予定にしているので、色々と参考になりました。
 また小川さんの話はとても楽しく面白かったです。

③素材の良さがよくわかりました。小川さんの蜜ロウワックスを塗りたいと思いました。

④無垢の床を張った家を建てたいと考えているので、
 自分でメンテナンスをしたいと感じました。


⑤ワックスの重要性、蜜ロウの安全性、色々勉強になりました。

                         他





ご多忙の中、足を運んでくださったお客様、ありがとうございました!

また、この場をセッティングされたKJワークス様の皆様にも感謝申し上げます。

茨城産スギ、ヒノキの需要拡大及び顧客の創造プロジェクト

2010-04-08 14:18:08 | 講演






講演会 「茨城産スギ・ヒノキの需要拡大及び顧客の創造プロジェクト」

●日時:3月26日
●場所:水戸市にある茨城県開発公社ビル
●企画:大崎材木店様
平成21年度大崎材木店様が森林整備加速化・林業再生基金事業から
このプロジェクトが認証され今回の研修会を開催。
プロジェクト名:「県産スギ、ヒノキの需要拡大及び顧客の創造プロジェクト」
基金の目的であり、事業主体に課された目標の
「地域材の新規需要拡大に繋がる新商品や新商品の開発」に着手します。
事業は3年間に渡って行われる。




私はその講演会のメイン講師
「ミリグラムスタジオ」http://www.milligram.ne.jp/
の内海智行氏の前座として
蜜ロウワックスや木もちe-デッキをどのような考えで開発し、
販売しているかについてお話させ頂きました。




当初、参加者は20~30人程度と聞いていたが、
行ってみると約70名程度の方が参加され、
主催された㈱大崎材木店http://www.e-house.co.jp/osaki/
の大崎社長もビックリの盛大な講演会になり、今後のつながりが期待できると思う。




大崎さんから写真を送ってもらったが、
最近の自分がこんな間抜けな顔をしているなんて思ってもいなかった。

●○◎●大崎材木店様の紹介
大崎材木店
不動産(土地)の提供をはじめ、原木から製材、さらに住宅建築までの
一貫した生産システムに取り組み、品質を向上させた上でのコストダウンを
目指しています。優れた技術を持つ職人の確保と、確かな品質の材料生産、
国産材等のストックに努力しております。
建築では、現場第一主義に基づき、顧客満足度のアップに全力で取り組んでいる会社です。

NPO法人エコリビング認証推奨協議会 特集:シックハウス

2009-06-02 12:24:26 | リフォーム産業新聞2006~

シックハウス症候群のために深刻な事態に陥っている人々と
日頃から接する3人から報告

①蜜ロウワックスを製造販売している 小川耕太郎∞百合子社の小川百合子「シックスクール症候群の現場から」
②化学物質化敏捷の患者さんを多数診察している てらさわ小児科医院長 寺澤雅彦先生
③シックハウス訴訟では第一人者である弁護士の秋野卓生先生

立場は違いますが、シックハウスに関して現場から報告を軸に構成された冊子です。



2002年6月 O-Cube vol89

2009-06-02 11:37:09 | エクスナレッジ-HOME-


2002年6月 リビングデザインセンターが発行する冊子「OーCube」-特集:サスティなブルデザインの中で小川耕太郎が執筆しました。

------内容---------

「サスティナブル」とは「持続可能な」と訳されることが多いですが、私は「私達人類・動植物・地球が存在し続けられる」という意味として促えています。単に長持ちする、リユース・リサイクル可能なという「物」的な考えではなく、私達が生活し、そういう生活が子々孫々と繋がっていくための考え方だということです。



 例えば、「長持ちする家」という発送であればその家は木造でも鉄骨造でもコンクリート造でも大きく問題ではないと思います。「健康面での害がなく長く生活できる」という意味でも、「間取りが家族の変化に対応できるのか」ということにおいても同様です。しかし、先ほどの意味で考えた場合に出てくる結論は「国産材を使った木造住宅」だと思います。

 

