平家物語・義経伝説の史跡を巡る
清盛や義経、義仲が歩いた道を辿っています
 




京都市の最北部、花脊の奧に信西が奉行となり、
平清盛が造営にかかわったという
 大悲山峰定寺(ぶじょうじ)があります。
鞍馬の奥にある大悲山は、山全体が山岳信仰の対象、

修験道の道場とされ、奈良の大峰山に対して北大峰とも呼ばれ、
この周辺は古くから落人の隠れ里でもありました。

俊寛が鹿ケ谷事件で鬼界ヶ島に遠流になった後、その妻子は
雪深いこの地に身を隠し
夫の無事を祈りましたが、
やがて近くの「なめら谷」で病没したと伝えられています。


 寺は平安時代末期の仁平4年(1154)2月、山岳修験者の
観空西念(三滝上人)が、
 大悲山の中腹に鳥羽上皇奉納の
十一面千手観音像を祀った堂宇を建てたのが起こりです。
境内の仁王門や本堂造営に平清盛が任命され、同年5月に仏舎利や
十六羅漢画像を清盛が奉納したと伝えられています。


 現存する本堂や仁王門などの建築物は、鎌倉時代末期の再建によるもので、
建築物や仏像はいずれも国の重要文化財に指定されています。

  境内は撮影禁止、住所・氏名・入山受付時間を届け、
 手荷物は寺務所に預けて上ります。 
 仁王門から老杉の木立の中の石段を上ると、鐘楼を過ぎた辺、
左手にある「俊寛僧都供養塔」が俊寛妻子隠棲を伝えています。
 「俊寛僧都供養塔」

「鬼界ヶ島に流島された折、僧都室一族
 大悲山境内に隠れ忍ぶ丈余の雪の中で三年余室、
 男児寒気のため亡くなり娘一人奈良の寺に預けられる。(源平盛衰記)          
 人々が後に供養塔をたてて供養したといわれています。」
              (俊寛僧都供養塔現地説明文)
 ここからさらに進むと中腹に舞台づくりの本堂や供水所があります。






右手の道に入るとバス停があります。

このバス停で下車、道なりに進みます。

迫りくる厳しい寒さに備えて薪がうず高く積んであります。


『アクセス』
「大悲山峰定寺」京都市左京区花背原地町772
入山 9:00~15:30
12月から3月まで及び雨天入山禁止

叡山電車出町柳駅から京都バス広河原行「大悲山口」下車、東へ2K(徒歩約30分)
(バスの本数が少ないのでご注意ください。)
『参考資料』
「京都市の地名」平凡社 竹村俊則「昭和京都名所図会」(洛北)駿々堂



 
 


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コメント
 
 
 
時間が取れたのでゆっくり心行くまま観賞させていただきました!! (フーミン)
2007-11-04 16:17:37
いろんな手法で見事なブログになっていますね

なにより、記事が興味深くとてもお勉強になります
ゆっくり、読書する気持ちで読ませていただいて
なるほどなるほどと
詳しい説明にうなずきながら、楽しませていただきました
過去の記事もまた改めて読んでみると、なおいっそう興味ふかく楽しいです

京都へ行った際によろうと印刷したページもいくつもありましたが、残念ながらまだ寄れませんが、記事を頼りに訪れてみようと、楽しみにしています

 
 
 
中央アルプスの紅葉のグラデーションが素敵! (yukariko)
2007-11-04 22:54:45
10月24日素晴らしい晴天で伊丹から新千歳に向かう空路で中央アルプスから能登半島、佐渡島、白神山地、津軽半島と北に行くにつれ、紅葉が麓に向かってどんどん下ってゆく様子がくっきりとした色の変化で分かりました。
この写真でもよく分かって素晴らしいですね!

花脊の奥に隠れ住まなければならなかった夫人・二人の子供と最低限の付き人達。
食料・衣類…持ち出せた僅かの金品と縁故を頼んだのかもしれず、ささやかなお寺の施しとではろくな暮らしも出来ず、世間に顔向けも出来ない気持ちのまま、さぞ辛く哀しくて生きた心地もしなかったでしょう。

後に法華寺に預けられ仏の道に生きた娘もひたすら両親と弟の菩提を弔った事でしょう。
動乱の舞台の裏でもみくちゃにされ犠牲になった人達が哀れですね。
もののあわれ…本来は自然や人事に触れて発する感動という意味の言葉ですが、
もっと物悲しい…無常観・因果感があって、これこそ平家物語の主題ですね。



 
 
 
フーミンさんへ (sakura)
2007-11-05 08:41:58
いろいろな手法を同好会で教えていただいて使わせていただいています。
フーミンさんに教えて頂いたマウスオンも重宝しています。

平家物語の記事は当時の人が歩いた道を辿り、物語を読み直し参考図書に導かれています。

説明がくどいと思いながらも、私自身記事にしながら少しずつ理解を深めています。
一緒に平家物語の旅をしていただけるととても嬉しいです。
登場人物ごとに記事にしているので、物語がダブルところもあると思いますが我慢してくださいね。
 
