中川輝光の眼

アトリエから見えてくる情景
paraparaart.com ArtDirector

ボッティチェリが描いた地獄から天国への道・・・逆円錐形

2017-01-25 | 美術を考える
  1. 世界の動向に無関心ではいられない、イギリスの『EU離脱(国民投票)』やアメリカの『トランプ大統領就任(選挙結果)』に驚き、これからの情勢の変化に注視しています。欧米の動向を歴史的視座から眺める時、わたしには、イタリア・ルネサンスを軸に見る癖があります、理解しやすくなるからです。
    『神曲』の詩人ダンテも、画家ボッティチェリもフィレンチェを追われた。生きた時代も状況も違いますが、いずれも宗教改革(政変)に巻き込まれたことが大きい・・・荘厳な教会を背景にした権力は、時に理不尽なことをする、不条理な暴力を振るうこともあるのです。教会やその周辺に貢献した画家ボッティチェリにも、それは非情にも行われました。ダンテは、命がけの逃避行のなかで『神曲』を書いています。フィレンチェを追われたダンテやボッティチェリの現実(リアル)が、芸術家としての眼を培ったとも言えなくもないが・・・。
    時に、権力が非情な街を造る場合があります、わたしたちがそのことに無関心ではいられない・・・拡大するグローバルな時代にも課題はあります、しかしながら、世界が閉じてしまっては非情(単細胞で不条理)な街が拡散されるばかりです。芸術家、いやアーチストやクリエーターは、時代の変容に敏感(素直)に反応するものです。
    ダンテが、『神曲』をベアトリーチェに捧げたのは、教会に対する違和感の対局に幻の華(真理)を見たからに違いない・・・。写真は、ボッティチェリが描いた地獄から天国への道・・・逆円錐形です。
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