 どうしてかと申しますと、「家が頑丈で化学物質のでないつくりであれば、健康に、安心して生活できる」という訳ではないということになります。すべての人が家をシェルターにして、どこでも出かけないで生活することはできません。周りの環境も健康に生活する上で重要であることは明らかです。

 

 再生産可能な木材や鉄やコンクリートより持続可能です。外材(一部を除き)も同様に持続可能ですが、周りの環境を大切にするという観点から見ると国産材を利用することが必要です。現在角に外材を輸入するようになったため、国産材を生産する林業・製材業は経営が成りたたなくなっています。そのため、山の手入れが行き届かず森林の持つ公益的機能①水資源涵養②土砂流出防止③土砂崩壊防止④保険休養⑤野生鳥獣保護⑥酸素供給などが損なわれています。林業や製材業などの産業が成り立つからこそ、それらを生業にしている人々は森林に入り、山の手入れをすることが出来るのです。ボランティアだけで周りの環境を守っていくことは不可能ですし、補助金を使うやり方ではコストがかかりすぎます。


同様のことが、食を守る産業、農業・漁業などにもいえるのではないでしょうか。色の安全を確保するたねには、安全な食べ物を知り、生産している人達をしらなくてはいけませんし、その人たちが安全な食べ物を生産することで生活ができるような仕組みが必要だと思います。もちろん、それらの産業に従事する私達がその役割を認識し、情報公開し、節度を守っていなければならないことはいうまでもありません。


最近、地産地症という考え方がでてきてます。「地域の誰が、どのような考えで、どのようにして生産したのかがわかる商品をできるだけ利用していこう。そうすることによって産業を守り、環境を守り、自分達の生命・生活を守ろう。」という考え方です。私は「サスティなブル」をこのように考えています。

蜜ロウワックスを用いた、木の家のメンテナンス

2009-05-21 09:52:04 | リフォーム産業新聞2006~
-----日時:2009年5月17日(日) 15:00~16:00
-----場所:ギャラリー「くらしの杜」多目的ルーム

-----テーマ:蜜ロウワックスを用いた、木の家のメンテナンス


床板や建具、家具の仕上げに用いられれる蜜ロウワックス。
小川耕太郎を講師に、蜜ロウワックスの開発背景から効果、
お手入れのポイントのお話んも他、蜜ロウワックスの正しい
塗り方などを体験して頂く住まいの教室です。


-----参加の声
床ばかりではなく、子どもの玩具などにも使いたい!



完全な天然素材で出来ていることがよくわかった!






変なベタベタ感がなく、実際に塗って体験できてよかったです。



心の持ち様、腹の据え様

2008-07-31 14:37:32 | リフォーム産業新聞2006~
・・・・・2006年1月 長岡商工会議所会報NO.486・・・・・

長岡商工会議所で「山林循環経済活動」についての講演をやらせていただいてから3年が経とうとしています。
この3年間で、水害、震災、そして大雪と多くの災害で甚大な被害に遭われ、皆様が大変なご苦労をされていることに心を痛めております。
お見舞いと激励の意味をこめて寄稿させて頂きました。



 ここ数年は多くの天災とともに、社会全体も大きく揺れ動いていると私たちは感じております。
 リストラ、M&Aがありました。IT長者といわれる方も出てきました。
 勝ち組、負け組という言葉も使われ始めました。
「一流大学を出て、一流企業に入れば幸せになれる。」
という終身雇用制を前提とした価値観が壊れ、改めて「生きる」ことについて深く考え直すときにきているように思います。




 私事ですが、8年ほど前私たちも家業の製材業が倒産し、苦しんでいたときがありました。
 倒産によってすべてを失ったと幹事、絶望していました。
 妻がパートに出て、そのパート代5万円で食べるだけの日々が何ヶ月も続きました。
 その間私は、ただボーっとしている腑抜けものでした。
 でもやっぱり生きがいを持って生きたい。こんな中でも生きる喜びが見つけられるはずだ。そういう思いが日に日に強まり、
「これから私たちはどう生きればいいだろう」と妻と2人で寝ないで考え、何度も何度も話し合いました。