 
 
yukarikoさんへ (sakura)
2007-11-05 08:48:37
紅葉の季節の北海道、トップの画像で見せていただいています。
お天気もよく飛行機から眺める紅葉は素晴らしかったでしょうね。
やはり旅行はお天気次第、特に写真撮影には絶対ですね。

日頃熱心に会員を指導してくださっているYukarikoさんへの神様からのご褒美でしょう。

後に俊寛に長年召使われていた童の「有王」が鬼界ヶ島に一人残された俊寛を訪ねるシーンがあるのですが、
妻子の死を有王から聞いた俊寛は生きる気力を無くしてしまったようです。
今でも人里はなれたへき地!
あんなに大きなお寺の執行だった俊寛の妻子!
Yukarikoさんが想像して下さったような境遇だったのでしょう。
娘は十二歳で法華寺の尼になり家族の後世を弔いました。
いつも物語りを一緒に読んで下さってありがとうございます。


 
 
 
華やかなTOP画像ですね! (yukariko)
2007-11-06 09:18:50
華やかな上にベストアングルですね!
最初に見た時『おおっ!』と言ってしまいました(笑)よく撮影できましたね!!
見た目に華やかな雅楽「蘭陵王(らんりょうおう)」と海中の厳島神社の鳥居…絶対に平家を思い出させる象徴ですね。

前の「スペイン遠景」もとてもよかったですが、ブログテーマをお絞りになられたからには「表題」もTOPもこちらの方がぴったり。

「表題」は変わってもブログのアドレスは元のままですから「お気に入り」に登録している人は迷いません(笑)

またブログ検索時は「平家・平家物語・義経」などでヒットすると思いますから
新たな訪問者が増えることでしょう。
実際に足で歩いて確かめてのご労作を私も楽しみに読ませて頂いています。
これからもUPよろしくお願いします。
 
 
 
top画面リニューアルですね! (kazu)
2007-11-06 09:58:19
蘭陵王と鳥居の朱色が引き立ってステキですね!
その蘭陵翁のお顔を知らない私はじっくりと見たいのですが、白文字をもうすこし下に下げてみたらどうでしょうか?

又は「気長に充実させて見たいと思います」を改行すればよりすっきりきれいに見えると思いますよ!
 
 
 
ご指導ありがとうございました! (sakura)
2007-11-06 17:20:34
念願のトップの画像の変更ができました。
何枚も撮影したのですが、クッキリ撮影できません。
中から良さそうなのを何度も加工してこんな程度です。

文字色、背景色は以前のままのが
ぴったりのような気がして変更しませんでした。

今年1月の同好会の課題にブログを頂いて
正直逃げ出したい気持ちでした。

でもここまで育ててくださったyukarikoさんに、
申し訳ない気がしての、見切り発車。
今日まで散々お手数をおかけしました。
根気よく付き合ってくださって本当に
ありがとうございます。
これからも世話をお掛けすると思いますが、
よろしくお願いいたします。

ブログを更新するうちに自分なりのテーマが
見つかり、今は楽しみながらゆっくり更新させて
いただいています。

yukarikoさんのお好きな清盛も福原、宮島に残された史跡を撮影してきました。
また後程再登場してもらいます。
 
 
 
kazuさんへ (sakura)
2007-11-06 17:42:26
これでお顔が見えるでしょうか。
文字の下げ方がよく分からないので、
しばらくこれで我慢してくださいね。
例会でまたyukarikoさんにお尋ねします。

また後程、宮島の記事のところでトップの画像の
説明させてください。

いつも適切なアドバイスありがとうございます。
 
 
 
「蘭陵王」のお顔を載せました! (yukariko)
2007-11-06 18:55:57
kazuさんのコメントにあったので、お顔を見て頂こうと「yukarikoの好きなもの」で伊勢神宮で演じられたのと厳島神社での「蘭陵王」の二枚の写真を載せました。

sakuraさんは本筋と違う事はなかなかお載せにならないだろうから、応援団が代わってUPしますのでご覧下さい。

今年の12月の顔見世の昼の部に「勧進帳」と「義経千本桜」が出ます。
幸四郎・藤十郎・菊五郎と他に「二人椀久」で仁左衛門!
思いがけず実家の義妹からプレゼントされ、チケットが2枚。
こちらのブログで「義経の旅立ちまで」と「平家物語」を追体験させて頂いている最中なのでめぐり合わせに驚いています。

南座へ12月の顔見世に行けて、しかも演目が…!と大喜びしています。
姑と二人、大いに楽しんでこようと思っています。
 
 
 
早速!すっきりしましたね! (kazu)
2007-11-07 10:03:09
これで見易く見る方の気持ちもすっきりしました!
蘭陵王も喜んでられることでしょう!
 
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