節分の日、神社に福豆のお供えがありました。翌日の立春、これは御神体山に奉納しようと思い、御歳山へ入りました。御歳山はまさに神域。澄んだ空気を感じる場所です。山へ入ると上の方で一筋の光が差している場所がありました。あまりの神々しさに誘われるように登っていきました。光の筋は斜面にあって直径3,4mの平らになった場所に降りていました。多分、大きな木が根こそぎ倒れたことによってできた平らな場所だと思います。その少し窪んだ場所に水分を含んだ空気を反射させて光のサークルが出来ていました。空気のゆれに伴って光が揺らめいています。ああここは神様が休憩される場所なんじゃないかなあと思いました。何だか嬉しくなりました。自然が見せるちょっとした風景に胸が熱くなる時があります。そのものには意思などないのでしょうけれど、感じる人間の側が少し自然に近づく瞬間かもしれません。自然と自分。切り離せない何かめぐるものを感じるのはまさに喜びですね。
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朝もやの中、大和平野方面から、風の森へあがっていく国道から御歳のお山を眺めたら、ちょうど朝日がのぼり、田畑の中に大木がうかびあがるのです。
それはそれは厳かで、生きていることに感謝する瞬間でした。
おそらくこの風景は葛城氏の王宮が栄えていた時代からあまり変わってないはず。
こんな感動を共有できるあなたの人生を静かに祈っています。
あなたがここをやろうと思うと言ったあの時の、私の驚きと喜びは天を駆けめぐったよ。
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