そして、「自然の恵みや自然を生かしながら作られた商品を販売することによって、自然を守り、生かし、育む産業を元の活気のある姿に戻してやる」
そういう仕事に行こうと決意し始めたのは半年後のことでした。



私たちは「自然の恵み、自然を生かしながら作られた商品」しか取り扱いません。
どれだけの利益が上がる商品であろうと、この条件に合わなければ販売しませんのであれが儲かるか、これが儲かるかなどと悩む必要がありません。
条件にさえあれば今までの常識にとらえられず、しがらみもなく、思った通りに行動できますので毎日が楽しく、いつも自由です。



私たちは新しい希望をみつけられたと感じています。
最近LOHAS=健康と持続可能な経済社会を実現するライフスタイル=
という価値観が注目され始めました。
「社会貢献と自己の生活を両立される生き方」
「安全な食べ物を摂り、環境に配慮した生活をし、社会貢献につながる仕事を行い、心身ともに健康に暮らしていこうという生き方」をいいます。


そして今、そういう生き方をしようとする方々が増えてきています。
「自ら吟味し、選択する生き方」
今までの価値観にとらわれず、自分にとって本当に大切なものを見つけ出すことは素晴らしいことです。


私たちはLOHASを気取る気がありませんが、自然が好きで、第一次産業が大事だとおもっています。
そしてそこで働く人たちや作り出される品々に深みや本質を感じます。
 


倒産したから不幸だとは思いません。倒産しても社会の役に立てると思っています。



どのような状況でなろうとも、心の持ち様、腹の据え様で道は切り開かれると信じています。長岡には素晴らしい自然と自然を生かす産業が数多くあります。
そして何よりも「米百俵」の素晴らしい精神があります。



皆様のお幸せを心より願っております。

  

ロハスプロデューサー大和田順子氏、尾鷲市で講演。講演の中で小川耕太郎もお話をさせて頂きました。

2008-07-01 12:38:42 | リフォーム産業新聞2006~

2008年6月9日 三重県紀北県民局にてロハスビジネスセミナーが行われました。
講師はロハスビジネスプロデューサー 大和田順子氏です。


セミナーの中で紀北地区のロハス的会社?として
小川耕太郎∞百合子社の小川耕太郎が15分ばかりお話させていただきました。


●●◎◎●内容●●◎◎●
①家業の製材所が倒産。月5万円の生活費で自給自足をしていたころ
 「これからどのように生きるのか」向き合った。

②蜜ロウワックスに行き着くまでの経緯

③蜜ロウワックスのワックスを売るのではなく
「その生産される背景の山を売る」発想で販売


④蜜ロウワックスが縁で、
 国産材、自然派住宅にこだわる工務店さんと縁が生まれ
 直接話しができた。

⑤今後の事業展開
~国産材の需要を伸ばすため、木材流通の簡素化の仕組みづくりに取り組む~



●●◎◎●講演での様子●●◎◎●
尾鷲、熊野地区の会社や起業家など約30名近く集まり
この地域でいろいろな取り組みをされている方が集まりました。
それぞれの会社が想い描いた事業を形にしていけるように
県側が企画したセミナーです。
皆さん、それぞれロハスな視点で事業を運営しており
それらが持続的に経営できると
面白い地区になるだろうと思います。


尾鷲、熊野は高齢化した市ですが
この自然豊かな資源を活かした
新しい産業が生まれることを願っています。


商いは生き物です。
いろいろな社会状況によって時には揺らぐこともありますが
この揺らぎの中でこそ「なにをするか。が明確に映し出されることもあります。」
これからも小川耕太郎∞百合子社が
継続できるよう頑張りたいと思います。

自然の恵みで地域活性願う

2007-08-17 12:25:33 | リフォーム産業新聞2006~
リフォーム産業新聞 2007年8月7日号発刊
「しぜんな自然派家造り」のコーナーで小川耕太郎が記事を書いています。


::::::::::::::::::::::::::::::::



月一回、十ヶ月のお約束で私が知っている工務店さんやメーカーさんなどの
中から独自の取り組みを積極的に行っている会社をご紹介して参りました。
つたない文章で読みづらい点が多々あったと思いますが
お許し下さいませ。今回をもって最後となりますので
私どものことを書かせて頂きます。



私どもは材木屋とハチミツ職人がつくった未晒し蜜ロウワックス
という自然塗料を中心に、自然を活かし、守り、育みながら生産される商品を開発、製造、販売しております。
私は元々製材業を営んでおりましたが約10年前に倒産しました。
私どもの製材所が倒産した後も
地域の製材所が次々と廃業していくのをみて
尾鷲という山と海しかない町で地域の産業が無くなったら
どうなるのだろうとずっと考えていました。


「第一次産業をもっと大切にしなければならない。」
倒産後半年くらい経ったある日、
備長炭の使い方を紹介しているTV番組をみて
一般家庭ではほとんど使われなくなった備長炭が
新しい使い方を提案するだけで
こんなに売れるのだったら俺が地元で取れる
自然の恵みを売ってやると事業を始めました。
根が単純なのです。




そのような経緯で事業を始めたため、
私どもは自然の恵みをできるだけ
そのまま活かし、
自然を守り、自然を育むことにつながる商品以外は
取り扱わないと決めています。
そしてそのような商品をたくさん販売することで
地域をもっと元気にしたいと考えています。
自然の産物以外は取り扱わないという制約は自由です。
業界の常識や商習慣に捕われることがありません。
常識はずれでも自然を活かすことになるなら何だって挑戦できます。
精進料理などもおなじらしいですが、制約することでかえって自由を
感じながら日々の仕事をしています。





今年私どもは「つくる」をテーマーに商品開発や
ネットワークの構築を考えています。
きっかけは正月の箱根駅伝をみているときに流れた
ビール会社のミュージカル仕立てにしたコマーシャルです」
「無いものはつくるしかない!欲しいものはつくるしかない!」
というものでした。
最近の「ITへの投資で何億稼いだ」「株式の分割して株価が暴騰した」
などのニュースを聞くたびにいつも違和感を抱いておりました。
それで社会に貢献できているのだろうか?
そんな会社で良いのだろうか?
そんな社会で良いのだろうか?
モノをつくり出す大切さを忘れてはいけない、そう考えていました。
まや、TVか!と思われるかもしれませんが
キッカケは何でも良いのです。
「感じることが感じたときにすぐに変えられる、行動に移す」ことが
大切だと考えています。




私どもも今後「つくるしかない!」でやって行きます。
自然を活かす商品をつくるしかない!
それらを取り扱ってくれる仲間をつくるしかない!
自然を守り、活かし、育みながら生活する、
そういう社会をつくるしかない!


皆様にも自然の恵みを大切にするリフォームを
お願いします。短い間でしたが、お付合いを有り難うございました。

地域住民と一緒に木を守る   ~リフォーム産業新聞寄稿2007.7.24~

2007-08-02 11:05:06 | リフォーム産業新聞2006~
しぜんな自然派家造り



 山弘(ヤマヒロ)は前身の製材業から数えて来年で創業50年目を迎える建設会社である。製材所を営んでいた頃と先代が病気で入院された頃の2度経営不振に陥ったこともあったが、その仕事ぶりを評価する地方の方々から支援を受け何とか仕事を続けてこられた。リフォームを始めたのは30年前で、当時リフォーム仕事は「ゴゾ仕事」といわれ職人さんがいやがることが多かったそうだ。しかし、地域の方々からの支援があったからこそ現代の山弘があり、その地域に「直し」を求めている方々がいるのならと人の嫌がる仕事を続けてきたのである。そして今では、兵庫県西播地域に5営業所を持つ会社へ発展している。
 



私共とは、2003年に次男、三渡保典さんから天然木材保護材の資料請求をいただいてからのおつきあいになる。何回かおじゃましているが「地域を大切にし、地域に根ざしている会社」だなといつも感じている。それは保典さんとの何気ない会話でも感じることができる。



たとえば、今は長引く木材不況の影響で、自分で製材すり遥かに安い木材が簡単に手に入る。つい先日私が訪れた材木市場にもそんな「換金のための材」がたくさんでていた。会社の利益を考えたらそのような材を使うことは当然のことである。しかし、地域の製材業者が次々と廃業し、山が手入れをされず荒れていくのを見て、地域の製材業者が次々と廃業し、山が手入れをされず荒れていくのを見て、地域の方々と一緒になって協同組合「しそうの森の木」という組合を作り、地域の木を生かし、地域の自然環境や産業を守ろうと努力しているのである。



 多くの方々に支えて頂いた「感謝の気持ち」があるからこそ、山弘は「地域と地域に住む方々に貢献する」にはどうすればよいのかというところから仕事を考えている。そのことが地域の方々に伝わっているから地域にとって必要な会社としてどんな苦境にたっても応援してもらええるのである。


 私は毎年何十件という会社を訪ね歩いているが、山弘ほど地域を大切にしている会社は無いように思う。これからまた50年続いて欲しい会社だと思うし、私の会社も同じように地域から愛される会社になりたいと思う次第である。

第9回想いが伝わる材木屋編

2007-06-12 16:50:40 | リフォーム産業新聞2006~
リフォーム産業新聞 2007年6月12日付 No.785

●しぜんな自然派家造り
 第9回想いが伝わる材木屋編

 ~ホームページから滲み出る社長の人となり~


 今回は木村木材工業(埼玉県鴻巣市)さんをご紹介したいと思います。木の切り出しからプレカット、枠材・造作類の製造販売まで手がける材木業者さんです。

 窓枠に使う塗料のことで木村さんからお問合せを頂いてからのお付き合いで、共同で展示会に出展する仲なのですが、私はいつも木村さんのホームページを見て感心し、嫉妬してしまいます。ホームページは会社を知ってもらうために今では欠かせないもののひとつですが、こんなホームページが作れたらうちももっと伸びるのにと思うのですが‥‥。

 山林部は秋田から静岡までの山で杉・桧の切り出しを行い、製材所に直送している東日本で一番大きな会社です。

 プレカット部は一本一本曲がりを確認しながら加工しています。材の癖を見て使い勝手を決めることは昔の棟梁なら誰でもやっていたことです。乾燥材が当たり前になって癖を見なくて良いように思われていますが、どんなに乾燥した材でも木には癖があり、その癖が出てきます。材をどちら向きに使うか確認しながら機械に投入することは実は大切なことで、何年か経って違いが明確に出てきます。

 造作材工場は材料一本から注文を受けてくれます。材の加工形状の要望にも応えてくれます。単価も明確です。

 ホームページを開き、やっている仕事の簡単な説明を読むだけで、この会社が手間隙を惜しまず、お客様のことを考えていることがわかります。ブログも開いていただければ、この会社の方針、社会に対する考え方、お客様への対応、そして何よりも社長の人となりが見えてきます。

 「朝3時20分にお客様から20枚のファックスが来ました‥‥。早速対応しなければ。」

 ブログに書かれていた文章の抜粋です。木村さんは朝早く一番に出社して仕事の段取りをしています。この日はさすがにいつもより早く出社していたようですが、朝3時20分の問い合わせにすぐ返事が来たら質問したほうがビックリしてしまうでしょう。

 今、いろんな会社がホームページを使って自社のことを知ってもらおうと努力しています。もちろん私どももそうです。しかし、ホームページで本当に信頼していただけるようになることは、そう容易なことではありません。どんな美辞麗句を並べても本当かどうかはきっと真剣に見ている方にはわかってしまうのです。木村さんのホームページ、毎日のブログの積み重ねを見ていただければそのことがお分かりいただけると思います。

 でも、信頼されるホームページの作り方や書き方、積み重ねの大切さがわかっても、真似できないんですよねコレが‥‥。


木村木材工業さん